ザイル結束

ザイルの結び方は色々あるが、何種類も覚えるより、幾つかの基本的な結び方を確実に身につけることが重要です。結束方法の違い一つで生命にかかわる場合もあるので、使用箇所も含めて、正確に覚えておいて欲しい。


1.エイト結び 最も確実な結び方であり、救難活動においては、原則として、すべてこの結び方を用いる。
末端を安全ベルトや立木などに固定するとき。
ザイルの重なりやネジレ等がないようにする。
カラビナをかけるとき

2.ボウライン結び エイト結びを使用するには非常に不便なところ、あるいは何重にも巻き付けてあって、テンションが直接には結び目にかからないところ、などでのみ用いる。
(注)安全ベルトとの結束は、必ずエイト結びでおこなうこと。
他人の身体や立木などに結ぶことを考え,図の操作順を確実に覚える。

 

A方向のザイル(テンションが確実にかかるザイル)を強く引いて結び目をきつく締めておくこと。

末端は2回以上巻き付け、主な結び目に密着させて確実に処理しておく。


3.クローブ・ヒッチ ザイルを張って常に輪の中のものを締め付けておくときや,フィックスをするとき、アンカーをとるときなどに使用する。
【参考】

カラビナに通してあるザイルをクローブ・ヒッチに


4.ダブル・フィッシャーマン結び ザイルの接続やロープ・スリングの作成時の結び方。
 

ザイルの重なりがないようにして、必ず2回以上巻くこと。

 

 

末端はザイル経の10倍以上出しておくこと。


5.テープ結び テープ・スリングを作成する時の結び方。
テープ及び結び目にねじれがないように。

 

末端はテープ幅の2倍以上出しておくこと。


6-1.プルージック

6-2.ヘッドオン

6-3.バッチマン

一般にプルージックと言われている結び方。

ザイルを利用しての垂直登行などはヘッドオンやバッチマンを使用、根曲り竹などに支点を取る場合にはプルージックを使用する。ヘッドオンは効きが良いが、巻き付いた最上段の一点で屈折するため、細いものは折れる心配があるからである。

ザイルをセットするスリングの太さは、ザイルの半分以下でないと効きが悪い。

 

結び目を巻き付けたり,重ねて巻き付けたりしないこと。

6-1.
6-2.
6-3.

7.シートベンド スリングどうしの連結などに使用する。
末端を充分に出して、結び目は締めておく。

2回くぐらせればより効果的である。なお、太さの違うもの、濡れたものを結ぶときには必ず2回はくぐらせること。


[このページのトップへ] [前のページへ] [トップページ]