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さよならヤングサンデー

2008.8.10 UpDated


2008年7月31日。グラビア界で一時代を築いてきた『週刊ヤングサンデー』が、コミック雑誌不振のあおりを受け、惜しまれつつも休刊となった。
ヤングサンデーは1987年、月2回刊で創刊。1995年11月(1996年度)より週刊化され、今年で13年目であった。(ちなみに、当研究所の遡及調査の基点は、ヤンサン週刊化時に置かれている。)

ヤングサンデーは当初よりグラビアに力を入れており、青年漫画4誌の中では常にトップレベルのグラビア量を誇った。
雛形あきこ、さとう珠緒、加藤あい、青木裕子、本上まなみ、酒井若菜、小向美奈子、釈由美子、吉岡美穂、仲根かすみ、平田裕香、森下千里、佐藤寛子、山本梓、小松彩夏、原幹恵、沙綾など、ヤンサンのグラビアから飛翔したグラドルは、枚挙の暇もないほどである。

この度の休刊にあたり、当研究所では、ヤングサンデーがグラビア界に残した多大な足跡を顕彰するために、ヤンサンが週刊化された1996年から2008年までの13年間におけるヤンサン・グラビアのオールタイム・ランキングを作成した。
読者諸兄におかれましては、このランキングより、ヤンサンの漫画誌ではなくグラビア誌としての歩みを感じていただければと思う次第である。
なお、採点方法は12誌調査と同じ得点方式。また、オールタイムに加えて、各年度のナンバーワングラドルも併せて掲載した。


1996-2008 YS BEST30 & 各年度1位


ランキング講評

BEST30にランクインしたグラドルには、スレンダーなお姉さま系と、童顔巨乳系が多い。この辺りがヤンサンの特色を出していたと思われる。
逆に言えば、先発のヤングジャンプとヤングマガジンが自前のスレンダーな妹系王道アイドルを量産している中、後発雑誌として差別化をはかった結果がこの狙い目になったとも言えよう。
また、オーディションを主催し、一から自前のグラドルを育成するよりも、ある程度経験を積んだグラドルをプッシュする方針を最後の方までとっていた。その意味で、自前育成企画のミス乙女学院がやっと盛り上がり始めたところでの休刊は残念である。

さて、そろそろランキングに目を転じてみよう。オールタイムで1位に輝いたのは小松彩夏。2004年度以降ヤンサンに偏愛され、2006年度には1誌としては驚異的な61点を記録。ヤンサンと週刊プレイボーイの一ツ橋系2誌のみの登場ながら年間総合10位にランクインするなど、(今から思えば)ヤンサン最後の輝きを演出した。
2位は唯一2回年間1位を獲得した山本梓。表紙登場回数では小松彩夏を抑え17回で単独最多を記録。3位の仲根かすみも入れて、スレンダーお姉さま系がベスト3を占めたといえよう。
4位の佐藤寛子、5位の小向美奈子は童顔巨乳系。この2人はヤンサンからトップグラドルにブレイクした典型である。
以下はご覧の通りだが、年間1位に目を転じてみると、1996年の西原麻衣は東洋紡水着キャンペーンガールだが結局ブレイクせず。1997年のさとう珠緒は苦節の末ミニスカポリスでブレイクした頃。1998年の青木裕子は絶頂期だった。1999年の本上まなみと2000年の酒井若菜は、グラドル時代を知らない方も今や多いかもしれない。2001年の小向美奈子は16歳の素肌と童顔巨乳がとても眩しかった。2002年の吉岡美穂は人気絶頂のレースクィーン。インリンと榎木らんと「ミイラン」を組んでレコードを出していたのも今や一児の母。そうそう、2003年の仲根かすみも子持ち人妻。

とまあ、なかなか総括は難しいのだが、12誌調査で総得点の10%を占めていたヤンサンがなくなることで、2009年度以降は総合ランキングの傾向にかなりの変化が出てくるはずである。小松彩夏を筆頭に、紗綾、木口亜矢、辰巳奈都子、秋山莉奈、鎌田奈津美あたりは厳しい局面が出てくるかもしれない。
ともあれ、拡大一途だったグラビア界も、今後縮小に向かう公算が強くなった。ヤンサン休刊がグラドル全盛期のひとつの終わりを象徴しているのは、残念ながら確かかもしれない。


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