2005年10月7日から16日まで、台湾東部の景勝地、花蓮(ファーレン)県にある鯉魚潭(リウタン)でFICC(国際キャンピング&キャラバニング連盟)の第70回世界大会が開催され、海外キャンパー150人を含む約1200人が参加しました。開幕直前に10年に1度という激しい台風の直撃にあい、キャンプ場はほぼ壊滅状態になりました。
しかし軍隊が約400人の兵隊を投入して開会式の前日まで復旧に努めました。大会会場となった鯉魚潭露営場は高木の幹が折れ、イベント会場になるはずだったビッグテントの幌が吹き飛ぶなど、台風の傷痕がなまなましく残っていました。
開会式が行われたのは大会会場から約2キロメートル離れた鯉魚潭の湖畔に設けられた公園。先住民族の若者が掲げるそれぞれの国のプラカードを先頭に、民族衣装を身につけた各国キャンパーが開会式の会場まで行進しました。日本隊は女性は浴衣姿、男性はハッピ姿でパレードに参加。沿道の地元住民から熱い拍手を浴び、一緒に記念写真を取ったりしました。
開会式では台湾キャンピング&キャラバニング・クラブの陳盛雄会長や来賓の挨拶に続いて、FICC会長がスピーチをして大会の開会を宣言しました。
するとFICCの旗をひらめかせたモーターボートが現れ、湖を2、3周したあと、岸に運びました。それを華やかな衣装をまとったアボリジニの5人の女性が受け取ると、朗詠しながらメインポールまで運び、酒で周囲を清める儀式を行ってから、ボーイスカウトに手渡しました。FICC旗はベートベンの第9交響曲「歓喜の歌」のメロディーに合わせてメインポールに掲揚されました。
開会式の後、湖畔のレストハウスにて夕食サービスを受けたあと、参加者全員がバスに乗り込み花蓮市内へ。折しも花蓮は観光月間の最中で、市内では記念式典が行われていました。FICCのメンバーは到着すると同時に、盛大な打ち上げ花火で歓迎を受けました。それぞれ国別に地元の若者たちに入り混じって通りをパレード。メインステージの前で、流れる音楽に合わせて即興の踊りを披露し喝采を浴びました。その模様は台湾中にテレビ放映されました。
大会期間中、各国の参加者代表は太平洋を一望できる高台のホテルに招待され、花蓮市長の歓迎を受けました。市長の挨拶の後、地元アボリジニの子供たちによる民族舞踊が披露され、豪華な中華料理が出されました。
日本隊は各国のキャンパー100人を招待して「ジャパン・パーティー」を催しました。日本からもっていったブランディー、ウィスキー、日本酒、焼酎をテーブルの上にずらりと並べ、現地で買ったフルーツやチーズやチョコレート などを出しました。メインはおでん。現地で食材を調達して作りましたが、あっというまに売り切れてしまいました。食事のあとは日本人メンバーによる合唱、大正琴とハーモニカの演奏を披露しました。
世界中から集まったキャンパーが、台湾キャンパーの熱いホスピタリティーに迎えられて国際交流・文化交流を深めた10日間でした。
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