発売前のCM(※)がよほど効いたのでしょうね。
NINTENDO64の作品群で、本作ほど無残な扱いを受けた作品は二つたりとて存在しないでしょう。
本作は家庭用機初のコミュニケーションアドベンチャーとなった前作「ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ」の続編で、主人公が機械(人形)の風貌を帯びた少年から、人間とほとんど変わらない姿をした少女に変更されたことから一部の間で話題を呼びました。
ところがユーザーからの風当たりは大変厳しく、主人公「ジョゼット」が年端も行かない少女だったこと、そして先述のCMがあまりにも低俗かつ自虐的だったことなどから批判が更なる批判を呼び、揶揄が更なる揶揄を呼び、挙句の果てに本作は『ワンダープロジェクトJの面汚し』のレッテルを貼られ、それに呼応するように売り上げも伸び悩み、全国のゲームショップで捨て値にて叩き売られる結果となりました。
しかしながら私個人の考えを述べると、J2はギャルゲーでも何でもない純粋たるワンダープロジェクトJの続編だと認識しています。
というのも、世界名作劇場のようなあの絵柄や、パンチラすら見られないジョゼットの地味な衣装や、「コミュニケーションゲーム」とまで謳いながらギャルゲーのようにプレイヤーに媚を売らないキャラクターからはギャルゲーの片鱗すら窺えないですから。
ゲーム内容については既に数多くのサイト様にて、各々独自の視点から紹介されているので、あえてここでは紹介しません。
本作を最後に続編の望みを失ったワンダープロジェクトJシリーズ。
開発会社(ギブロ)が既に存在しない今、ここで何を言ってもはじまらないし何の意義を持たらすこともできないでしょう。
しかし『過去にこんなソフトもあったな』で終わらせてしまうには、あまりにも悲しくて惜しい・・・そんな作品です。
(※)結構有名なCM。ちょっと調べるだけでも大体の内容は分かるでしょう。
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