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11月14日から2週間「カルテット・デ・東京」のメンバーとしてスペイン各地でコンサートをしてまいりました。 長い間、日本を留守にしてしまいましたが皆様の御協力のおかげで無事に戻ってこられサロン和韻もいつも通りなごやかに運営されていて本当にありがとうございました。 |
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11月14日(木) 11:00にKLMで成田出発。「カルテット・デ・東京」は手塚健旨(川崎市鷺沼)、田口美和子(千葉)、児玉裕子(スペイン留学中:一時帰国)、宮下祥子(札幌:一部出演)パーカッション桜井美樹(小田原)そして私、井桁兆允(横浜)で構成されています。だれも東京在住の人がいないのになぜか「カルテット・デ・東京」という不思議な名前・・。 メンバーの仕事の都合で全員いっしょに出発できず、私は後発隊。 「マラガで会いましょう」と格好良く前の週に別れたのですが、マラガのそばのアルムニェカルのホテルに着くまで家から26時間。再会にひたる間もなくベットに入ったのですが翌日の11時30分からコンサートの為、9時出発しなければいけないので寝坊したらどうしようと良く眠れない。 |
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11月15日(金) マラガの隣の町、ベレスマラガのコンセルバトリオ(音楽院)の学生の為のコンサート。カルメン劇場という立派なホールでお客様は200?300名位。 日本の民謡メドレー(江部賢一編曲)、不良少年(武満 徹)、リベルタンゴ(ピアソラ)、クンバルシータ、エスパニアカーニ、等を演奏しました。 最悪の体調を集中力でカバーし、なんとか無事に終えることができました。午後はお休みできるかと思ったら、初日だから集中して練習しようということで長い一日になりました。 |
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11月16日(土) 本当はコンサートが予定されていたのですが急に中止になってしまいました。 スペインではよくある話。おかげでほっと一息。 |
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11月17日(日) アルムニェカルのメリアホテル(近代的なリゾートホテル)のサロンで夜8時30からコンサート。ここはスペインの南部なのでアンコールにエルビ?トという地元の曲を披露して大ウケでした。 |
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11月18日(月) バスでリナレスまで移動、途中アルハンブラ宮殿のあるグラナダで休憩して、リナレスに到着したのは3時。昼食を食べて(スペインではお昼は2時過ぎないと食べない。夕食は9時頃)、明日のアンドレス・セゴビア国際ギターフェスティバルのコンサートに向けてまた練習。 |
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11月19日(火) 今回のメインはリナレスで催されたアンドレス・セゴビア国際ギターフェスティバルに参加することでしたが、この町はギターファンの方々にはセゴビアの生地として知られています。今年6月にここのセゴビア博物館の地下にセゴビアの遺体がうつされ、荘厳な安置室にねむっています。 11月13日から2週間に渡ってひらかれたこのフェスティバルは今年で11回目をむかえコンサート、マスタークラス、コンクールが行なわれました。今回はデビット・ラッセル、エルネスト・ビティッティ、アーメット・カネッチ、2月に来日するハビエル・カルシア等の大物ギタリストのコンサートや、手塚健旨氏のマスタークラスが行なわれました。我々の手塚健旨とカルテット・デ・東京も19日にコンサートを行ない、立ち見が出る程の人気でした。日本民謡メドレー(江部賢一編曲)、不良少年(武満 徹)等の日本の曲をかわきりに、序奏とファンタンゴ(ボッケリーニ)、闘牛士の祈(トゥリーナ)、ボレロ(ラベル)等を演奏しアンコールの拍手がなりやまない程の絶賛をあびました。 このフェスティバルはリナレス市の主催によるため、コンサートの入場料は無料です。日本のようにギターマニアの方々ばかり集まるコンサートとはちがい、一般のお客様がほとんどで、それだけに演奏が気に入らないと帰ってしまうというのがスペイン式です。でも、ギターに対する理解度は大変深く演奏後にお客様から的を得た感想をいただけるのも大変印象的でした。 |
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セゴビア博物館の館長さんと
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リナレスのギタリスト:クエンカ氏と(5月に来日予定)
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| コンサートが終わるとBar(バル)にくり出して夕食です。日本とは違ってスペインの夕食は軽く、ハムとチーズとパンなどですませてしまうのですが、つい美味しくて色々食べすぎてだんだん衣装がきつくなって・・・・ |
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11月20日(水) ウベタのコンセルバトリオのスクールコンサート。 ウベタは14世紀の建物が今も残っている静かな町。残念ながら時間がなくて見学したのはたったの5分!いつかかならず訪れたい町NO.1でした。 |
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11月21日(木) リナレスから車で1時間位のハエンという町でコンサート。演奏は息もピッタリなのですが、さすがに少々疲れ気味。帰りの車ではついウトウトと・・・。 |
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11月22日(金),23日(土) 久しぶりのお休みです。メンバーの一人、宮下祥子さんが、ここリナレスの国際コンクールを受ける事になっているため自由行動。他の人はセビーリャに遊びに行ったのですが、私はリナレスに残ってコンクールを鑑賞。久しぶりの国際コンクールはやはりレベルが高くてスペインのギター層の深さを痛感しました。 1位:ミゲル・アリアサバルガス(スペイン)2位:宮下祥子(日本)3位:イサベル・レイサンマルティン(スペイン)3位:セルゾ・カーノ(ペルー)という素晴らしい結果で宮下さんと二人で静かにお祝をしました。 |
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11月24日(日) 朝、タルゴ(特急列車)にのってマドリッドへ向かいました。今夜はアテネオ劇場というセゴビアがデビューした由緒あるホールでのコンサートです。ここでのコンサートはやはりマドリッドのギター界でも注目されていて、日本でもお馴染みの有名な大物ギタリストがたくさん聴きにきたりすることが多いので、ちょっと緊張・・と思ったら全員とても楽しく演奏できこの時のライブ録音もCD化することになりました。 |
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左:リカルド氏(日本でアランフェスを初演したギタリスト)
中央:アルカンヘル御夫妻(ギター製作者) |
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11月25日(月) 一日お休み。アルカンヘル工房を訪れました。カセレスとアルセロ ベルベロイーホがアルカンヘルの下、三大名工がいっしょにギターを作っているという信じられない工房です。新作をみせていただきましたが素晴らしい音。でも、アルカンヘル自身は年間4本しか作らないのでなかなか手に入りません。 |
バルベロ イーホ氏と
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カセレス氏と
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ボッケリーニの家序章とファンタンゴの作曲者 |
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11月26日(火) 同じくマドリッド市内のカナリア会館でのコンサート。 美しいサロンでとてもアットホームなコンサートでした。特に一番前の方とは1mとはなれていない状態でしたがすごく楽しそうにリズムをとってくださって、演奏する方もついうれしくなってしましました。無事に計7回のコンサートを終え、「もっとひきたかったな・・」という全員の感想。 |
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11月27日(水) 児玉さんと宮下さんはこのままスペインに留学滞在するため、マドリッド空港でお別れ。私はアムステルダム経由で成田に向かいました。この2週間で快晴だったのはアムステルダムだけ。(普段はどんよりしているはずなのに) まさか、スペインに傘がいるなんて・・。 ウッカリ忘れてしまったのが大失敗でした。 |