| オートキャンプ入門 |
キャンプと言えば、いまでは車を使ったオートキャンプのことを言うのが常識。オートキャンプはあらゆるアウトドアレジャーのベースです。けれどもこれほど盛んになった現在でも、オートキャンプが本当に正しく理解されているとは言えません。そこでIFCC流オートキャンプ入門講座を開きました。 オートキャンプにキャンピングカーはいらない? オートキャンプと聞くと、雑誌で見た大きなキャンピングカーを想像するひともいるでしょう。でも日本でオートキャンプを楽しんでいる約1000万人の愛好者のうち、キャンピングカーを持っている人の割合は1割にも足りません。「オートキャンプはキャンピングカーがないとできない」というのは大きな誤解です。大部分の人にとって車はあくまでもキャンプに必要な荷物を積み、わが家から目的地まで移動するための手段。だから普通の乗用車でも十分ですし、ワンボックスカーやステーションワゴンのようにスペースの豊富な車があれば申し分ありません。もちろんマイカーがなければレンタカーでもいいのです。 オートキャンプにマニュアルはいらない? アウトドアの専門誌を読むとオートキャンプをするための道具や、設営のしかたがことこまかに書かれていますね。読んでいるうちに、オートキャンプはしてみたいけれど、こんなに大変でお金もかかるなら、と足踏みするひともいることでしょう。オートキャンプは本当は、家族や仲間と手軽に出かけ、自然の中でのんびりと楽しい時間をすごすことができる合理的なレジャーです。マニュアルに縛られて、たくさんのキャンプグッズを買い込み、キャンプ場でそれらをセットするだけで半日つぶしてしまうというのは、なんとも不合理な話ですね。 オートキャンプにキャンプ用具はいらない? オートキャンプのマニュアルには必ずツーバーナーやクッキングセットなどが必需品として載っています。でも煮炊きするのには家庭で普段使っているカセットコンロで十分。小さい食器をコンパクトにまとめたクッキングセットは確かに持ち運びには便利ですが、炒めものをするときは家庭のフライパン、煮物を作るときは鍋にまさるものはありません。とにかく家庭で使い慣れているものを最大限活用することです。 テントもいらない? 最近はオートキャンプ場にバンガローが増えています。なかにはベッドからキッチン、エアコン、テレビまでて完備した豪華なコテージもありますから、手ぶらで行ってアウトドアライフを楽しむことも可能です。でも、もしあなたが家族と一緒に自分たちの家を作る楽しみを味わいたなら、そしてより身近に自然を感じたいならばテントに泊まることをお勧めします。キャンプ場によってはテントを貸し出している所もあるので、一度利用してみるといいでしょう。キャンプ場のスタッフがテントの立て方まで親切に教えてくれるはずです。そしていよいよ自分のテントが欲しくなったら、専門店に行ってお店の人にこう言ってください。「軽くて、丈夫で、簡単に立てられるテントをください」。 オートキャンプは経済的? たとえテントを買ってもすぐに元を取れるのがオートキャンプ。「レジャー白書2002」によると、宿泊を伴うレジャーの1回当たりの費用を比較して見ると、オートキャンプは12730円で、帰省旅行24060円、国内観光旅行32340円、そしてもちろん海外旅行 196500円に比べてずっと安いことが分かります。 「オートキャンプ白書2004」にはキャンプ1回当たりにかかった費用が載っています。それによると1万円台が38%と最も多く、オートキャンプがいかに経済的な旅行形態であるかが分かります。しかもオートキャンプの場合は、家族単位での費用になりますから、1人当たりに換算するともっと安くなります。たとえば4人家族で1人1回当たりの平均単価はオートキャンプの場合5178円(日本オートキャンプ協会調べ)で、ホテルや旅館に宿泊した場合の1人1回当たりの旅行費用41400円(日本観光協会調べ)の約8分の1となっています。費用対効果(キャンプにかかるコストとキャンプを通して得られるもの)を考え合わせると、オートキャンプは極めてコストパフォーマンスにすぐれたレジャーであると言うことができるでしょう。 |