モリエール原作「プールソニャック氏」は、年輩の男が若い娘と結婚しようとして失敗するという筋立てで、

いわばモリエールの永遠のてーまである。医学、裁判に対する皮肉も、その作品系列のなかで何度も繰り

返されるものである。

プールソニャック氏とうい憎まれ役が、極端に滑稽な人物に仕立てられ、その周囲に笑劇のあらゆる手法が

駆使され徹頭徹尾楽しいお芝居として出来上がっている。

幕開きのセレナーデから、仮面舞踏のフィナーレまで、この作品はひとつの豪華なショーとして見る事が出来る。

間奏曲の灌腸器を抱えた医者と看護士の群舞、二人の弁護士のかけ合い、随所に表れる異国趣味や地

方趣味。「プールソニャック氏」は、モリエールの常套手段の集積であるが、その組み立てがきわめて巧みで、ひ

とつひとつが充分に人を楽しませる力を発揮している作品である。

関きよし演出 赤木三郎台本 安達元彦音楽 幡野寛美術 照明

モリエール笑劇 2008年改訂版

『プールソニャック氏』

エピローグとプロローグのある

七景の道化芝居

 

出演/あぶみ雅代・大橋真琴・久保田ヒデコ・白神ももこ・田崎紀子・前原礼子・渡辺典子・金子捨次郎・川島柳一・小島満靖・坂井浩・清水あくた・山内榮治・やまだたけし・依田英助ほか

 

スタッフ/白神久吉・野山みどり・渡辺美英子・かとうみちよ

残酷さが

たのしい なんて

いやなこと

 

だまされる よろこびよ

しんじるこころの

やさしさ よ

         

だまされる やさしさよ

しんじるこころの

よろこび よ