#夢見る大地 永遠の翼 Scene25〜27 by飛鷹 !wait60 白き竜神が眠る島――\s それは、絡み合った物語達の終着点。 様々な想いと世界の命運をかけた、決戦の地。 今、私達は全てを背負い、 夢の中心へと足を踏み入れた。 !wait60 \>  Silhouette Note.\<\s\> After Ending story.\<\s \f[36]\>  夢見る大地 永遠の翼 \>Scene25:\<\s\> 墓標 !wait40 !v5=1 !bgs../SE/(Action)学内歩き !mv中央公園 !wait10 @1 神秘の\r[道標,みちしるべ]が創りだした光の橋。\s その示された道を渡り、ツバメさんとセタさん、 そして私達は、竜神の眠る島に辿り着いた。 そこあったのは、静寂。\s 樹木も生えておらず、自分がどこに居るのかすら わからなくなりそうなほど、殺風景な場所でした。 しかし、ツバメさんとセタさんは迷うことなく、 島の中心へと向かっていく。 そんな二人の背中を見ながら、私達も……。 @0 !mv !wait20 @130 セタさんの姿を、初めて見たけどさ。\s とても凛々しい雰囲気だよね。 @440 そうですね……。 @1 あのような凛々しさは、私には無いな……。 @130 とても真面目そうだけど、 どこか不器用そうで…… @134 セトに似てるなって、思ったよ。 @440 私の前世と知っているから……ですか? @134 いや。 知らなかったとしても、そう思ったよ。 @130 シェルティーとしてのセトが、 セタさんと似て、凛々しいからね。 @440 え……? @131 意外だと言いたげだね……。 @130 でもさ…… @134 闇オークションの時や、魔犬と戦った時、 セトの纏っていた雰囲気は、凛々しかった。 @130 君が、僕と直接戦った時も、ね。 @134 そういうのって結構無意識だから、 自覚していなかっただけだと思うよ? それに…… @440 それに? @0 !mv @1 \c[3]「セタ。一緒に戦うにあたって、  一言伝えておこうかしら」 \c[4]「む?一体なんだ」 \c[3]「アタシに……\s惚れるなよ?」 \c[4]「な、なにをバカなことを言っているんだ!  ツバメ!!」 \c[4]「大体、私達は女同士ではないか!!」 \c[3]「あら、セタちゃんって女の子だったの?」 \c[4]「せ、セタちゃん!?  \sつ、ツバメ……その呼び方は……」 \c[3]「可愛くていいじゃない。\s  それに、これは親愛の証よ?」 \c[4]「し、しかし、それは……」 @0 !mv @134 ああいうやり取り見てると、 二人は僕らに似てるなって思ったんだ。 ついついからかってみたくなるとか、ね。 @1 シシト先輩ったら、くすくす笑ってる……。 @441 む、むぅ……!否定できないですね……。 @130 でもさ。 凄く仲が良さそうでいいじゃん。 @440 そうですね。 それに……確かに、 私達もあんな感じだったんですよね。 @134 "だった"……か……。 でもさ…… @130 これからも、そういう\r[触れあい,コミュニケーション]が 出来たらいいな、て思うんだ。 @440 …………。 @1 これからも、か……。 @440 きっと、出来ますよ。 この試練さえ乗り越えれば、 きっと、たくさん。 私も……先輩とのそういう\r[触れあい,コミュニケーション]、 大好きですから。 無邪気にじゃれあったり……。\s あと、今までには無かったやりとりも、 したいですけどね。 @134 そうだね……。 @130 まあ、何も考えなくても、 自然に色々とやってそうな気がするよ。 僕とセトだし。 @440 ふふっ。そうですね。 @1 変わったからといって、 昔の心を失ったわけじゃない。 同じ関係であり続けながらも、 間に新しい関係が芽生え、育ち始める。 そして、多種多様な"関係"が出来上がっていく。 私達の間に起こった変化は、 きっと、そのようなものなんだと思います。 私にとってのシシト先輩は、 幼馴染で、一つ年上な男の子で、先輩で…… 最近は師匠にもなり、 ある意味では、ライバルにもなり…… そして―― …………\s私達の間には、色んな"関係"がある。 それら一つ一つ…… 全部が、とても大事なんです。 @0 @1 ただ…… 今になってこんな会話を交わすのは、 緊張しているからなのかもしれません。 これから挑む戦いは、 かつてない程に厳しいもので―― 何より、目の前を歩く二人からも、 密かにその緊張感が滲み出ているから……。 それを和らげたくて、安心感を得るために、 こんな会話をしているのかもしれない……。 @0 !mv !wait20 !bgs !wait30 @130 あれ……? ツバメさんとセタさんの姿が…… @1 そんなやりとりを続けていたら、いつの間にか、 二人の姿が目の前から消えていました。 ……すぐに気付かなかったのは、やはり、 私達が緊張しているから、なのでしょうか……。 @440 でも、待ってください。 