| テント質問箱 |
|
たとえば私の場合は、最初に<軽くて、コンパクトで、雨漏りがしないテント>というコンセプトで、フェールラーベン(スウェーデン)から出ているカマボコ型の山岳テントを買いました。家内と二人でキャンプするにはちょうどいい大きさで、4、5年愛用していました。ただ天井が低いのでテント内で着替えをするのに苦労しました。また北欧製のためか、密封性が高すぎて日本の風土では結露が多いのが欠点でした。 そこで子供が生まれたのを機に、<人が立てる高さで、結露の少ない綿製のファミリーテント>にしようと、マルシャル(フランス)のロッジ型テントを買いました。品のいいデザインで、どっしりしているうえ、綿の風合いが気に入っていました。でも家族やクラブで頻繁にキャンプに行くようになると、重くてかさばる、設営・撤収に時間がかかる、雨で濡れた後の手入れが大変といった短所が気になり出しました。 次に<人が立てる高さで、軽くて簡単に建てられるテント>ということで小川のドーム型テントを購入しました。素材が化繊、アルミポールなので軽量、設営・撤収が簡単、しかも6人用と広く結露も気になりません。 さらに今年、単身でキャンプに行くときのために、<設営・撤収が完全にワンタッチでできる>小川の「アスピート5」を買いました。今まで使っていたドームテントよりも1回り小さいのでテント内で直立することはできなくなりましたが、ワンタッチの手軽さを重宝しています。 このようにテントは利用者が何を求めるかによって同じ特徴が長所だったり、短所だったりします。だから大切なのは、そのときどきのライフスタイルや環境に応じて、自分が何を一番重視するかをはっきりさせることだと思います。
(1)フライシートにフックやループなどの留め具が縫い付けられている場合、その付け根部分から漏っている可能性があります。そこはテーピングによるシーリングができない箇所なので、防水剤(シームシーラー)を塗ってやれば止まるはずです。 (2)雨漏りの箇所が特定できず、全体が漏ると思われるような場合は、 雨漏りではなく結露です。化繊テントで防水が効きすぎるとテント内は 雨漏りしたのと同じ状態になります。この現象は特に雨が降って湿度の 高いときに起こりやすいので、余計まぎらわしいのです。 (3)通販やホームセンターなどで買った三流品で十分防水処理がされていないケース。この場合でも、フライシートの外側に防水スプレーをかければある程度使えるはずです。ただし、最初から縫い目に隙間が見えるような安物テントは迷わず捨てること。
![]() ![]() ロッジドーム型って? ![]() ![]() ![]() 1980年代、オートキャンプが普及しはじめた頃は、テントといえばロッジ型でした。家のような形をしたテントはファミリーキャンプのイメージにもマッチしたのでしょう。ロッジ型テントの代表格は小川テントから出ていた「オーナーロッジ」。いまでもロッジ型テントをオーナーロッジと呼ぶ人がいるくらいです。ところが1990年代に入り、オートキャンプがブームになると簡単に持ち運びできて設営も楽なドームテントが登場し、急速にシェアを伸ばしました。現在ではドーム型テントはテント全体の8割を占め、ロッジ型は1割に満たない状態です。ところが21世紀に入りオートキャンプブームが過ぎて落ち着きを取り戻すと、新たにロッジ型とドーム型を組み合わせたロッジドーム型テントが登場します。ここ数年、その数はゆっくりですが確実に増えています。ドーム型テントのように簡単に扱え、しかもロッジ型テントのゆったりとした居住性を兼ね備えたロッジドーム型の人気は、オートキャンプが成熟段階に入ったことを物語っているのかも知れません。 |