荷主の課題:『物流管理』 01/11/11 BACK
荷主にとって物流管理を自社で行うか、それとも他社にアウトソーシングするかはホットな課題になっています。そこには物流管理のプロフェッショナルが問われているのです。
■ 荷主が行っている物流管理とは
@顧客の受注に対し、物流側で発生したトラブルの対応策を図っている。事故・遅納・誤納への対応である。
A物流作業を物流業者に委託している場合でも、入荷や出荷等の持ち場毎の仕事量の予測を行い、必要な要員を算出している。物流作業者を効率よく動かす為の管理である。
B物流センターには様々な物流業者が出入りしている。多数の荷役業者と配送業者である。これらが円滑に楽しく働く為に、労務管理やゴルフコンペ等で盛り上げてゆくのもセンター長の役割である。
C物流センターと所在地域との有効な関係を続ける為の地域活動も、センター長の役割である。
上記のことは物流を円滑に稼働させる為に管理という役割でした。しかし、荷主として最も重要な物流管理は物流コストの低減になってきたのです。荷主側は、今まで自分たちがやってきたことは果たして本来の役割なのかを検討し始めたのです。
■ 物流管理のプロを期待する
荷主側の物流要員は、その役割を大きく変えることを経営から突きつけられています。その要因としては、次のことが挙げられます。
@トータル的な物流コストを下げることを経営者から要求されている。
A物流管理はそれを最適な企業がやればよい。しかし、果たしてどの企業が最適なのか?荷主の物流要員は管理のプロなのか?或いは物流業者は作業だけでなく、物流管理のプロなのか?或いはコンサルティング会社がプロなのか?
Bトータル物流コスト削減の為に、荷主側物流要員の少人数化や、物流部門の子会社化が否応もなく進んでいて行っている。
従来通り物流管理を自社に残すという余裕は既にありません。物流コストを下げてくれる最適な物流管理領域の獲得競争が既に始まっています。プロとして生き残るのはどのような企業になるのでしょうか。
入江 淳一(IDC)