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この会合の主催者の三浦さんには、先ほど見た『怒りをうたえ』第一部の時代よりもかなり前ですが、私は「一宿一飯」の恩義がありました。その義理を返せないままに60年代から70年代へ、お互い全く違う戦列に別れてしまい風のたよりでその後の消息を知る位で、長いあいだ連絡が途絶えていたわけです。それがいまほとんど三十年ぶりに三浦さんから電話があって、今や映画評論家という肩書きで自称他称している私に他ならぬその映画に関係あることで何か始めたいから、少し力になってくれと言ってきたんですね。他のことなら何だかんだ理由をつけて断るのですが、何せ今の本職にかかわることなんで、昔の借りを返せればと思って、本日もここに罷り出た次第であります。
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