ムシ歯菌の母子感染について
 小児歯科

 ムシ歯は感染症とも、生活習慣病とも遺伝病ともいわれています。原因となる要素が色々あるからです。細菌・歯の質・唾液の質や量・生活&食環境・アレルギーの有無・呼吸のしかた・そして歯みがきetc.…。これらが主因になり副因になったりして、結果としてムシ歯が発生します。
 では、ムシ歯菌って誰からもらうのかご存じでしょうか?ムシ歯の発生に深く関係しているのはミュ−タンスといわれている細菌です。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいません。この菌は育児に一番関係の深い人、やはりお母さんからスキンシップやスプーンなどを介して感染することが多いそうです。大量にこの菌を有する親からは、早い時期に多くのミュータンス菌が子供の口の中に定着して虫歯になりやすい状態になってしまいます。1歳半頃から2歳半ぐらいまでに25%〜75%の子供達がミュータンス菌に感染しています。育児の大変な時期ですが、わが子を虫歯から守るためにまず、私たち親の方から食を中心とした生活習慣が乱れないように、そして何とかして歯みがきの時間も確保してご自身のお口の状態を清潔に保つように心がけて下さい。又この時期に砂糖の摂り方が多ければ、菌の定着は促進されることも是非知っておいて下さい。せめて3歳まではジュースや甘いお菓子を覚えさせないようにがんばりましょう。(敵も多いでしょうが・・)。とにかくこの時期を注意して乗り切ればお子さまの口の中はムシ歯の悪玉菌ミュータンス菌より善玉菌サンギス菌優勢の環境になりムシ歯になりにくい状態にもっていけます。スキンシップは、とても大切です。よちよち歩き出して一番かわいい盛りのこの時期、安心してわが子にチューできる環境でありたいですね!
子供達が、これから80年以上続く人生を通して楽しく豊かな食生活がおくれますように!・・・