リスクマネジメント:『在庫』            02/02/17         BACK

サプライチェーンマネジメント(SCM)は仕事のやり方をリーン状態(筋肉質)にし、その上でリスクに如何に対応するかを決めることです。社内外の様々なリスクに如何に対応するかを、商品在庫というものに含めて管理することなのです。

在庫にはどのようなリスクをかけているか

@需要予測の変動。自社の需要予測力の不完全性。
A顧客からの急な受注に関する欠品率。顧客に対するサービス率。
B製造面での管理バケットによる製造リードタイム。
C製造面での負荷変動や設備不良による、急な製造に対応できない割合。
D部品の調達リードタイム及び急な調達欠品。

在庫リスクで何を管理するか

@顧客へのサービスとして、自社がどの程度の欠品しか起こさないかを方針として決めておく。欠品率ゼロを目指すのはコストがかかる。欠品率を通して、顧客側の事業との方針を決めておくことに結びつく。
A顧客からの受注に対して、自社がどの程度のリードタイムで対応できるかの時間遅れを在庫として管理しておく。
B自社の製造管理バケットという製造リードタイムという実力を、在庫というリスクに形に替えて管理する。
C製造面のトラブルによる製造リードタームというトラブル管理の実力を、在庫というリスクに形を替えて管理する。

商品在庫は自社の色々なリスクに対して、どのように対応するかの方針の固まりになったものです。その代わり、在庫を通して様々な方針や、全社的な行動則を作ることに結びつきます。是非、在庫を通して明確な全社リスク管理をしていきましょう。

                           入江 淳一(IDC)