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2003/11/19 日記: 本を出版するということ[いがぴょんの日記v2,diary,igapyon] 書籍査読開始 , 午後は駒場東大前付近で講習会練習 |
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07/16 最新版の Eclipse である Eclipse Classic (SDK) 3.5.0 一式 (日本語化済み) が Windowsインストーラを用いてインストールできます。 BlancoEclipseDistribution は Eclipseディストリビューションのひとつに該当します。 |
| 午後は講習会練習 |
駒場東大前付近で講習会の練習を行っています。
行く途中で 毎コミに寄って原稿印刷物を渡しに行きたい、と勝手に思っておりますが…
10:46 時間的に余裕が無くなり、郵送することになりました… 東京の事務所で原稿を2部カラー印刷していたのですが、なんだかそれだけで午前中が終わってしまいそうな勢いです。カラー印刷恐るべし (というか なんだか原稿の量がべらぼうに多いような気が…)
23:18 なんと 打ち合わせが21時までかかりました。いがぴょんは さすがに お疲れモード。
| 某書籍査読モード開始 |
某書籍の査読を 東京のymotoさんに依頼しました。ぼろぼろと 不具合が発見されています。およよ (苦笑)
やっぱし査読は重要だなぁ。
査読は非常に有用な手段なのですが、でも 公開査読とかは 実施する勇気がありませぬ。あと 身内の査読を通じて 最低レベル品質までは まず向上する必要がありますし。
でも そんな背景にて とりあえず いがぴょんと面識のある方、査読参加申し出を求む
q(^o^)P
つ〜ても 何の本か まだ表明していませんね。編集者の許可を 近日中に確認取りますね。
| 書籍を執筆すると言う事 |
2003.11.25 大幅加筆
結城浩さんの日記: 2003年11月19日 (水) - 本を出版するということ に対して、私は 下記のような脊髄反射的な反応を書きました。(書いてしまいました)
私の経験を書きます。本を出したいと思っても、これを出版社に執筆企画書を持ち込むよりも、好みの内容の執筆依頼がくるのを待ち、これをよりごのんで引き受けるほうが 話しを とんとん拍子で進めやすいです。今まで 基本的にホームページを見た編集者さまからの連絡をきっかけに執筆を行ってきました。… 依頼を受けて執筆する、というスタイルが世間的に通常なことなのかと私は思っておりました…。
これが なんと 翌日の結城さんの日記 2003年11月20日 (木) - 本を出版するということ(2) を反応させてしまいました。
結城浩さんと私とでは そもそも ライターとしての格が根本的に違うのに、彼の日記に反応をいただいただけで かなり恐縮ものです。ぐはぁ(吐血) という感じです。
これをトリガーに、私の体験談を (なるべくさしさわりの無い範囲で) もうちょっとつっこんで書く責任を感じました。(うまく結城浩さんに乗せられて 書かされているような気もする。さすがは Java言語界のトップリーダーです。うまいです :-P)
多くの読者の方は ご存じだと思いますが、私は ライターが本業ではありません。本業は ソフトウェア開発業です。ばりばりの どろどろの 現場主義の職業エンジニアです。最近は Web技術関連の技術コンサルティングを多く手がけているようにも思います。(しかし たまには 火消し という役割で ものすごい現場に投入されることもあります) まあ 一口で言うと 本業は とってもとっても忙しいです (しかし まれに 仕事の受注工作に失敗して ぽこっと仕事が無くなって ものすごく暇をもてあましています…)
一方でライターという切り口で見てみます。私がコンピュータ関連ライターとして世間の方々に露出させて頂いているのは 下記のようなところです。(本名で露出しているかどうかは問わないで…)
ここで まず最初の重要な 「謎のミスマッチ」があります。そもそも原則として
私は 自ら主体的に本や記事を書こうとしたことは ほとんどありません。先方から
