(11月)
澄み切った秋晴れのさわやかな休日、ドングリを踏みしめながら公園を散歩しました。
風も無いのに落ち葉がひらひらと散っていました。
万博公園「日本庭園」の木々も紅葉を始めています。

日本庭園では、初冬の花「山茶花」(サザンカ)が咲き始めています。
サザンカの名は江戸時代以前にはありませんでした。材が硬いカタシ(ツバキ)
より小形なので、ヒメカタシやコカタシと呼ばれていました。
元禄の頃、中国でツバキを指す「山茶花」から転訛したということです。

「平和のバラ園」では、秋の花の時期を迎え、世界各国から贈られてきた、
色とりどりの花が咲いています。
今回は、有名なバラの花を撮影してみました。
「ブルームーン」は、ドイツで作出された青バラの名花です。
バラは、青色を作るのが困難です。先日、サントリーより青バラの新品種が発売され
ましたが、理想の青バラには、未だのようです。
「ピース」は、フランスで作出された世界的に有名な品種で、バラの最高傑作とも言
われています。
「グリーローズ」は、中国原産のバラです。緑のバラの花とはいうものの、
花のように見えるのは、葉に変化している花びらのようです。

日本庭園「洲浜」に「ホトトギス(杜鵑)」が咲いていました。
ユリ科の植物で、花びらの班紋がホトトギスの胸毛の班紋に似ていることから
名づけられたと言います。
日本列島を中心に分布していることから、日本が原産であると推定されています。

日本庭園「竹林」には、「タカサゴユリ(高砂百合)」が咲いていました。
通常ユリは、6月〜7月頃に咲きますが、この時期に咲いています。
「テッポウユリ」に似ており、台湾が原産の帰化植物です。

日本庭園「竹林」の下には、「ツワブキ」の花が咲いています。
竹の緑とツワブキの黄色の花がマッチして美しい光景です。
ツワブキは海岸の岩場などに自生するキク科の花です。
葉がつやつやしているため、「艶蕗(つやふき)」と呼ばれ、
それがなまって「ツワブキ(石蕗)」となったのでは、と言われています。
ツワブキの花の周りでは、冬支度の蜜蜂が盛んに蜜を集めていました。

自然文化園「桜の流れ」−「せせらぎ広場」の園路に「原種シクラメンの花壇」があります。
この花壇には、鉢植えのシクラメンの原種であり、中近東や地中海沿岸に自生する
「原種シクラメン」が植栽されています。秋に咲く「シクラメン・ヘデリフォリウム」と
冬から早春に咲く「シクラメン・コウム」です。
原種シクラメンは、野生独特の可憐な趣があります。

自然文化園「世界の森」では、「ユーカリ」の高木に白い花が咲いていました。
オーストラリア原産で、日本へは1875年頃に渡来しました。
オーストラリアではコアラのエサになることで有名です。

自然文化園「自然観察学習館」周辺では、「アメリカフウ」が紅葉していました。
万博公園で最初に紅葉する木です。
アメリカフウはモミジバフウ(紅葉葉楓)とも言われます。
葉はモミジのように掌状に5裂していますが、モミジの仲間ではなく、マンサク科です。

木々の紅葉も進んでいます。暦の上では、まもなく立冬を迎えます。

(2009年10月31日 撮影)


サザンカ(山茶花)
(日本庭園 東南林)
サザンカ(山茶花)
(日本庭園 東南林)
サザンカ(千代鶴)
(自然文化園 つばきの森)



バラ(ブルームーン)
(平和のバラ園)
バラ(ピース)
(平和のバラ園)
バラ(グリーンローズ)
(平和のバラ園)



ススキ(薄)
(自然文化園 万葉の里)
ツワブキ(石蕗)
(日本庭園 竹林)
ホトトギス(杜鵑)
(日本庭園 洲浜)



タカサゴユリ(高砂百合)
(日本庭園 竹林)
アメリカフヨウ
(自然文化園 大地の池)
原種シクラメン
(自然文化園 原種シクラメンの花園)



アメリカフウ(アメリカ楓)
(自然観察学習館周辺)
ユーカリ
(自然文化園 世界の森)
ジュウガツザクラ(十月桜)
(日本庭園 休憩所丘)



モッコク
(日本庭園 心字池北)
サンシュユ
(日本庭園 心字池北)
カリン(花梨)
(自然文化園 世界の森)