荷主の課題:『中途半端からの脱却』 01/11/3 BACK
最近は荷主の方向性がかなり変わってきたように感じます。荷主が中途半端に物流に関わることから脱却しようとしていることです。その原因は、やはり不況等でトータル物流コストを下げることを強く求められているから出ています。
■ 中途半端からの脱却とは
@過去数十年の間、企業活動を続けてきた。最初は自社で物流作業も行い、次には物流作業は委託し物流管理を行うようになってきた。
A物流部門の年輩者は今でも物流管理というよりも、物流作業時代の名残が残っている。管理で物流コストを下げ経営に貢献するよりも、物流作業に詳しいベテランとして管理している。要は物流業務はやっていても物流のプロがいなかった。
B過去の経緯から自然発生的に業務が出来上がっており、物流に関して自社が何をやるべきかが不明確になっている。自社は作業のプロか、それとも作業は物流業者に委託して管理のプロなのか、或いは管理も任せて物流企画のプロなのかを問い直す時期に来ている。新しい役割を設定し、それをプロとして実施できる人を育成しなければならなくなっている。
■ 荷主は何を目指すのか
@物流部門は単なる物流機能を担当する部門だけではない。物流のプロとしてどの範囲を自社で受け持つかを明確にしていく。
Aトータル物流コスト低減の為に、自社物流コスト(要員削減)を進めなければならない。その為に社外スキルをどう活用するかを真剣に検討している。
Bその為に活用できる社外スキルを、どの企業がどのように保持しているかを見極めようとしている。
もはや自社だけで物流を運用する時代が終わっています。物流管理でも自社が行う必要は全くなく、最も良い効果を出せる企業が行えば良いことです。荷主が中途半端意識から目覚めたら、一気にプロフェッショナルの物流及びアウトソーシング物流が期待されることになって行くのです。
入江 淳一(IDC)