| ●7月4日、長野県岡谷市教委は、明治時代の壁紙で「幻」といわれる金唐紙が残る「旧林家住宅」の調査報告書を発行した。旧林家住宅は、1907年(明治40)年の建造とされる。1876(明治9)年創業の「一山カ(いちやまか)林製糸所」を興した林国蔵の私邸で、木造瓦葺き二階建ての母屋、洋館を併設した土蔵造り二階建ての旧宅、繭倉庫だった土蔵など6棟が並ぶ。金唐紙は、旧林家住宅には旧宅二階和室の壁、天井の全面に使われ、模様は5種類(2001.7.22) |
| ●石川県鳥屋町の町文化財保護審議会長の高木清氏は、かつて能登地区で最も栄えたの瓦産業の記録を残そうと『鳥屋瓦の回顧』を執筆している。氏の調査によると、鳥屋町と瓦のかかわりは、古代瓦が飛鳥時代の遺跡から出土した約1200年前にさかのぼる。粘土質の土壌を利用して製作したとみられている。明治初期には、町内に工場ができ、本格的に生産を開始。1935年ごろには24軒の工場が稼働するなど最盛期を迎えた(2001.9.28) |
| ●5月12日、井波彫刻総合会館で始まる「井波彫刻を支えた先人の匠展」に井波彫刻の師弟関係を示した「井波彫刻師系譜」の巻物と冊子が完成した。系譜は江戸中期、瑞泉寺再建の際に京都から派遣された前川三四郎から現在までをまとめた。幕末期に田村次吉が育てた弟子たちが井波彫刻の礎を築き、その門下生が大正、昭和にかけて多くの職人を育てた流れがわかる(2001.6.3) |