1jiクロックメニュー?

Last Update : 2007年2月8日

クロックメニューの基本

クロックメニューとは、マウス操作によって各種コマンドを呼び出すJWW独特の操作方法のことです。
他では味わえないJWWの真骨頂ですね。もっと広義に解釈すれば、JWW独特のマウスゼスチャーとも言えます。 ここで取り上げるクロックメニューの他にも、マウス両ボタンドラッグによる画面拡大・縮小(又はホイールドラッグ)や、AUTOモードの(L)(R)クリックの使い分けなどもJWWならではのマウスゼスチャーと言えるかも知れません。

マウスドラッグ クロックメニューを出す(移行する)にはマウスのドラッグ操作で行います。
JWWのデフォルト状態では、マウス左ボタンを押したまま時計の0時方向にドラッグすると【文字】コマンドが出ます。
  ⇒このような操作を一般的に左AM0時と呼びます。

ドラッグしてクロックメニューが出た状態で、左ボタンは押したまま右ボタンをクリックするとデフォルトでは【パラメトリック】コマンドに切り替わります。
  ⇒このような操作を一般的に左PM0時と呼びます。

デフォルトでマウス右ボタン1時方向ドラッグなら右AM1時の【線・矩形】、そのまま左ボタンクリックで右PM1時の【鉛直角】に切り替えとなります。

メニューが出た時点でボタンから指を離すとそのコマンドが実行(移行)され、ツールバーのボタンを押下ときと同じ状態になります。 また、クロックメニューを出す場所やコマンドによっては、指を離すと同時に線指示や点指示が完了したり読取点を認識したりもします。 左右ボタンでドラッグする時間方向や他方ボタンでの切り替え、あるいは作図状態・各種の設定などによって、出現するクロックメニューは様々に変化していきます。

クロックメニューでできること

▲「他では実現できないコマンドが使える」

一般的なコマンドの呼び出しだけならメニューバーやツールバー(あるいはKEY)からでも可能ですが、
「クロックメニューでのみ直接実現可能なコマンド」というものがあります。

右AM0時【円周1/4点】、右AM3時【中心点・A点】、右AM6時【オフセット】、右AM9時【線上点・交点】
上記の4種類はクロックメニューにのみ存在するメニューです。※【円周1/4点】は【円周1/8点】に設定可能。

これらのメニューは、メニューバー・ツールバー・KEYコマンドには存在しませんので代替手段がありません。代替手段が用意されていないので、 上記4種類のクロックメニューだけは、基本設定一般(1)で『クロックメニューを使用しない』にチェックがあっても使用可能になっています。 ある意味、JWWでの必須項目とも言えます。
なので、この4種類のクロックメニューだけは封印することができません。・・・永久不滅です。
※それでもどうにかしたい!という方は、クロックメニューを使わない設定 でお試し下さい。

右AM0369時

右AM0時の円周点読取り ・・・ 円周の1/4(1/8)点に基点を求めることができます。
右AM3時の中心点読取り ・・・ 任意の2点間の中心、線・円・弧の中心に基点を求めることができます。
右AM6時のオフセット指定 ・・・ 読取り点からズレたところに基点を求めることができます。(オフセットダイアログ)
右AM9時の線上点読取り ・・・ 指示点から線・円周上の垂線との交点を求めることができます。

例えば、円(円弧)の円周上で右AM3時【中心点・A点】を出すと円(円弧)の中心点が取得できます。
線コマンドなら円の中心点からの線分が、文字コマンドなら円の中心に文字基点を配置できます。

▲「コントロールバーの操作頻度が減少する」

コントロールバーは各コマンド毎で、また作図状態によってその表示内容が変化します。
例えば、/線コマンドでのコントロールバーならこんな感じです。 線コントロールバー
標準クロックメニューで左AM1時【線・矩形】コマンドを出して、水平・垂直線を引くとします。
引き始めたら斜め線・・・という場合、コントロールバーの 水平・垂直 にチェックするかツールバーの[/]ボタンをクリックしますが、ここで、再度クロックメニューの出番です。

