SCM構築:『需要予測は当たらない』          02/02/11        BACK

 サプライチェーンマネジメント(SCM)では需要予測が大変に重要な要素になります。需要予測がある精度があれば、見込み生産を行っても、受注生産以上のメリットを享受できるからです。しかし、需要予測はなかなか当たりません。そしてそれを良いことに努力をしていない企業があります。

■ 需要予測を当てるためには

@需要予測のやり方が異なる商品群や販売チャネル群をグルーピング化する。
A需要を予測する為の必要情報を明確にすることである。過去の販売実績だけでなく、特売情報や小売の棚(フェイス)をどの程度取れているのか、等需要予測のためにどの情報が必要かを明確にする。
B現状では、必要な情報はどの程度入手できているかを把握する。情報の量・精度・入手タイミングはどの程度なのかを把握する。
C需要予測の方式は何種類かあるか、どの方式が最も合うのかを見極める。

■ 需要予測が当たらない要因

@必要な情報が何かを明確にしていない。また、集めようとしていない。(必要な情報を全社的に集めることは大変なことなのです。)
A一担当者の経験と勘だけでやっている。その担当者は数字を重視してやっていない場合もある。
B定番的な商品では需要予測は比較的当たる。需要予測を当てたいのは新商品等である。しかし、新商品では、過去実績がない・動きのパターンが掴みづらい・他社商品との兼ね合い・小売の販促情報が入ってこない等の実状があり、把握しづらい。

需要予測は決して100%当たるものではありません。しかし、当たらないからこそ、企業の対応が大きく分かれています。予測精度が○○%しか当たらないという企業もあるし、当てる為に何もしていない企業もあります。

         入江 淳一(IDC)