特定の内容で記事を書く相談を受ける事が一般的です。これは Googleのようなインターネット検索機能が充実してきたことにより実現されていることと思います。まあ
多くの場合 それら執筆依頼は多忙を理由に断っているのですけれどもね。さて、編集者様からの依頼で各種記事を書くのは
とっても話が進みやすいのです。だって先方は 既に そういう内容で何かしらメディアにものを出したくってしょうがないのですもの。で
ここからが本題なのですが、、、その執筆のきっかけはどこから降ってわくのか
なのですけれども、インターネット検索からやってくる のだとして その入り口を素朴に予想したら、最も露出しているところをきっかけに依頼を受けそうなものです。最大の露出ということでは
私の露出リストから探すと 間違いなく 「いがぴょんの日記ウェブページv2」
です。間違いなく それが最大露出のはずです。… ところが 実際に依頼を受けるのは
なぜか 『とあるWebページ』経由なのです。うひゃあ。なぜなんだろう。なぜに
『とあるWebページ』 経由なの? ここがもはや 私には理解不能なのです。『とあるWebページ』の作者に原稿を依頼するより
よっぽど いがぴょんに依頼する方が 記事を書く能力ということでは
安心感が高そうだと思われるのに…。
ここで私の仮説が浮かびます。「テクニカル系媒体の編集者は 新人の(新規の)
テクニカルライターを発掘したくて うずうずしている」 いやはや、そうとしか思えません。また
それだからこそ 執筆したい人は Webに露出していくべき とも思っているのです。編集者様は
それらWeb上で その著者候補の方の文章力などをチェックするのですから。
次に 私は 今 2冊目の書籍を執筆中です。、、、ほんとうは 執筆完了して査読モードに入っていたつもりなのですが…
節の追加依頼を受けて くらくらしています (11/25に追加依頼メールを受けたばかり)
まあ クラクラしているのはさておき、この書籍を執筆することに至った過程に関して、不思議なことがあります。思い起こすと
今年の4月頃 ちょうど 仕事が端境期(はざかいき)で 暇な状態に陥ってしまい、「これは本を書くしか無い」と思い立ち、それでは
ということで かねてより この業界に どうしても必要なのに存在ししていない本、としてネタをあたためていた、とあるJava関連書籍の書籍企画素案を
出版社Aに持ち込みました。(自ら企画を練って持ち込んだのはこれが最初の体験です)
もうこれは この本を必要としている人が手に取ったら 泣いて喜ぶような内容っていう
きわめつけの本なのですもの。自信を持って持ち込みました。ところがびっくり、この書籍企画素案を
出版社Aに持ち込んだ直後 ほぼ全く同じ書籍企画素案で 別の新規の出版社Bから執筆依頼を頂きました。偶然というのか、ある意味必然とも思われますが、、、これは恐ろしいほどのめぐりあわせです。(しかもそれが
「とあるWebページ」を経由して依頼が来たのだからびっくり仰天) しかしこれは
早い者勝ちや義理などの都合 まず 出版社Aの方で話を進めるということで頑張ってみました。かなり頑張りました。しかし
残念な事に 編集会議で没ネタにおちいってしまいました。で、この出版社Aに
経緯を説明して了解を得た上で、新規の出版社Bで、書籍企画素案を 執筆して進める事に落ち着きました。こちらの方は
出版社Bの方から依頼が来ているだけあって、話しはとんとん拍子に進みます。不思議なものです。同じ内容なのに
依頼を受けるのと 企画案を持ち込むのとでは こんなに進めやすさが異なるなんて…。(これが
依頼されたら執筆しやすい、という表現の主な理由なのです。今まさに体験していることなのですもの)
ここで私の経験則が浮かび上がります。「編集者様から依頼されて執筆作業を行うのは
とっても話が進めやすい」
今度は 別の切り口で…。結城浩さんの日記にもありますが、書籍執筆は
基本的に 儲かりません! とはいえ 結城浩さんのように 増刷されるようなヒット本を出すことができると
状態は変わってくるのでしょうが、、、私のような 増刷は 夢のまた夢 のような本を出している限り
ほんとうに 全く 儲かりません。(どんどん卑屈になります) 私の場合は、書籍執筆などの執筆活動は
第一の目的 「広告媒体」としての書籍執筆なのです。私の氏名や私の勤務する会社を世間に広く知ってもらうための道具なのです。そしてこれが意外に効果が高いのです。ビジネス的に