あそこに何か、淡く光ってるものが…… @130 ……剣が二本、地面に突きたてられている。 @1 二本の剣が何なのか、確かめる為に近寄る。 もし、私の勘と、漠然とながら浮かび上がりかけた 記憶が正しいのなら、この二本は―― @440 太陽の剣と、聖なる月の剣……。 @1 赤い輝きを放つ剣と、蒼白き光を放つ剣。 セタさんとツバメさんが使った剣。\s そして―― ソウガさん、ケイさん、そして、ツバサさん――\s 三人の魂が、守護者として宿った剣……。 @130 なんというか……まるで、お墓みたいだ。 @1 地面に突き立てられた姿は、 墓標のようにも見えた。 いや…… ように見えただけではなく、きっと―― @130 でも、何故こんなところに……? それに、 これは幻じゃなく、本物のような…… @440 本物ですよ。シシト先輩。 この島だけは、作り出された幻ではなく、 異次元より転移してきた場所。 そして……\s恐らく、ツバメさん達は、 ここに二本の剣を残したんです。 @130 じゃあ、この中に…… @440 眠っているんでしょうね…… 剣の守護者となった、彼ら……\s 知られざる英雄達の魂が……。 @134 …………。 @130 ツバメさん達がここに残してから、 ずっとここに在り続けたんだろうか…… @440 きっと、見守り続けたんだと思います。\s ここから、シルフェイドの世界を。 そして、この下で眠り続けていた、 白き竜神も……。 @130 それが、異次元であるこの世界へと 飛ばされてきたわけか……。 @1 何故、この島が次元空間へと迷い込んだのか……\s その原因は、まだわかりません。 しかし…… @440 この島が私達の世界へと流れ着いたのは、 偶然なんでしょうか……。 @134 運命の悪戯か、それとも因果か……。 @130 その答えは、神のみぞ知るってとこかな? @440 なら、聞いてみますか? @130 この下で君を呼び続けている、 竜の神様に、ね。 @0 !mv !wait20 @1 静かに剣に近づき、柄を掴む。 私達が導かれているというのなら、 きっと、この剣が―― @0 !mvnil !mv !wait40 一方、リクレール達―― !v38=1 !wait30 !mvシシトの部屋 !wait10 @830 静かですね、女神様……。 @730 そうですね……。 この雪が、凶兆……\s 災厄の訪れを意味していることなど、 忘れてしまいそうな程……。 @830 寒くないでしょうか? @730 ええ。大丈夫です。 @737 それに……この雪降る寒空の下で、 セトさんとシシトさんが戦っているんです。 @730 それに比べたら、この程度の寒さなど…… @830 無理はしなくていいのですよ。 生きるものは皆、 辛い時、寄り添うもの……。 女神様もまた、そんな人なのですから。 それに……今、我に出来ることくらい、 して差し上げたいのです。 @730 ありがとうございます。クロウ。 @1 リクレールにその身体を寄せながら、 クロウもまた願う。 主を守り、共に戦った者と、 その隣に立ち、強き絆を持つ者の無事な生還を。 祈る神はいない……。\s ただ、彼らの強さを信じて……。 @737 シシトさん……セトさん……。 @1 ひたすらに願い続ける、リクレールと共に……。 @0 !mvnil !mv !wait10 !wait60 @131 う……何が起こったんだ……? @440 ここは…… @1 二本の剣に触れたとき、 突如私達を包んだ、眩い光。 一瞬の間、意識を奪われたかのような錯覚に陥り、 再び目を開いた時、私達は、全く別の場所に居た。 そこは、暗闇でありながら、 互いの存在がはっきり見えるほど明るい、 不思議な空間。 人の常識を軽く超越した、 神が住まうに相応しい雰囲気が、ここにはあった。 それもそのはず、ですよね……。\s 何故なら、ここは―― @0 !mv @1 \c[2]「竜神の墓へようこそ」 @130 !! @960 \c[2]お二人とも、お待ちしていました。 @440 …………。 @1 ここが、白き竜神が眠る島の中……\s 竜神のお墓だから……。 @0 !mv @1 お墓の主―― 白き竜神は、山の如き巨体を横たえ、 この空洞の奥で眠っています。 白き竜神の墓守と名乗るアイツもまた、 そのすぐ傍に居ました。 @0 !mv @440 ……最初に言っておきます。\s 私は、白竜の力を渡す気などありません。 ここに来たのは、あなたを倒し、 人間消滅の儀式を止めるため。 @130 災厄なんてものは、一切起こさせない。 @134 今までは、お前に踊らされてきたが…… ここで、止めてやる。 @960 \c[2]ふっ……。 良い覚悟をお持ちのようですね。 @134 ああ……。 一晩で固めただけの覚悟じゃ無いよ。 @960 \c[2]どうやら、そのようで。 @134 ……一つ、聞こうか。 @131 お前は……一体何の為に力を欲す? @960 \c[2]語ったところで無駄だと思いますが…… まあ、簡単にお答えしましょう。 \c[2]弱者が強者となる為に……\s そして、神となり、世界を創る為に、 力が必要……。 \c[2]たったそれだけのことですよ。 @134 弱者が強者へ、そして神に、ね…… @440 確かに、壮大な目標ですね。 ですが…… @441 あなたのように歪んだ者が創った世界など、 誰が望んでいるんですか!? @960 \c[2]望むのは、私自身。\s 私にとっては、白き竜神も、貴方達も、 その為の礎にしか過ぎません。 \c[2]かつて、弱者たる私に与えられたのは、 強者から押し付けられた理不尽のみ。 \c[2]ならば、弱者であった私が神まで登り詰め、 私の望む世界を創ろう。 \c[2]私は決意のもと、その願いを叶えるべく、 神が倒れた時から機会を待ち続けた…… \c[2]竜神の強靭な"肉体"と"力"を手に入れ、 私が"神の意志"に成り代われる時を。 \c[2]そして…… 今、その全てが揃おうとしているのです。 @134 御大層な\r[倫理,エシック]と\r[論理,ロジック]、そして努力だね。 @131 でもな…… @441 あなたがやろうとしていることは、 新たな理不尽を生み出すことに過ぎません! あなたの自分勝手な考えのせいで、 どれだけ犠牲が出ると思ってるんですか!? @960 生み出される犠牲もまた、所詮は布石……\s 私の世界を創る礎になるのですよ。 最初から、そうなるように考えていました。 @131 そう言うだろうと思ったよ…… @134 お前は、確かに賢い…… @131 だが……お前自身は、 ただその賢さに酔いしれているだけだ。 @134 だから結局、何も見えていないんだよ……。 @440 確かに、強い者も、弱い者も居ます……。 弱者が、理不尽な思いをすることも、 十分に知っています……。 でも…… @441 だからこそ、弱き者へ その手を差し伸べる者だって居るんです! 私は、シシト先輩と出会って、傍に居て、 触れ合っていく中で、それを知った!! @960 \c[2]では……\sそのように仰る貴女に、 最大の絶望をお見せしましょう。 \c[2]既に、全て整っているのですから。 \c[2]あなたが持つ白竜の力を奪い取り、 我が物にする布石が、ね……。 @440 なっ……!? @960 \c[2]そして…… \c[2]愛や絆といったまやかしなど、 容易く壊れることを証明してみせましょう。 @0 !mv !wait50 \>Scene26:\<\s\> \r[最大の絶望,こわれるあい] !wait30 !bgmサスペンス !wait30 @131 壊れることを証明? お前は一体、何をする気だ……! @960 \c[2]覚えているでしょうか?\s あなた達が初めて、竜神の夢によって 作り出された大地に踏み入れた時のことを。 @131 お前に仕掛けられて、 僕達が多数の魔物に襲われた時か……。 @441 それが、なんだと言うんですか!? @134 生憎、毒の影響は既になくなっている。 @131 自分で言うのもなんだけど、 僕の回復力は人並みじゃ無いからな。 戦力の低下なんて、全く無い。 @960 \c[2]それは、"試させていただいた"お陰で 十分に理解しています。 \c[2]しかし…… \c[2]あの毒は、"ある物"のカムフラージュ であることには、お気づきになりましたか? @440 ある、物……? @960 \c[2]ふっ……。お気づきでないようですね。 !bgm \c[2]では―― @1 白き竜神の墓守が牙を見せ、醜く笑い―― !se../BGS/(環境)心拍 @441 ――――っ! @1 悪寒が、背筋を走った。 あの時、私達が戦った場所、夢見る大地――\s それは、竜神の夢によって作られた、幻……。 ならば、あそこで採った薬草もまた、幻……。\s そんなものが本当に、 あの猛毒に効いたのでしょうか? いや、効いたんじゃない……\s そう、見せかけられていたんだ……。 そして……\s 毒がカムフラージュだとしたら、 陰に隠されていたものがある。 つまり―― @960 \c[2]今――\s\r[刻印,・・]を、覚醒させましょう。 @0 !mv !se../BGS/(環境)心拍 !wait20 @132 っ……!?\sぐぅっ!? @960 \c[2]これが……\s最後の一手です。 @1 それこそが―― !bgmなんだこれは @132 くうっ……!\s \f[32]あぁぁアあアアああ!? @1 \> \<\f[32]――最大の絶望―― @441 し、シシト先輩!? @1 突然、苦悶の表情を浮かべ、 かつて毒牙を受けた腕を押さえ、 絶叫を上げ始める、シシト先輩。 これが……始まりの合図でした。 私は、先輩が苦しみだした原因を 理解していました。 これから、どのようなことが 引き起こされようとしているのか、も……。 しかし―― @132 ぐ……セ、ト……!\s \f[36]ぁあ゛アああア゛アア゛あ゛っ!! @441 一体何が――!? @1 私の本心は、\r[それ,・・]の認識を拒んだ。\s 理解できないフリをしろという声が、 私の理性に投げかけられた。 \r[それ,・・]は、絶望だから、と…… @132 \f[36]――――!! @131 @134 ………… @1 やがて、異常なまでに激しい絶叫はすぐに止み、 シシト先輩は急に\r[項垂,うなだ]れた。 @440 シシト、せんぱい……? @1 \r[それ,・・]を認めたくない私は、 淡く儚い期待を抱きながら、先輩に声をかける。 先輩に、何も異常など起きていないという、 どう考えてもありえないことを信じて……。 しかし…… この時既に、シシト先輩の様子―― 雰囲気が、完全に変わっていた。 きっと、誰の目にも明らかなほど…… それでも私はまだ、 認識することを拒んでいた…… @131 ………… @1 しかし、次の瞬間には、 認識せざるをえなくなった…… !se(Action)跳ね @133 ダアッ!! @0 !se(Action)ミス !mv !se(Shooting)撃破C @1 シシト先輩が……\s アイツによって操られ、奪われたことを…… @960 \c[2]クックック……\s 間一髪で避けましたか。 @441 っ…………。 @1 シシト先輩は私に向けて、 大威力の必殺技、ドラゴンクローを放ってきた。 脊椎反射によって、 ギリギリでなんとか避けこそしましたが…… @960 \c[2]どうですか? 最も信頼する人間を失った、絶望感は。 @441 ………… @960 \c[2]ふっ……喋る気すら起きませんか。 @1 本当に、絶望するしかありませんでした…… 先程のドラゴンクロー……\s 私に当たりこそしなかったものの、 地面を穿ち、地割れすら引き起こした……。 目前で示されたその威力は、 魔王をも大きく凌駕していた…… 先輩は今まで、これほどの力なんて、 一度も見せたことが無かったのに……。 つまり……\s 今、シシト先輩は、全力―― 或いは、それに近い力で、私を―― @131 ………… !se(Action)跳ね @133 ハアッ!! @0 !se(Action)ミス !mv !se(Shooting)撃破C @441 くっ!! @1 またも、\r[全力の攻撃,ドラゴンクロー]。\s 手加減なんて一切無い、無慈悲な一撃…… なんとか回避できましたが、これじゃ…… @960 \c[2]さあて、どうしますか? \c[2]愛する者を相手に戦うか……\s 大人しく白竜の力を私に渡すか…… \c[2]それとも、\s愛する者に殺されるか…… @441 なっ…… @1 できない…… 先輩を相手に、戦うなんて…… でも、白竜の力は、渡しちゃいけない……\s だから、ここで殺されるわけにもいかない…… !wait15 !bgm !wait15 ………… もし、シシト先輩が同じ立場になったら、 どうするでしょう? 殺されず、力も渡さず……\s そして、奪われた者も取り返す…… シシト先輩だったら、 それくらい、やってのけそうですよね…… じゃあ、その方法は? …………\sそうだ。\s 一つ、単純明快な方法があります! 絶望感に飲み込まれそうになって、 見落としかけていましたが…… でも、これだったら――! @440 私は―― !bgm(タクミ)魔法少女戦 @441 あなたを先に倒す!! !se(Action)跳ね @1 シシト先輩は、アイツに操られている。 だったら、操り主さえ倒してしまえば――! @960 \c[2]!! @1 アイツは、シシト先輩を奪ったという 優位に立った故に、油断している。 この隙に―― @441 いっけえ! \f[36]波動!!! !se(Shooting)カノン !wait1 !se(Shooting)カノン @1 一気に先輩を取り返す!! !bgm しかし―― @960 \c[2]ふっ…… @441 !? @1 私が攻撃を仕掛けた瞬間、アイツは笑った…… そして―― !v29=2 @260 !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @133 @441 なっ!? @1 放った波動の前に、 シシト先輩が現れ、立ち塞がり―― !se(Shooting)撃破B @132 ぐうおあっ!? @1 それを、真正面から受け止めてしまった…… @960 \c[2]くっくっく……。\s 奇襲が失敗して、残念でしたね……。 @441 そんな…… @960 \c[2]しかし、彼の力は凄まじいですね。 \c[2]腕を振るえば、岩をも砕き、 その脚は、瞬間移動さながらの速さを生む。 \c[2]味方となれば、とても心強いですよ。 \c[2]あなたもまた、彼のことを さぞ頼りにしていたのでしょう? \c[2]戦いだけではなく、色んな局面において。 @441 …………。 @1 何も言えない…… 私は心の底から、シシト先輩を頼りにしていた。 誰よりもシシト先輩が大切で、 その強さ、優しさもよく知っているから……。 @960 \c[2]何より……\s あなたは、彼を愛しているようですからね。 @1 …………或いは――\s 依存、していたのかもしれませんね……。 @960 \c[2]しかし…… @131 ………… @960 \c[2]貴女はたった今、 自らの手で、その愛する者を傷つけた。 !se../BGS/(環境)心拍 @440 あ……\sああ…… @1 その一言で、気付かされた……\s 私自ら、シシト先輩を、傷つけてしまった…… 傷つけたくなんて、なかったのに……\s 罪悪感で、身体が震える…… @960 \c[2]どうですか? \c[2]このような小細工で、愛などというものは、 簡単に壊れるのですよ。 \c[2]貴女達を引き裂くのも、 このように容易かった…… @131 …………。 @440 シシト、せんぱい……。 @1 アイツの前に立つシシト先輩は、戦う構えのまま、 色の無い眼で私を射抜いている。 名前を呼んだって、この声は届かない……\s 届いてくれない…… @960 \c[2]さて……信じるものを失った貴女に、 一体何が出来ますか? @440 っ……。 @960 \c[2]ふっ……。何もできないでしょうね。 @1 言われた通りだ……。\s 私は、何もできない……。 シシト先輩を、傷つけたくない……。\s だから、真正面からなんて、戦えない……。 いや、それ以前に…… 奪われてしまったことが……\s このような形で対峙しなきゃいけないことが、 何よりもショックで…… 戦意なんてものは、 もうほとんど消えかけていた……。 絶望に飲まれそうだった……。 でも…… @960 \c[2]くっくっく……。\s では、このまま、貴方達二人で 互いに傷つけあってもらいましょうか。 \c[2]そして、貴女が倒れた後、 白竜の力をいただくことにしましょう。 @1 ここで、心まで折れるわけにはいかない……。\s 私は、災厄を防がなきゃいけないのだから。 それは、私とシシト先輩…… 二人で背負った使命ですが……。 @0 !mv @131 ………… !se(Action)ミス @1 シシト先輩の腕が霞む。 それが、腕を振る動作だと解った時には―― !se(Action)ズシャアアー @0 @1 私の腕に、刃で斬られたような傷が走っていた。 @441 くぅっ……! @1 真空波――\s 手刀の一振りで、離れた相手にも攻撃できる技。 その威力は基本的に低いものの、 使い手によっては、凶刃とも化す……。 シシト先輩はそれで、 オーラバリアを容易く貫き、私を切り裂いた……。 @960 \c[2]おや、避けないのですか?\s それとも、避けることができないのですか? \c[2]或いは……\sこのまま、 傷つけられ続けることを選ぶのですか? @441 …………。 @1 私が傷つくのは、構わない。 もし、それでシシト先輩が取り返せるのならば、 いくらでも傷つきましょう。 でも……わかっています。 そんなことじゃ、何にもならないと。 災厄を防ぐことも、 シシト先輩を取り返すこともできない……。 私は、どうしたらいいのか、わからない……。 災厄を防ぐには、 最低でもアイツを倒さなきゃいけない……。 しかし、アイツに操られているシシト先輩が、 それを阻んでしまう……。 だから、シシト先輩を、止めなきゃいけない…… 戦って……傷つけあって…… @131 ………… @0 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 アああっ!!? @1 手刀一振りでまた一筋、今度は脚に裂傷が……。 @441 うぅ……。 @1 でも…… 傷つけ合った果てに、何があるでしょうか。 それはきっと、どちらかが倒れるか……\s 或いは、どちらもが倒れる結末……。 しかし、それではきっと、 災厄を止めるなんて、できない。 何より…… シシト先輩を取り戻すことができない……。 @0 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 うああっ!!\s……っく……! @1 私は、シシト先輩を取り返したい……! アイツに操られるという呪縛から、 救い出したい!! その為なら、私はどんなに傷ついても良い。\s ただ、シシト先輩は、傷つけたくない…… シシト先輩は、私が災厄と成りうると知っても、 傍に居ることを選んでくれた…… 私を守ると言ってくれた……。 だから……\s いえ、例えそうでなくとも…… 私だって、シシト先輩を守りたい!! なのに…… 今、シシト先輩が居るのは、私の隣じゃない…… シシト先輩が居るのは、真正面――\s 戦う相手として、そこに立っている……。 だからもう、どうしたらいいのか、 私にはわからない…… @960 \c[2]フッフッフ…… @131 ………… @0 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 ああっ!? @0 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 \f[28]いやああっ!! @1 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 \f[32]きゃああああっ!!! @1 一筋、二筋、三筋――\s 次々と、肌が裂けていく……。 …………このまま、為す術も無く 傷つけられ続けるしか無いのでしょうか…… 何もしないでいたら、何もかもが ダメになってしまうとわかっているのに…… @960 \c[2]何もしないという事は、諦めたのですか? \c[2]それとも、彼に傷つけられることを、 貴女は望んでいるのですか? @1 アイツは、そんな私を嘲笑っている…… @441 私は…… シシト先輩を、傷つけたくない…… @960 \c[2]彼を傷つけたくない? \c[2]笑止。\s 貴女はとっくに、 彼を傷つけたではありませんか。 @441 それでも……私は…… @1 シシト先輩が…… @960 \c[2]ふっ……。\s まだ、まがいものに縋るのですか。 \c[2]彼がこうなってしまったのは、 あなたにも一因があるというのに。 !se../BGS/(環境)心拍 @441 っ――――!! @960 \c[2]彼があなたを庇った時なんですよ?\s 私の刻印が、彼に埋め込まれたのは。 @440 あ…… @1 私の、せいで……? @960 \c[2]まあ、元々は貴女に刻み込む予定が、 結果としては狂ってしまったのですがね。 \c[2]だから、貴女のせいでもあるのですよ? @1 あの時、私を庇ったせいで、シシト先輩が…… @440 あ……う……ああ…… @1 崩れ落ちそうだった…… 例え、アイツの投げかけてきた言葉が全て、 私を絶望に落とす為のものだと解っていても…… 私に原因があるのは、紛れもない事実で、 それがシシト先輩を苦しめたのだから……。 @440 ………… @1 シシト先輩……ごめんなさい…… 私は―― @131 ………… @1 先輩の腕が、動き出す。 また、真空波がくる…… @0 !se(Action)ミス !mv @440 え――? @1 切り裂かれる瞬間、私は見た…… @134 !se(Action)ズシャアアー @441 \f[36]きゃぁあああっ!! @0 !mv !se(Action)ドゴン !wait20 @960 \c[2]ふっふっふ……。\s ついに、膝をつきましたか。 @440 …………。 @1 身体の傷なんて、気にならなかった。 今も、それが見えているから…… @960 \c[2]せめてもの慈悲です。 \c[2]貴女から白竜の力を頂いたら、 彼もすぐに葬り、 同じ墓に埋めて差し上げましょう。 \c[2]このまま傷つけあうよりも、 その方が、貴女にとって幸せでしょう? @1 アイツの言葉も、一切耳に入らなかった…… シシト先輩の後ろに立っているアイツは、 気付いていない…… シシト先輩が、今…… @134 ―――― @1 涙を流していることに…… @0 !mv !wait50 \>Scene27:\<\s\> 絆が流した涙 !wait60 !bgm../BGS/(環境)心拍 …………\s腕に激痛が走ったのは、突然だった。 アイツが"愛や絆など容易く壊れる"と言い出した時、 悪寒が走った。 毒がカムフラージュだと解った時、疼きだし、 そして―― @960 \c[2]今――\s\r[刻印,・・]を、覚醒させましょう。 @0 その言葉が聞こえた瞬間、僕じゃない何かが現れ、 瞬く間に身体を支配されてしまった……。 そして今、刻印より作り上げられた檻に、 僕の意識は捕われている……。 @1 「くそっ!  \sここから出せ!!  \s僕の身体を返せ!!!」 @0 叫べど声は僕の中で木霊するのみで、 外には全く届かない。 檻を破るべく全力でぶち当たれど、 全く壊れる気配が無い。 意識が、肉体から完全に 遮断されてしまっているんだ…… それにも関わらず、 五感だけは、全て伝わってきた。 身体の一挙一動も、 まるで自分が動かしてるかのように、 全て感じ取ることができた……。 でも……感じ取れるだけで、 身体の動きは一切、僕の意思には従ってくれない。 だから…… @1 「っ!!?  \s止めろお!!!」 @0 この腕が、セトに向けて振るわれるのも、 止めることができない……。 !se(Action)ミス !wait10 !se(Shooting)撃破C @960 \c[2]クックック……\s 間一髪で避けましたか。 @441 っ…………。 @1 「避けてくれたか……」 @0 操られてしまった僕の身体が放った、\r[必殺の一撃,ドラゴンクロー]。\s それをセトがぎりぎりで避けるのが見え、 少しの間だけ安堵する。 @1 「早くここから出て、身体を取り返さないと……!」 @0 アイツは、白竜の力を得るために、 この身体を使ってセトを傷つけようとしている…… このままじゃ、僕の身体が、セトを傷つけてしまう…… 僕が、セトを…… @1 「そんなこと……させて、たまるか!!」 @960 \c[2]どうですか? 最も信頼する人間を失った、絶望感は。 @1 「騙されるな、セト!!  \s僕は単に身体が操られているだけだ!!」 @0 この声は届かないとわかっているのに、 僕は叫ばずにはいられなかった。 @441 ………… @960 \c[2]ふっ……喋る気すら起きませんか。 @0 アイツが、僕らを嘲笑っている。\s まるで、完全な勝者にでもなったかのように。 そして…… @1 「っ!?やめろ!この腕を振るうな!!  \s避けろ、セトォおお!!」 @0 !se(Action)ミス !mv !se(Shooting)撃破C @441 くっ!! @0 またも僕の身体は、 セトを傷つけるべく動かされた……。 それも、普段は出さない力を引き出して…… これも避けてくれたけど、このままじゃ―― @960 \c[2]さあて、どうしますか? \c[2]愛する者を相手に戦うか……\s 大人しく白竜の力を私に渡すか…… \c[2]それとも、\s愛する者に殺されるか…… @441 なっ…… @1 「ふ、ふざけるなっ!!」 @0 傷つけてなるものか……! 殺してなるものか……!! 僕は、セトを―― @440 私は―― @1 「セト――?」 @0 その想いに応えてくれるかのように @441 あなたを先に倒す!! !se(Action)跳ね @0 セトが、動いてくれた。 @960 \c[2]!! @0 この身体を奪い、操るアイツ目掛けて! @441 いっけえ! \f[36]波動!!! !se(Shooting)カノン !wait1 !se(Shooting)カノン @1 「よしっ!!」 @0 狙いも威力も良い!これなら!! しかし―― @960 \c[2]ふっ…… @1 「!?」 @0 アイツは、笑った。\s そして―― !se(Action)跳ね !se(Action)ミス !wait15 !se(Shooting)撃破B @1 「うぁああっっ!?」 @0 気付けば、僕が、 セトの放った波動を受けていた…… @960 \c[2]くっくっく……。\s 奇襲が失敗して、残念でしたね……。 @441 そんな…… @0 なんで、こんなことになってしまうんだ…… 僕は、セトを守りたいのに、 僕の身体はセトを傷つけるべく動いてしまう…… それどころか、倒すべきアイツを 庇ってすらしまうなんて…… @1 「くそ……。\sこのっ!」 @0 焦燥感に駆られながら、 自分の身体を取り戻すため、必死で足掻く。 @1 「くそう!!\sくそう!!!」 @0 檻を破ろうと、何度体当たりしても、 何度ぶちあたっても、どうにもならない…… そうこうしている間に、アイツは、 言葉巧みにセトを追い込んでいく…… @960 \c[2]何より……\s あなたは、彼を愛しているようですからね。 \c[2]しかし…… \c[2]貴女はたった今、 自らの手で、その愛する者を傷つけた。 @1 「それは違う!  僕はセトに傷つけられてなんかいない!!」 @960 \c[2]どうですか? \c[2]このような小細工で、愛などというものは、 簡単に壊れるのですよ。 \c[2]貴女達を引き裂くのも、 このように容易かった…… @440 シシト、せんぱい……。 @1 「セト……」 @0 セトの声、僕に届いているのに……\s こんなにもはっきりと聞こえているのに…… 絶望に染まって、今にも泣きそうな瞳も 見えているのに……!! 僕は、何も出来ないのか……? @960 \c[2]さて……信じるものを失った貴女に、 一体何が出来ますか? @440 っ……。 @960 \c[2]ふっ……。何もできないでしょうね。 @0 アイツのその科白は、 僕にも言っているように聞こえた……。 言葉のナイフが突き刺さるように……。 何も出来ないでいるのは、僕の方だ……。 @960 \c[2]くっくっく……。\s では、このまま、貴方達二人で 互いに傷つけあってもらいましょうか。 \c[2]そして、貴女が倒れた後、 白竜の力をいただくことにしましょう。 @1 「っ!」 @0 また、身体が!! @1 「や、やめろ!!」 @0 僕の叫びも思いも届かず、 身体は勝手に動き―― !bgm 腕を、横薙ぎに一閃 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @1 「セトぉおおお!!!」 !bgmなんだこれは @441 くぅっ……! @0 真空の刃がセトを斬り、 赤い筋を走らせ、緋色の飛沫を散らした。 @1 「あ……ああ……」 @0 ついに……僕の手が……\s セトを、傷つけてしまった…… 僕が、セトを…… @1 「やめろ……\sやめてくれ……」 @0 操られた身体は、止まってくれない…… !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー 二回 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー 三回 セトを、また傷つけていく…… !