線左PM 線を引き始めてから斜め線(任意)←→水平・垂直を切り替える場合は、仮線(ラバーバンド)状態のときに、 クロックメニュー左PM3時■水平・垂直 を呼び出せばマウス移動&視線移動が最小限で切り替え可能です。
これは、線コマンドの特有クロックメニュー(サブクロック)と呼ばれるものです。
←左のGifアニメは線コマンドでの特有クロックメニュー:左PMです。
線コマンドには、左AM左PM右AM に特有クロックが用意されています。

特有クロックにはコントロールバーのボタンに共通するメニューが含まれている場合が多く、 諸々の切り替えや選択をクロックのみで賄うことも可能です。(※不可も多いですが。)

▲「外部変形を直接実行できる」

JWW_SMPL AUTOモードのカスタマイズクロックメニューに外部変形のバッチファイルを登録することにより、 外部変形選択ダイアログから選ぶことなく直接クロックメニューで外部変形を呼び出すことができるので、 よく使う外部変形を登録しておけばクロックのメニューの一部として実行することが可能となります。 設定・記述方法等は Sample.jwf をご覧下さい。
※参考になるかどうかは?ですが(^_^;)・・・外部変形をクロックに仕込む一例

▲「マウス移動&視線移動が激減する」

一般的には、メニューバーやツールバーボタンをクリックしてコマンドを実行しますが、その都度のマウス移動&視線移動は避けられません。 その点、クロックメニューを使えば作図画面の作図ポイントでコマンドを呼び出すことが可能となるため、慣れるに従って操作感が向上します。

▲「ツールバー非表示で作図画面が広く使える」

クロックメニューに慣れてくると、たぶんツールバーのほとんどが必要を感じなくなります。
必要最小限のツールバーのみの広い作図画面が手に入りますので、ノートPCなどでの狭い画面では威力を発揮します。 また、ツールバーの配置に悩むこともなくなるでしょう。
作図画面

クロックメニューでできないこと

▲「クロックから操作できないコマンドがある」

クロックメニューでのみ直接実現しうるコマンドがある一方で、メニューバーやKEYコマンドからは呼び出せてもクロックメニューでは不可というコマンドがあります。

▲「コントロールバーを無視できない」

クロックメニューを駆使すればコントロールバーを触らずに済む、というワケではありません。
文字コントロールバー
例えばJWWの図面上に画像を表示させる場合、[文字]コマンド > コントロールバー:[文読]と進みますが、 [文字]コマンドの特有クロックメニューには[文読]というメニューがありません。
外部変形でも使わない限り、どうしてもコントロールバーの[文読]ボタンが必要となります。
(※ViX等の画像管理ソフトやエクスプローラーからの、JWW画面内へのD&Dも有効な手段ですね。)

複写コントロールバー
[複写][移動]コマンドのコントロールバーには、比較的良く使う[反転]ボタンが見えます。 ↑
これなどは[複写][移動]コマンドの特有クロックにあっても良さそうなんですが、無いです。

・・・ というような状況には他のコマンドでも度々遭遇します。
なので、多かれ少なかれ、コントロールバーにはお世話にならざるを得ません。

クロックメニューを使わない設定

JWW以外のCADを常用されている方の中には、『クロックメニューは一切使わない』 『できるなら出したくない』
・・・という方もおられると思いますが、残念ながらJWWでは、完全にクロックメニューを殺すことはできません。
しかしながら、クロックメニューを出現しにくくする設定は、一応用意されています。

まず、設定 > 基本設定 > 一般(1)タブで、 クロックメニューを使用しない にチェックします。
この段階で、右AM0時右AM3時右AM6時右AM9時 以外のクロックメニューは出なくなります。
基本設定(1)
さらに 「中心点読取等に移行する右ボタンドラッグ量」 を最大値の200にします。
意図して200px分の右ボタンドラッグをしない限り、クロックメニューは出現しなくなると思います。 基本設定(1)

※環境設定ファイルの 「S_COMM_0」 の2番目に、「1200」 を記述することでも同様の設定となります。

【 S_COMM_0 =    00   1200   A0    1    1  900    0    0    0 】