SCMの構築:『CTO化』                   01/9/7           BACK

受注仕様組立(CTO=Configure To Order)はメーカーにとって理想的な運営方法です。受注が確定してから顧客に合わせて組み立て、顧客に対応する方式です。パソコンのデル・コンピュータ社の成功と共に、CTOが話題になっています。

■ CTOのメリット

@ 受注が確定してから生産を開始するために、製品在庫を持つ必要がない。製品在庫リスクがない。
A 顧客の特注により製品仕様が異なる場合である。このやり方は顧客との結び付きが強くなるため、価格競争に巻き込まれにくい。
B 特注品であるため、大量生産を目指した大規模企業との規模競争に巻き込まれる心配が少ない。

■ CTOを実現する為に

@ 受注から納入までのリードタイムがある程度短くないと、顧客は待って貰えない。
A 自社工場の短納期生産のために、現場の標準化や改善があるレベル以上になっていることが前提である。
B 確定受注後に特注仕様で生産するといっても、部品の標準化を行ってないとバラエティが多くなりすぎ効率が悪くなる。
C 部品在庫リスク管理が重要である。部品を重要性と調達力を勘案して、どれほど在庫を持つかで受注対応力と利益が決まることになる。
D 部品在庫が重要な場合は、部品ベンダーとの関係性が重要となる。

このようにCTO化はメーカーに多大な効果・影響を及ぼすことです。そして、このCTOに意図的に変革する企業も出てきています。このようにCTO等の方式を再デザインすることはメーカーの重要な戦略になってきているのです。

                                               入江 淳一 (IDC)