星を見つめて

1968年公開の「2001年宇宙の旅」この映画、私はリバイバル上映で見たのですが月面着陸の前だというのに今見てもデザインと映像は衝撃的である。映画の中でパンナムのスペースシャトルで軌道上のヒルトンホテルに立ち寄るのだが、国際共同宇宙ステーションの建設居住も始まり、民間会社による宇宙飛行ビジネスもいくつか計画されている現在、宝クジにでも当たれば我々が宇宙に行くことも数年のうちのに可能になるだろう。さすが21世紀である。
さて、ながめるだけならタダの宇宙旅行が星空観望。人間が行けるのはせいぜい地球表面から100kmほど上がるだけだが観望ならば何光年、何千光年離れた宇宙まで見通すこともできる。忙しい生活の中、たまには星空をながめて宇宙について、人類について、自然の広がりと美しさについて考えて見るものいいのでは。
だた、いきなり何の知識もなしに見たのでは、「星がひかっているな」で終わってしまう。野球やサッカーの観戦でもルールや選手のことを知っていた方がよりおもしろいのと同様、星空観望でも星座や宇宙についての基礎を知っておいた方がより楽しめるはずです。天文雑誌や星座観望の書籍で今晩の星空の様子を仕入れておこう。月が明るくない夜がいい。
冬の星座には明るい星が多く、他の季節に比べゴージャスだ。まず暗くなって最初に見えるのが西空の金星。東の空には土星が明るく、これら惑星は望遠鏡で見ると形がわかる。土星の輪はぜひ一度見ておいて下さい。この世界には望遠鏡でしか見られないところにもちゃんと「美しいもの」があるのです。
土星が光っているので多少星座がわかりにくくなっているが、このあたりはおうし座でプレアデス星団やヒヤデス星団といった散開星団がある。肉眼でも見えるが、双眼鏡で見るのにいい対象です。プレアデス星団は青い星の集まりで目のいい人なら6つ見え、スバルともいい、自動車会社のマークにもなっています。
ぎょしゃ座の五角、オリオンの三つ星、冬の大三角(オリオンのベテルギウス・こいぬ座のプロキオン・おおいぬ座のシリウス)、ふたご座などなど冬の星々の輝きをながめてみよう。とはいえ日本海側では、西高東低の冬型気候になると星空観望は無理というもの。そこで登場するのがプラネタリウム。プラネタリウムファンも多く、サイトもあるはず。
富山には、科学文化センターや吉田科学館。石川には中央児童館、キゴ山少年の家、柳田村の満点星、コスモアイル羽咋(CGプラネタリウム)など。福井には県児童会館、自然保護センター、敦賀市児童文化センターなど三県で十数ヶ所のプラネタリウムがあるので利用してみて下さい。プラネタリウム投影機は数千万〜数億円もしようかというレンズとメカのかたまりなのだが、簡単なものなら手作りも可能で、箱に星座の形に小穴をたくさんあけて、中に豆電球を入れたものが学園祭などで天文サークルが自作するピンホールプラネタリウムである。ピンホールプラネタリウムと空気圧式のありたためるドームを手作りし、イベントや幼稚園、小学校などに投映しに行っているのが、私工房ヒゲキタです。