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー 四回 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー 五回 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー 六回 何度も、何度も傷つけてしまう…… 腕をたった一振りさせられてしまうだけで、 セトに、傷が…… 気が、狂いそうだ…… セトの悲鳴が、 こんなにもはっきりと聞こえていて…… セトが真空波で斬られ、その姿が、 血で赤く染まっていくのも、見えていて…… でも、身体は止まってくれなくて…… @1 「やめろ……  \sこれ以上、セトを傷つけるな……」 @0 セトを傷つけているのは、僕の身体で…… セトが傷ついているのは、僕のせいで…… でも、僕は何もできなくて…… せめて……\s この腕だけでも、切り落としたいと思った。 何度も、何度もセトを傷つけてしまった、 この腕を…… アイツによって埋め込まれた刻印がある、 この腕を…… でも……それすら、出来ない……! 傷つけるばかりで……!\s 傷つけてばかりで、何も出来ないのか!? @960 \c[2]何もしないという事は、諦めたのですか? @440 …………。 @1 「…………」 @0 諦めたら、それで全てが終わってしまう……\s そんなことは、解っている…… でも…… アイツは、畳み掛けるように 言葉を突きつけてくる。 絶望で、心が折れてしまうように…… @960 \c[2]それとも、彼に傷つけられることを、 貴女は望んでいるのですか? @0 そんなこと、セトが望んでいるわけが無い…… @441 私は…… シシト先輩を、傷つけたくない…… @1 「セト……」 @0 君の想い、痛いほど伝わってくるのに…… 僕もまた、君を傷つけたくないのに…… 引き裂かれてしまった僕らには、 通じ合う術は無いのか…… @960 \c[2]彼を傷つけたくない?\s 笑止。 @0 この身体なら、いくら傷ついても構わない…… こんな檻に捕われ続け、 セトを傷つけてしまうくらいなら、いっそ――!! @960 \c[2]貴女はとっくに、 彼を傷つけたではありませんか。 @1 「違う!それは違う!!」 @0 例え、今、いくらセトから攻撃されようと、 それは、僕が傷つけられたことになんてならない! でも…… @441 それでも……私は…… @0 セトは、頑なに拒む……\s 優しい子、だからね…… それなのに、僕は…… @960 \c[2]ふっ……。\s まだ、まがいものに縋るのですか。 @0 まがいものなんかじゃない…… セトの気持ちは、 痛いほど伝わってきている…… セトが、僕を愛してくれていること、 理解している…… それは、決してまがいものなんかじゃない!! @960 \c[2]彼がこうなってしまったのは、 あなたにも一因があるというのに。 @1 「それも違う!  \sセトは何も悪くない!!」 @441 っ――――!! @960 \c[2]彼があなたを庇った時なんですよ?\s 私の刻印が、彼に埋め込まれたのは。 @440 あ…… @1 「だからって関係ない!  \sセトを庇ったのは、僕の意思だ!!」 @960 \c[2]まあ、元々は貴女に刻み込む予定が、 結果としては狂ってしまったのですがね。 \c[2]だから、貴女のせいでもあるのですよ? @440 あ……う……ああ…… @1 「違う!違う!!違う!!!  \sセトが責められる理由なんて、何も無い!」 「あれが最善だったんだ!  \sあの時セトが咬まれてたら、白竜の力は  とっくに奪われ、災厄に至っていたんだ!!」 @0 いくら心で叫んでも、 身体の口からは声が出てくれない…… 何も伝えられない…… @440 ………… @0 セトの表情に表れている絶望の色が、 更に濃くなっているのに…… 励ましの言葉をかけてやることもできない……\s 想いも、何も伝えることができない…… 何も、全く…… @1 「ちくしょう……!」 @0 こんな時に、僕は、なんて無力なんだ…… 意識を拘束する檻――刻印も破れない……。 このまま、セトが傷つき、やがて果てるのを、 ただ見ていることしか出来ないのか……!! ああ……また、腕が動こうとしている…… 嫌だ……。\s 傷つけたくない……!\s そんなこと、嫌だ……!! 言うことを聞いてくれ、僕の身体……\s その腕を振るな!! やめろ……\sやめろ…… !bgm @1 \f[36]「やめろおおおおお!!!!」 @0 !se(Action)ミス !mv !se(Action)ズシャアアー @441 \f[36]きゃぁあああっ!! @0 セトの悲鳴が、意識の中で木霊する…… 崩れ落ちる姿が、 やけにスローに見えた…… !mv !se(Action)ドゴン !wait20 @440 …………。 @1 「あ……ああ……  \sセ、ト……\s僕は……」 @0 !mv !wait50 この時、僕はまだ、気付いていなかった…… セトの僕を見つめる瞳が、 絶望とは違う色に変わっていたことに…… 僕が……僕の意識だけじゃなく、身体も、 涙を流していることに…… !wait60 !bgm !bgs