平成12年度指導者講習会

講師 高島規郎氏
中学2年から卓球を始める
(それまでは、野球部、ラグビー部(6ヵ月))

講演

資料1
ヨーロッパと日本の違い
・日本は指導者が手取り足取り
・ヨーロッパは選手が自主的に
・スエーデンの卓球:町の卓球場。そこに一流選手もいる
・スェーデンはスポーツの中に自立心が入っている。
・日本は学校で
・試合が終われば、日本は必ずコーチに試含結果を報告。
・ヨーロッパでは、試合が終わって監督コーチに報告するのはお構いなし。報告に来る子はどういうところがよくて、どこが悪いかを質問に来る(きめの細かさ)

卓球:素質、運動能カも必要だが、努カ次第により何とかなるスポーツ
努力・経験・体験:活躍している学校は、いろんなところで他流試合。卓球はただ向かっていくだけでは勝てない。試含運びで相手の裏をかくことが必要。
ヨーロッパ:自分のカで得点(相手の失点待ちをしない)
ミスするときも攻撃してミス
日本:安定性を重要視(あまり強い力で打てない)
→試合でも強く打てない
→点を取りにいかない(相手のミス待ち)

田崎俊雄:競ってリードすると後半受けに変わる
(表ソフト)(人が変わる)←ダメ
逆転負けすることが何度もある
打って出てミスをしたらどうしようかと考える仁ダメ
日本流の練習(安定性を重視した練習、練習申のミスは悪いこと)ではこういうタイプが増える。

練習のときのミスは許される
試合のときのミスは許されない。
ミスが許される練習のときに必殺の練習をする。
今は入らないが練習して入るようにする。
ラリー主体の練習(ミスのない)ではダメ。ボールに威カがない。

資料2
サーブカを中国は最優先
サーブで4〜5本取れるカがあれば、レシーブは2本でいい。
レシーブを2本取れば、あとのレシーブはオールスマッシュをしてもよい。
レシーブのとき5本取られても、サーブで取れる。
サーブもレシーブも5本取る、と考えるのはダメ
(ミスができない吋ボールに威カが出ない)

ラッキーポイント
相手が凡ミスをしたとき、次もしてくれると考えると、ミス待ちの卓球になる←ダメ
次を積極的に攻める

資料3
日本の卓球:世界より10年遅れている。
技術、戦術、筋カ、体力、持久力、精補カ
ボールが大きくなると体カ、持久カがますます必要(ラリーの回数が増える)

ボールが大きくなると、
ドライブだけではダメ(スピードが落ちる)
スマッシュ、ショート(プッシュ性など)、バックハンドなど台の近くにあってスピードのある打ち方
カーブ・シュートの曲がりが大きくなる(横回転のプレーが多くなる)

うまくなるコツ→卓球を面白くすること
第一に、技術力→上手にしてやると面白い

世界の技術練習
システム練習を何千通り、何万通り
システム練習で技術力上げていく
日本:フォーム、打ち方で技術力を上げる
同じ打ち方で対応しなければならないと錯覚

フイーリング:教えることができない
ワルドナー:技術力などよりも、フィーリングを一番大切にしている。世界選手権が
終わると、2ヵ月ぐらいラケットを持たない(練習を休む)。ワルドナーのレベルになると、感覚が戻れば大丈夫。1週間もあれば戻る。
普通は:テクニック→フイーリング→メンタル

スピン、スピード、コースでバリエーション←集中カが必要

選手育成
日本:目標は日本一
ヨーロッパ:目標は金メダル、世界チャンピオン
ーから世界を狙うスタイルを、日本一を目標にしたら世界を狙えない。
強くなるためには:1.ライバル、2.いい指導者、3.いい環壌


コース取り
・バッククロスのボールをストレートにフォアヘ回されたとき、日本選手は90%以上フォアクロスに打つ(クロス打ちの練習が多いからストレートが苦手)
このあと、ストレートにバック側へかえされたら、100%失点。つなぎのボールをフォアクロスに入れると失点

 

 

 

多球練習:試含でくる球種と同じにしてやらないと試合で入らない


質疑応答
スエーデンのやり方
威力のあるボールを打とうとしているが、入る打ち方をしているのではないか?
自由にだけでは、永久に入らないのではないか?
→がむしゃらに強いボールを打つのではなく、どうやったらポイントを取れるか、自分の持っている技術の中でどうすれば1ポイントを取れるかをやっている。

ベンチのカ
チャンスボールをミスったら、ベンチが次はいけるという姿勢。
ベンチがああ〜、と思ったら、次のゲームも負ける

偶然は存在しない←原因が分からないだけ
人の思いは貴重
自分が目標を立てて、これは絶対やれるんだ、と思って頑張っていればやれる。

試合コーチ
何のためにやってきたか
いいところを指摘
もっとやれるんだという思いを強く持たせる

実力差があってもやっていける
相手が100の実力であっても80しか出せない場合がある。
自分の実カが70でも90を出せる場合がある。
だから、メンタル面を強化
何が起こるか(ネットイン、エッジ)わからない坤それに備えておく

ネット、エッジはゲームに2〜3本はあるものだと計算しておく
前半にあったら、後半はまずないと考える。
前半になかったら、後半になってそろそろだと考える。

卓球台のまわりの景色を目に入れておく。
ここでこう打つときは、この景色が目の前にある。
コーナーに入れば1ポイント取れる。10c皿くるえば1ポイント取られる。
最近の日本は、コースがすごく雑(申国との違い)←日本は安定性を重視(ミスをしなければいい)