書籍を執筆したというのはステータスになっているのです。書籍執筆というステータスは
世の公的資格取得よりも ずっと威力が強いのです。…ありがたく ステータスとして利用させて頂いております。次の目的は「ボランティア」ですね。私がJava言語などで知っている事を
広く世間に伝える事により 私自身が先人から頂いた恩に報いるのです。これは
Java言語で数年間仕事をさせて頂いた恩返しでもあります。ただし 重要なのは
既に存在しているような本を執筆しても価値がない という点です。基本的には
「世に存在しない本」を執筆することが私の使命だと思っています。そして一方で
私が執筆するということの価値は 「ばりばりの現場のプロの感覚によって書かれた本を世に出す」
というところもあります。世の中には多数の本や記事がありますが、ばりばりの現場で本当にプログラミングに従事している職業エンジニアが執筆している本や記事は
意外なほどに ほんとうに少ないのです。この点が 最も 私の執筆意欲をかき立てる点でもあります。(現場感覚を大事にしています…)
ふりかえって、ここで重要なのは 「書籍執筆は ほとんどの人にとっては 儲からない」という点です。私は
社名や氏名を売り込むという はっきりとした目的があるから良いのですが、そうではなくて
書籍執筆を 収入の一つとして期待するのは とっても危険な勘違いです。ええって思われた方、要注意です。それなら
まだ 収入としての期待ということで 雑誌執筆の方が よっぽど安心して取り組めると思います。雑誌執筆は
まだ 割がよいです。…それを考えたら、専業ライターの方って いったい どうやって
生計を立てているのか 不思議な気持ちでいっぱいです。(いえいえ、回答頂かなくても結構です)
とにかく 私のような 企業という 安定収入を提供してくれる枠組みがある人間が
広告などの はっきりとした目的を持って取り組む分には良いのですけれども、、、いったい
専業ライターの方って どうやっているのかしらん。(結局まだ興味がある :-P)
そんな経験から 本を書きたいと思われる方にも、まず 本の執筆の前に、まず手始めに
雑誌のライターとしてデビューされる事を 私はお勧めします。雑誌の場合 基本的には締切があります。(じつは
オンライン雑誌のたぐいは 締切があやふやになり、かえって私のような キリギリス的無計画人間にはキケンなのですけれどもね…
今ちょうど ZDNetの記事が そういう状態です) 締切に追われながら 数ページから数十ページの原稿を
「ひいひい」言いつつも書き上げていく、そういった経験を経ることは、本を書く上で
かなり有意義だし 勉強&技術向上につながります。自分が収めた原稿が 編集者さまの手によって
ふわり と変わっていくのを経験する事も文章力や構成力にとてもプラスに働きます。
(これが不思議なのですが 編集者様によっては 無修正で原稿がそのまんま行ってしまうこともあります)
雑誌で 編集者様から がんがん 自分の知らない内容の執筆依頼を受けて がんがん調べて
がんがん原稿を仕上げていける、そんな能力って身に付いたら とっても凄いです。知らない事を書くのって
とっても勉強が必要になるし、これって凄い事だと思います。(結城浩さんって
どんどんいろんなジャンルのものを執筆されているのですよ!) 最後に 儲かるという観点からは
まだ雑誌の方が実入りが良いです…
さて、ここで 私のお薦め 「書籍執筆にあこがれる方は まず 雑誌ライターを経験することがお薦め!」
とまあ 思わず反応して ずぼずぼと 書いてしまいました。これは 私の経験と所見が混じりきって、粗雑に書いてしまいました。万人に適合するとは とても思えませんが、しかし 私は 明らかに 本を出版するということは こういうことだと思っています。
| 執筆活動は 作品の創造か? |
2003.11.27 追記
更に 結城さんの日記 2003年11月26日 (水) - 本を出版するということ(3) / いろいろ を反応させてしまったので、それへの反応。
私は兼業ライターであることもあり、執筆活動を「仕事」や「作業」であるとは
捉えていません。兼業(ある意味 趣味=アマチュア)だからこそ 各種執筆活動は
「作品」を創造しているのだ、というスタンスで執筆活動を行っていますし、またそれが可能です。私は執筆活動を通じて、書籍などの「作品」を作っているつもりなのです。
