八ッヶ岳(赤岳) Information;場所 八ヶ岳 標高2980m

山へ行き出してから半年が経ち、奥多摩・秩父・奥秩父と次第に信州方面へ近くなってきました。
そして先週の瑞墻山の山頂から八ッヶ岳を見て、ハタシテあんな所行けんのかな〜と思っていた所
一緒に山頂にいたオッチャンが、『ダメそうだったら引っ返せばいいぺ〜』と信州弁でのたまった。
そんなこんなで先週の12本爪アイゼンに次いで、いよいよピッケルなどと言う恐ろしげな代物を
毎度お馴染みとなった新宿の山幸(山屋)で購入!
早朝の中央高速( これまたお馴染み)をAE92レビンの助手席に置いた真新しいピッケルを握り締めながら飛ばす。

今回は今までの山と違い、緊張感や恐怖感といった別の感情に包まれている。
今まで山に何の関心も無かった自分にとって、八ヶ岳と聞いただけで雲の上の存在(実際もそうだが)
しかも冬山と言うだけで緊張感があるのに、よく考えたら八ッヶ岳自体初めてなのだ。
特に山岳会などに所属してるワケでもないので、情報は地図とガイドブックのみ!
そこには本格的!冬山入門!と恐れ多く書いてある。(本格的でない冬山の基準もよく分からないが)

早朝、美濃戸の駐車場に着くと人気の場所だけあって結構車が止まっている。
ただ奥多摩みたいにオバチャンたちの群れが昼飯のオニギリをザックに詰め込んでるのと違い、
山岳部系二〜三十代と思しきグループがザックに積み込んでるのはザイル・アイスバイル・ヘルメット・カラビナ
といったモノモノシイ装備、観ているだけで緊張感が伝わってくる。
なんか早くも場違いな気がしてきたがオレもピッケルを握り締め歩き出す。
後で分かるのだが、この人たちは小同心・大同心といった凍った滝をガシガシ登って行く
人たちなのだった。(そっちのほうがもっと恐ろしいが、機会があったら・・・やっぱやめとこかな〜)

今回、もう一つ始めての体験があるがそれは山小屋である。
始めての本格的冬山ということもあるし、なるべく体力を温存しておきたかったのでテント泊は止めて
赤岳鉱泉という山小屋泊にしていた。(だが体力温存ドコロデハなくなるのだった)

赤岳鉱泉へは結構早く着き、足慣らしにと硫黄岳まで往復、ところがトンでもない強風で軽井沢まで
飛ばされると思ったのでしたハアハア。

赤岳鉱泉はとても有名らしくチョットしたペンションホテルてな感じ、予約すれば個室もOK
でも経費節約なので勿論タコ部屋の方、硫黄から帰ってもまだ2時なので暇を持て余していると
続々登山者がやってきました。

結構単独行のひとが多く心強い、そのうちストーブを囲んで知らない者同士だが山談議が始まる。
もっともオレは冬山超初心者なので端の方で小さくなってる予定だったのだが・・・。
そのうち仲良くなってきて『八ッ始めてで二月なの〜』などと言われさらにブルーになる。
それにしても驚いたのは、みんな山の装備以上に酒の準備が凄い!
ザックの半分近くは酒とツマミのセットなのだ!冬山で緊張していたので酒を持って行くなどと言う事は
サスガのオレの頭には無かった。(以後は反省して・・・)

そのうち年も近そうなヤツと盛り上がりウイスキー・麦酒・日本酒と進み夕飯前には
スッカリ出来上がってしまった。標高も高かったので頭も痛くなってきた・・・まったく始めてなのに・・・。
なんとか夕食(スゲー豪勢)を食べ、酔い覚ましに外へ出る。
すでに-15°まで気温が下がっていて酔い覚ましには調度いい、空には気持ち悪い位の星が出ている。

浅い眠りだったが、いよいよ朝を迎える。快晴!
昨日スッカリ意気投合した彼と歩き出す。旅は道ズレ〜となったのだが、
なんと彼のアイゼンの調整ボルトが壊れてしまい結局一人でのアタック?となった(彼は山小屋に修理に戻る)
森林限界を越える前に森の中でお湯を沸かしテルモスに詰める。

勿論今回は一般ルートからなのだが森林限界付近から勾配も上がりスットックのアリガタミを感じる。
ピッケル使えばいいのだが、使い慣れないと結構コワイのでレキのストックを一番短くしてダブルアックス風?
に使用!。それにしても高度感が凄い!だが景色も凄い!!!冬のカキーンと凍りついた空気の向うに
中央アルプス・北アルプスとゴージャス!な風景が広がる!
氷と積雪で埋まった鎖場など少々?ビビリながらやっとの思いで稜線に出た!いや〜〜〜きつ〜〜てな感じです。
当然だが稜線なので今度は風が凄い!だがだが反対側の先週登った秩父山塊やオマケニ富士山も見えてきて感激!
目の前の阿弥陀岳も迫力である!

そして最後の赤岳への登りにかかる。風が凄い!!
もう少しで山頂という所で森川君(やっと名前思い出した)も追いついてきた。
(結構飛ばして来た模様、だが雪山初心者のブザマ?な姿を見られなくてよかった?かもハハハ)
憧れ?の赤岳山頂からはオールスター代運動会コノヤロ的風景(このフレーズドコかで?)が広がっている。感動〜〜

編集部注:後で気が付いたのだが、カメラがパノラマ切替えになってしまっていたため(登りでモガイテイル時かな?)
      出来上がった写真がなんと全部パノラマになってしまった!(@_@)
      それにしても赤岳展望荘て物凄い所に建ってるな〜





そして問題の下りだが、登りの時うすうす?感じていたのだが怖い・・・とても怖い・・・。
登りのルートより高度感がある上に、ココでアイゼン引っ掛けて転んだら行者小屋まで落ちるな!
モシクワ、ストレートに死ぬな!てな感じなのだ!!!圧巻は鉄梯子の階段なのだが踏み板がグレーチングで
いかにもアイゼン引っ掛けてください!てな感じなのだ!!!
そんな中、やはり慣れてる森川君はすたすたとピッケルワークも軽やかに下っていく。
やや?だいぶ??焦りながらやっとの思いで行者小屋まで降りたのだった。ハアハア・・・

行者小屋からのルートはとてもいい感じで赤岳鉱泉のルートより数段いい!のだった
途中笑ったのは、先行していた一団のオヤジがコケタのだが、そん時ザックからなんと
一升瓶!!がころげ出たのだった・・・。