実技
打法は無限にある。打ち方はこうだとは言えない。
この打ち方が一番いいとは言えない。
この打ち方では、こういう支障があるというのは言える。


 

基本の構えから基本の構えへ
・初級者:底とトップでラケットが止まる
・中級者:底かトップでラケットが止まる
・上級者:ラケットが止まらない
底でラケットを止めなければ、バックスイングが長い分ボールに威力が出る。相手にコースを読まれにくい
トップでラケットを止めなければ、もどりが早くなる。次球への対応に余裕ができる

カットマンの場合の打法

 


打とうとする方向に手が出てい<人が多い←時代遅れ
(いかに相手に読まれないかが基本(例えば手首を使う))

トップで止まらない←振る反動で戻る。足も戻る

バックヘの回り込み


これではもどれない

 

両膝を曲げる。左膝の曲げで戻る

ラケットを止めない指導


フォアクロスロング
打球後、ラケットをタオルにつける

レベルアップ
打球と打球の間に、素振りをする

中国式ラケット
人差し指の第2関節がラケットの端にかかる
バックのときにサムアップしない
手首を使って切り返し

利き腕で、フォア、バックに反復運動

バックハンドも同じ


ラケットが止まらない。行くときよりも、戻るときのほうが速い。
基本の構えはフォアハンドもバックハンドも
ラケットは高いほうがよい


ペンフォルダー
レシーブは全部フォアハンドで打つのが基本(バック前をフォアハンドで払える)
シェークハンド
バック前のレシーブはバックハンドを振るのが基本

向こう合わせ(ボールとラケットが衝突。溜がない)
飛んできたボールをあわてて取りに行く
飛んできたボールに対してラケットを合わせる

こちら合わせ(溜がある)
自分のボールにして打つ。自分のカで打つ

飛球に合わせてラケットを引きながらタイミングを取り自分のボールにしてから打球

カットマンの練習

感覚をつかむ。どれくらいの力で打てばよいか

ボールを床にバウンドさせてカット

カットマンにはじめての相手のボールを最初から、ミスせずに低いカットを入れろと言っても無理。
どんなに高くてもいいから、相手のコートに入れるようにする。まずインパクトのときの加減をつかむ。

打球の頂点が自領コート上にくるように、インパクトの加減を覚える。
それができたら、次にラケットの角度で高低の調節

オーバーミスが相手より多い選手が75%の確率で負けている。

ボールを打球するときは、どんな場合でも自領コートの上に頂点をつくる。
どこを狙うか:自領コート上に頂点をつくるように狙う。コントロールの考え方。

スィングを終わってからボールがネットを越える。バウンド直前にはスィングが完了。
インパクトをしてフォローをしているときにバウンドしているのはダメ。

ラケットを垂直に使うと、切る切らないがわかりにくい。
しかし、垂直に使うのは難しい。

カットマンのフォアカットは肩でスィング。肘中心ではあおってしまう。
バックカットは肘でスィング。

入れるだけのカットではなく、カット1本がドライブ1本と同じぐらいのカットを心がける。
カット:ダウンスィング十体重移動→ボールに体重を乗せる
フォアカット:右から左へ体重移動→ボールが沈む。
カットマン:並行スタンスは絶対ダメ。45度スタンス。上体も正面を向かない。
バックカット:空振りをしたとき、ボールが体に当たるダウンスィング。

ツブ高のカット:面を上向けても浮かない。ラケットを斜めにして、肘を体につけて
カット。

ツブ高のツッツキ:ボールを送りにいかないで、ボールの底をしっかり遼く切
る。
表ソフトのツッツキも同じ。自分の力で切る。

ペンフォルダーのショート
ラケットの先端を上げる
・ラケットの先端が左へ動く
(ボールの飛んでくるコースと衝突するようにラケットを動かさない)
・腕をスクリューする(ねじる)
・バックスイングがいろいろ変わらない。相手の球質にセットされる。

シェークハンドのバックハンド
・肘が体についている人:改造は難しい。スィング後、肘が伸びるところまで振る。
・ヨーロッパ式:肘が前に出ている。肘を中心に振る。

ショートの練習

試含中、この場所でショートをすることは
まずない。



試合中は、この場所でショートをすることがほとんど。
フォアヘー歩で動ける。


1本打ったらフォアを意識。ショートしたらフォアを打てるようにもどる。
(塞本練習)

回り込み
相手の打球方向が確認できてから回り込む


ダメ。フォアサイドヘもどれない


上半身は斜めを向く
インパクト後、フォアサイドヘもどる
膝のバネを使う

1本打ったらフォアを意識。ショートしたらフォアを打てるようにもどる。
(基本練習)


フォアサイドヘの飛びつき

左腰を引かない
左腰を申心に回る仁踏み込んでいく
体重も前にかかっていく
スィングは上半身をねじる

背骨を中心に回らない


ダメ。もどれない
フォアを2本つかれたら、打てない

ストレートもクロスも同じフォームで打つ。
打球の瞬間にラケットの向きを変える。

斜め下回転、横回転ボールに対するショート
・まずツッツいて切れ方をみる。
・ツッツキのフォームからツッツキの角度で振る。
・ツッツキの形をつくり、そこから振る。反動を入れる。