これは 私がアマチュア音楽家であることとも関係があるように思います。アマチュア音楽家としての音楽活動の際にも
当然の事ながら 演奏は「創造」ですし、また 奏でられた音楽もまた「作品」なのです。そして
私にとっては 音楽活動と執筆活動はリンクされた類似している作業なのです。(だからノッて来ないと執筆できない…と言い訳してみる)
思い起こせば 私の執筆活動はムダばかりです。通常 執筆活動は、下記のようなフローを経ます。
という流れでしょうね。(多少割愛していますが…) で、困ったことに 私が執筆している際には
上から下へ素直には流れないです。ダメなのですけれども、各々の章立てを書いている書き下ろしの際にも、さまざまな問題点や工夫点を随時発見し、あるときは章立てにフィードバック、そして
ひどいときにはコンセプトそのものに関わるところにすら積極的に手を加えていきます。
しかし その作業と矛盾するところなのですが、私は 一方で 各章や節の間には
ものすごく強い前後関係を持たせるようにしています。これは 特に初心者向けの書籍の際に
有効でかつ 重要な工夫です。節の前後関係が密接であればあるほど、初心者にとっては理解しやすくなるのですから。(それと対照的なのは
リファレンス的な作りの本になります)
例えるなら アジャイル執筆とでも申ますか…。章立てが決まっていて そして細かい節を書いている際にすら、小さなイテレーションをぐるぐる回しているのです。そしてそれが
ふと 大きめなイテレーションとなって 前後関係がぐちゃぐちゃに…。(編集者様には
とても迷惑なことである筈なのですが…)
その上 前に述べたように 節の前後関係がとても強いのにもかかわらず 章立てに変更を加えると、原稿は
もうとにかく めちゃめちゃのぐちゃぐちゃになります。(しかし 今回の執筆は
そういうイテレーションが 編集者さま主導で発生している場合もあるように思える)
この 面倒で ムダで しかし 妥協のない作業を乗り越えていったら、結果的には とっても素敵な本が出来上がります。できあがる筈です (ここで自分をはげましてみる) この作業は ある意味、よくある ふつうのWebページ作成と同じような手順であるように思えます。私はおそらく Webページ作成のプロセスをそのまま 書籍執筆にと適用しているのです。
で、こんなムダな執筆方法、これをもし仕事として割り切ったのだとしたら、こんな無駄なことは絶対にしませんし、ありえません。あがいてこだわればこだわるほど
原価が向上して利益が圧迫されるのですもの。
さらに私のダメなところは、書籍執筆を 作品の創造と同等の位置づけにしているので、心のどこかでは 「売れる本」を目指さずに 良い本を目指しています。ある程度売れないと 良書には なり得ない、というのも 良く分かっているつもりです。そうなのですけれども、思わず 良い本を目指してしまう、そんな私が心憎いです。それは私にとっての音楽活動にも一貫しているように思えます。(受ける音楽よりも 良い音楽を!)
| 結城浩さんの凄いところ |
2003.11.27 追記
結城浩さんのすごいところは
私自身書いて痛感したのですが、初心者向けの書籍執筆って とってもとっても手がかかります。私が思うに 結城浩さんは いわゆる世間のプロのライターさんに比べて 1冊の書籍の執筆にかける時間が とても多いと思われます。(日記を見ていて そのペースから伺い知ることができます) まあ 日記を見るまでもなく 結城浩さんの本は じっくりと とても丁寧な作りになっているのですから。相当な手間隙をかけられていらっしゃるんですね。にもかかわらず、平行して 雑誌の記事執筆などをされていて、これは 驚きの連続です。
そんな私の目標というか抱負なのですが、今のような 現場最前線で働く情報処理技術者という立場でありつつ、しかし 結城浩さんが出されるようなクオリティの本を、かつ現場感覚ばりばりで執筆できるようになること、それが私の究極の目標です。もくろみとしては 2〜3年に1冊出版できれば満足です。で、これは、とってもとっても難易度が高い目標です。でも 目標は 難易度が高ければ高いほど 達成しがいがあるものです。自らの成長にも期待できますものね。
| 世間のニュースから (RSS) 2003 |