第3日目 平成15年8月11日(日)
地図

積算計 6299KM

   7時30分に民宿「ちば」を発ち、立江寺(19)(タツエジ)に向かった。約5キロで着いた。
 立江寺は 写真ご朱印 747年に聖武天皇の勅願に寄り、行基が光明皇后の安産を祈願して延命地蔵菩薩を彫り本尊として 建立したのが始まりという。境内には子授地蔵尊がある。

 次の鶴林寺までは約14キロある。
 鶴林寺(20)(カクリンジ) 写真写真 ご朱印 は勾配の急な道をどんどん登っていく。標高570mにあり、八十八箇所で二番目に数えられる難所である。 難所といっても歩いての難所と、バイクでのそれとは自ずと違う、しかしつづら折の登りのお遍路道はバイク にとっても相当に気を使う難所である。木立の中から現れる仁王門は堂々として、樹齢800年以上の 老杉が沢山ある。大師が修行していたとき、雌雄二羽の白鶴が翼をかざして金色の地蔵菩薩を守護しながら 杉の梢に下りてきた。大師は3尺の地蔵菩薩を彫り、その胸の部分に降臨された一寸八分の金色の地蔵菩薩 を納めてご本尊とした。本堂の両脇と仁王門には一対の白鶴の像がたっていて本尊を守っている。 寺の名の由来である。

 次の太龍寺までは約10キロ。
 太龍寺(21)(タイリュウジ) 写真写真 ご朱印 は標高600mの山頂にあり、かっては難所であったが、ロープウエー(¥2400)ができて楽になった。 大師が刻んだ虚空蔵菩薩が本尊として本堂に安置され、幸福、人徳、財力、千恵を無限に授けてくれる仏様 である。

 次の平等寺までは約14キロある。
 平等寺(22) 写真写真 ご朱印 は緑、紫、白、赤、黄の鮮やかな幕が山門にたなびいている寺である。大師が41歳のとき、この地で 母君の厄年にあたっての厄除祈願をしていたら、空中に五色の瑞雲がたなびき、その中に現れた梵字が金色に 輝いたという。それがやがて薬師如来に姿を変え、光明があたりに輝いたのだという。そこで大師が 杖で井戸を掘ると乳白色の霊水が湧き出した。この水によって人々が平等に救済されるように、と 寺の名前を定めた、という。その井戸は現存して、万病に効く無色透明の「弘法の霊水」となっている。

 次の薬王寺までは23キロある。 薬王寺(23)、 写真写真 ご朱印 は海の近くにあり、厄除寺としてその名を全国に馳せ、厄除けを願う参拝者が後を絶たないという。

 ここからしばらく海岸近くを走った後、徳島を離れ、高知県に入る。  薬王寺からは75キロ離れた室戸岬の先端にある、最御崎寺(24)(ホツミサキジ)に向かって南下する。
 途中、長く寂しい海岸ペリを通る。漁村を通り抜け、海と崖との間の人気の無い道をえんえんと通る。 たまにお遍路さんが杖をつき、日除けの帽子を頭に、暑い中をトボトボと歩いていく。歩いている脇を、 申し訳ない気持ちで、また頑張ってくれと祈るような気持ちで通り過ぎる。この辺は道は平らであるが、 なかなか次の寺に着かない。別の意味で孤独と闘わねばならない難所なのであろう。  或る漁村を走っているとき、海の方から、急に犬がフラフラとバイクに 向かってきた。町中でもあり、さほどスピードは出ていなかったが、急ブレーキをかけ、ハンドルで避けた。 280キロの巨体はタイヤを滑らせながら斜めに走った。そして犬を何とか回避することが出来た。 バイクはバランスを崩しながらも転倒することなくなんとか立ち直ることが出来た。良かった。

 最後に坂道を登って、やっと最御崎寺にたどり着いた。 写真写真 ご朱印  最御崎寺は太平洋に向かって突き出た室戸岬の先端に建っている。ここは大師にまつわる伝説が沢山ある。 弘法大師空海は、室戸岬から海と空の雄大な景色を見て、それまで教海と名乗っていたのを 空海に変えたのだという。

 次の津照寺(25)(シンショウジ)までは6キロと近い。
 津照寺 写真写真 ご朱印 は室戸市内の高台にあり、石段を登っていくと、市内と室戸岬の雄大な景色が見渡せる。石段の途中には 竜宮城を思わせる鐘楼門が建っていて、周りの緑と良く映える。近くには漁港があり、漁師たちは室戸の荒波に もまれていつも危険な目にあっていた。大師が漁師たちの安全を祈願して延命地蔵を刻んだ。別名を舵取地蔵 といい、航海安全のお守りとなっている。

 次の金剛頂寺までは5キロでついた。
 金剛頂寺(26)(コンゴウチョウジ) 写真ご朱印 は歴代の土佐藩主から多大の信仰を受け、大いに栄えた。33000m2の広大な敷地を誇り、 国の重要文化財が多数収蔵されている。

 次の神峯寺(27)(コウノミネジ)までは33キロとまた長い。
 神峯寺 写真写真 ご朱印 は神峯山の頂上付近に建つ。急な山道を登り、仁王門から境内の本堂まではさらに150段の石段を 登らなければならない。石段沿いには日本庭園が整備されていてとても景観が美しい。
 途中ナビつきの車で先導していただいた 金子氏 (お経をきれいに読む、お遍路三回目)と別れる。
途中、安芸郡安田町、南石油店で給油( 9.9L @103 ¥1071 オド219.5KM)
更に安芸市の海岸を通り、約38キロ離れた大日寺(28)まで来たが、5時をすぎているためにお寺の 納経所は既に閉まっていた。近くのお店で、国道沿いの旅館「かとり」(香美郡野市町 ¥5500  朝食付き、夕食¥2500)を紹介してもらい泊まる。

本日の走行 226KM

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