☆モリエール原作「プールソニャック氏」は、年輩の男が若い娘と結婚しようとして失敗するという筋立てで、
いわばモリエールの永遠のてーまである。医学、裁判に対する皮肉も、その作品系列のなかで何度も繰り
返されるものである。
プールソニャック氏とうい憎まれ役が、極端に滑稽な人物に仕立てられ、その周囲に笑劇のあらゆる手法が
駆使され徹頭徹尾楽しいお芝居として出来上がっている。
幕開きのセレナーデから、仮面舞踏のフィナーレまで、この作品はひとつの豪華なショーとして見る事が出来る。
間奏曲の灌腸器を抱えた医者と看護士の群舞、二人の弁護士のかけ合い、随所に表れる異国趣味や地
方趣味。「プールソニャック氏」は、モリエールの常套手段の集積であるが、その組み立てがきわめて巧みで、ひ
とつひとつが充分に人を楽しませる力を発揮している作品である。
関きよし演出 赤木三郎台本 安達元彦音楽 幡野寛美術 照明
モリエール笑劇 2008年改訂版
『プールソニャック氏』
エピローグとプロローグのある
七景の道化芝居
出演/あぶみ雅代・大橋真琴・久保田ヒデコ・白神ももこ・田崎紀子・前原礼子・渡辺典子・金子捨次郎・川島柳一・小島満靖・坂井浩・清水あくた・山内榮治・やまだたけし・依田英助ほか
スタッフ/白神久吉・野山みどり・渡辺美英子・かとうみちよ
残酷さが
たのしい なんて
いやなこと
だまされる よろこびよ
しんじるこころの
やさしさ よ
だまされる やさしさよ
しんじるこころの
よろこび よ