荷主から物流業者への期待:『荷主原因のムダ』             10/10/20          BACK

 荷主が物流業者に期待することに、荷主側の悪さ及びそれによって発生している物流のムダを指摘して欲しいことがあります。

■ 荷主の悪さとは
@入荷に関して
 ・入荷予定がない、守られない、分納時の情報が来ない、大ロット入荷が突然来る
 ・入荷時間がばらつく、パレットで入らない、パレットが統一されていない
 ・商品のコードが認識できない、入荷不良が多い、等
A出荷指示に関して
 ・緊急出荷が多い、出荷指示の取消が多い、出荷物量の変動が多い、等
B保管に関して
 ・保管在庫量の変動が大きい、保管在庫量が見えない、等

このような悪さをいくら口で言ってもなかなか明確には荷主には伝わりません。悪さの原因が荷主の物流部門以外にある場合が多い為に、データで示すことが必要なのです。

■ 悪さによる影響を定量表示する

 しかし、荷主は悪さだけを指摘して欲しいわけではありません。悪さを解決すれば、どの程度の効果が出るかの提案までも求めているのです。例えば、次の通りです。
@入荷・出荷に関する単位当たりの作業を速く、少人数で作業することができる。
A入荷・出荷毎の忙しい時間帯が集中している為に、効率よく作業できる。
B仕事量が毎日変動するが、ある程度予測が立つ為に作業人員を仕事量に合わせて変える。

荷主はトータル物流コストを下げることに頭を痛めています。その為に、物流業者にも改善提案を求めるようになります。物流業者は単に作業請負者ではありません。プロの物流事業者としてデータを把握し、それによる改善提案ができなければいけないのです。

                 入江 淳一(IDC)