荷主の課題:『物流の変動に対応する』 01/10/29 BACK
最近の荷主は物流上での大きな課題を抱えています。それは物流環境が変動する中で、如何に自社の物流を最適化するかということです。そして、荷主の最適化に物流業者が如何に関わるかということも重要な課題になってきます。
■ 荷主の物流環境の変動
@全ての荷主企業にとって物流環境は大きく変動している。メーカー同士の共同化やメーカーと卸・小売業との物流共同化が潜行しながら進んでいる。
A荷主企業は物流コストを大きく下げることを使命とされている。これを実現する為には自社の物量だけを頼りに改善を行うよりも、他社との共同化が欠かせないことになる。
B物流環境が大きく変動する場合には、荷主は自社でセンターや車両を保持しないことが一般的になるだろう。自社で保有すると、変動に対するリスクが大きい。今後はノン・アセット(物流資源を持たない)型が主体にになって行くだろう。
C荷主がノン・アセットで行くならば、アセットを提供する企業が必要になる。これは一部の荷主(共同化のリーダー荷主企業)や物流業者が担当することになるであろう。
■ 物流業者が如何に荷主物流の変動対応に関わるか
上記のように、荷主の物流環境が変動する場合、物流業者の関わり方は大きく変わることになります。その役割としては、次のことが挙げられます。
@共同物流を企画し、複数荷主を集めることを荷主に提供・提案する。
A共同物流のアセット業者として、物流設備を提供する。ローコストで品質の良い物流を提案する。
B物流全体のトータルコストが下げられるような管理技術を提供する。管理を請け負い、物流コストを下げてゆく。
荷主は大規模な環境変化に対応するために、同業他社・異業種そして物流業者とのネットワークを作りたがっています。物流業者は、環境変化をチャンスと変えて自社の基盤を強化し、提案型企業に自己変革して行きましょう。
入江 淳一(IDC)