良い真珠の見分け方



ダイヤモンドのように統一された明確な基準がない真珠は、様々な判断基準を元にグレードを分類しています。しかし、ショーケースに陳列されている真珠製品を見て、そのグレードを正確に判断できる方は少ないと思います。真珠の判断基準は非常に微妙であるため、多くを述べることは出来ませんが、より良い真珠製品の見分け方をこのページを見ていただいた方にだけこっそり(?)お教えしちゃいます。真珠は大きさ・形・色・光沢・巻きといった基準で分類され値段が決定します。その見分け方を、写真をつけて紹介していますのでご覧ください。

1.巻き Coat



左:真珠層の厚い珠  右:真珠層の薄い珠
巻きとは、真珠核を取り巻く真珠層の厚さのことを言います。左の写真でお分かりいただけるでしょうか?右の珠の方が、白っぽく光沢がありそうに思えますが、実際光沢はほとんど変わりません。真珠層の巻きが薄い珠は、一般に乳白色となるものが多く、またキズが目立ちにくいために良質の真珠と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、良質な真珠は左側の珠です。といっても、宝石店に並んでいる真珠製品を比較するわけにも行かないので巻きの良し悪しを判別するのはなかなか難しいと思います。巻きの厚い真珠はギュッと中身が詰まった感じで、手にとるとアコヤ真珠独特の奥ゆかしさが伝わると思います。

次は光沢についてです。やや暗い写真になっていますが左の珠は光沢の弱い珠、右の珠は光沢の強い珠です。やや上部の白い部分で比較してみると、左の珠は輪郭がぼんやりとしているのに対し、右の珠は輪郭がしっかりして、また反射の度合いも大きいことがわかります。光沢の強い珠はニスやサラダ油を塗ったような感じにも見えます。しかし実際にそのような加工は施していませんのでご安心ください。一見何か塗っているのでは?と疑いたくなるくらいの珠を選べば、それはAクラスの光沢といっても過言ではないでしょう。ただスポットライトなど強い光の下では、どうしても光沢があるように見えてしまうので、購入してから実際に身に付けてみると案外だったということもあります。
2.光沢 Shine



右へ行くほど光沢が強くなっている

3.色 Color



上段左から、ピーコック・グレイブルー・ナチュラルブルー
下段左から、ゴールド・ホワイトグリーン・ホワイトレッド
アコヤ真珠といえば、白色で冠婚葬祭にピッタリな・・とお考えの方も多いと思いますが、調色(色を入れる)加工を施したものも含むと、実にバラエティに富んだ色が存在します。左の写真はそれを大きく分類したものです。ホワイトでも赤が強いレッド系や緑が強いグリーン系などいくつかの系統がありますので、お好みや用途に応じて使い分けられるのも面白いのではないでしょうか?ネックレスやイヤリングだけではなく、例えば黒系のものは念珠(数珠)などに加工する場合もあります。どちらかというと色の濃いピーコックやゴールドは安価で手に入りやすく、またカジュアル色も濃いのでご覧になる機会がありましたら一度チェックしてみてください。ただ、業者によって加工の方法が異なるため、これらの色の製品がどこのお店でも手に入るというわけではありません。また、色の呼称も会社によってまったく違う場合があるので注意が必要です。

アコヤ真珠の大きさは大小様々なものがありますが、多く取り扱われるのは6.0〜9.0mmのものです。当社で扱っているのも大半はこの大きさです。サイズが大きく綺麗なものは大変貴重ですが、サイズの小さいものは手頃なお値段で手に入りやすく、普段でもちょっとしたアクセサリーとして身につけられますのでお勧めです。
4.大きさ Size



左端が6mmで、0.5mmづつ大きくなっている。右端は9mm。

5.形 Shape



左端から真円形・楕円形・卵形・ボタン・バロック
アコヤ真珠製品には真円のものが数多く存在しますが、中にはそうでないものもあります。形の悪いものは安価で手に入りますが、決して品質が悪いというわけではありません。むしろ巻きはかなり厚くネックレスなどには不向きかも知れませんが、ペンダントトップなどのワンポイントアクセサリーに向いています。個性派を演出するのにはピッタリかもしれませんね。

キズは一目でわかる簡単な基準です。しかしその種類は多く、また形や大きさも様々です。その中のごく一部が右の写真です。じっくりとネックレスを眺めてみると、ちょっとしたキズでも目立って見えてしまいますが、身に付けてみると光沢や周りの珠などで以外に目立たなくなってしまいます。もちろんイヤリングやペンダントなど、一つが強調されるものについてはちょっとしたキズでも目立ってしまうので注意が必要です。とはいえ、貝によって長い時間をかけて育てられる真珠にキズは付きもの、といっても過言ではありません。むしろキズによってイミテーションなどではなく、本物の真珠であることが証明されているのです。
6.キズ Spot



一口にキズといっても、形や大きさは様々