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ニキビ痕=傷跡

●ニキビは進行過程ではいわゆる「傷」とイメージしてください。  
  例えばカッターや刃物等で手足を傷つけてしまい、多少の出血があった場合、
  傷口を消毒しバンドエイドや包帯で傷を保護するのが 一般的です。
  このような対応で、出血は止まり、カサブタができます。


●これも数日後にはなくなり、薄赤い傷痕が残りますが、更に時間の経過と
 共に跡形も無くなる経験を多くの人が持っている筈です。
 ところが深い傷を負った場合、外科医の世話となったりして傷を縫い合わせ、
 包帯で保護していると傷は治癒しますが、殆どの場合に傷痕が残ります。


●ニキビを自然治癒に任せたり、自身でつぶしたりすると皮膚の組織が破壊され、
 結果として傷跡・ニキビ痕となる例が大変多くあります。
 *ピ−リング(皮膚を剥ぐ)を行う際に考慮すべきは、この行為自体が表皮の再生を
  期待してのものですから、ニキビ痕に対して無意味となりかねません。
  僅か0.2mm程度の表皮に対してピ−リングが基底層に至ると、表皮はその再生力を失います。
  ニキビは毛孔の脂腺を中心とする症状ですから、表皮をいじってもニキ ビは勿論その痕を
  解消するには至らない無意味な行為となりかねません。



  ※傷が修復するしくみ※ 

 ケガ(傷)をした場合、最初の2〜3日は赤みや腫れなどが目立ちます。


・第1期(炎症期)
 
傷を受けてから最初の2〜3日は、患部が赤く腫れて痛んだり、熱を持ったりします。これは、いわゆる「炎症」と言われる現象です。  
 傷口が細菌などに感染するのを防ぐために起こる、体の防御反応なのです。一方、傷口の周りの表皮細胞は盛んに分裂し、48時間以内に新しい表皮が形成されます。
【ケガ直後】皮膚が傷つき、血液が傷のところで固まっています。
【24−48時間後】傷の縁より細胞が増殖を開始します。


・第2期(増殖期)

傷を受けてから3日くらいたつと、新しくできた表皮の下の部分の修復が始まります。繊維芽細胞の産生したコラーゲンに支えられて毛細血管が発達し、そこへ流れ込む新鮮な血液が線維芽細胞に栄養や酸素を供給し、更にコラーゲンの産出をうながすという自己増殖のサイクルが構成されます。

【5−8日後】表皮が傷縁に沿って移動し、傷はほぼ接着します。
【10−15日後】傷の接着が安定します。
【3週間〜4ヵ月後】皮膚の接着が不十分だと皮膚の周囲に発赤、硬化がみられます。

・第3期(成熟期)

 傷口がふさがれると、肉芽は縮小し、繊維芽細胞から作られたコラーゲンを主体とした白い傷跡になります。目立たなくなるためには、個人差や傷の深さによりますがも4ヶ月〜1年が必要です。
【6ヶ月〜1年後】傷が軟化しほとんど正常と変わらなくなります。


  ※傷跡がなかなか消えない理由※ 

 通常、ケガをしたあと(傷あと)は、半年〜1年程度で白く目立たなくなります。
 しかし、傷が化膿してしまったり、傷の安静を保たなかったりすると、
 傷口が赤く盛り上がってしまう「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」に
 なってしまうことがあります。   
 また、体質によっては、傷口の周りまで赤く盛り上がる「ケロイド」 になることもあります。
 このような現象が起こるのは、ケガをすると皮膚にある「繊維芽細胞」 がコラーゲンという
 蛋白質を作ってその傷を修復しますが、傷口の化膿や、傷の周囲の新陳代謝が悪いと
 修復がなかなか上手くいかな いためです。


 ※肥厚性瘢痕・ケロイドは、この修復の過程でコラーゲンが異常に産出され、
   傷口からあふれ出て盛り上がってしまった状態なのです。



にきび跡の解消法

お顔でも、体にケガや傷をおった場合と同じように、
「栄養をしっかりとる」・「患部の安静」・「傷の清潔を心がける」の
ケアの基本はしっかり守らなくてはなりません。

人体は機械ではありませんから、ニキビ・ニキビ痕跡も、
それ自体を修復させる最大の要素はその人自身の体質・
肌質の自然治癒力にかかってきます。

「塗ったり飲食しただけでニキビやニキビ痕を消す商品があるのでは?」
と、期待するのは人情ですが、商品や手法の問題以前に
「皮膚はそういうふうにできていない」のが現実です。

現在残っているニキビ跡を改善するのと同時に、その後にできる
ニキビも跡にならないようにするには、ある程度の時間とそれなりの
地道な努力はどうしても不可欠です。

もちろん地道な努力も皮膚の仕組みをキチンと理解し、皮膚の仕組みに
合わせた正しい指針や方法がなければ何の意味もありません。


●人の価値は外見よりも内容であることはよーくわかっていても、人生の
最も華やかで多感な時期に肌の悩みがあると、人生も暗くなってしまうも
のです。

 しかし実際には美肌を獲得することは、体を変化させることです。
当然ながら、皮膚は身体の一部で、健康を維持する上で、とても大切な
役割を持って働いています。

 お肌のトラブルを、レーザーやピーリング等の医科的手法で即解消する
事は不可能です。

皮膚=体に負担や副作用を与えずにキレイになるには科学的根拠に
基づいた時間(期間)が必要です。

    

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