#Lost Jerusalem.Scene2〜4 by飛鷹 !wait30 暗闇の中、静かに眠り続けていた気がする・・・ とても、とても長い時間を\s 何かを抱え、たった独りで・・・ ・・・・・ 眠りから覚めたとき、私の胸にあったのは、 とても大きな喪失感・・・ 心にぽっかりと\r[空虚,あな]が空いているような 気持ちになった・・・。 それは、記憶を失ったせいなのか。 それとも・・・ 記憶を失う前に、大切な何かを無くしたのか・・・ その"大切な何か"を思い出したい・・・。\s この空虚が、埋まるかもしれないから。 でも、思い出すのが怖い・・・。\s 忘れることを望んでいたのかもしれないから・・・。 \r[未,ま]だ開かぬ、私の記憶の扉。 その前で、私は戸惑い続けている・・・。 !wait60 \> Another Story of Silhouette Note.\<\s \f[36] Lost Jerusalem \>Scene2\<\s\> 記憶の扉 !v27=1 !v37=1 !wait60 一晩明けた後シシトの部屋 ―― !wait60 !bgm安らぎ !mvシシトの部屋 @810 ・・・・・・。 @1 シシトさんと出会い、 助けていただいてから、一晩経った。 少々慌しい朝を過ごした後、シシトさんは出かけ、 私は一人、部屋の中で考え事にふけっていた。 胸の内にある虚無感・・・ 大切なものが抜け落ちたような この感覚は、一体何なのか、と・・・。 @0 @1 あの怪しい施設から逃げている時は、 このことは特に気にはならなかった。 ・・・あの時は必死だったので、 気にしている余裕が無かった・・・ というほうが、正しいですね。 でも、シシトさんに助けていただいたお陰で、 今の私には、精神的余裕ができた。 目を覚ました時からずっと感じていたもの―― このとても大きな喪失感について、 考えることができるくらいに・・・。 @0 @1 私は、自分が何者なのかすら、全く知らない・・・。 何故、人魚の身体なのか・・・ その理由も、判らない・・・。 もしかしたら私は、あの実験施設で 作られたばかりの生命なのかもしれない。 ・・・\sでも、私の直感はそれを、 確信に近いレベルで否定していた。 その理由は、ほんの些細なことですが・・・ 人が傍に居るという温もりを、 私は"懐かしい"と感じたから・・・。 そして、シシトさんのとある言葉が、 ずっと昔にも聞いたことがあると感じたから。 だから、私にはきっと"過去"がある、と・・・ そう、思ったんです。 だから、それを思い出したい。 ・・・でも、\s思い出すのが怖い・・・。 きっと、"忘れた理由"も 一緒に思い出してしまうから・・・。 そんな風に、二つの思いの間を、さっきから 行ったり来たりしているわけですが・・・。 それにしても・・・ @810 ここは、安らげますね・・・。 @1 昨日初めて来た場所。 まだ一晩過ごしただけの場所ですが、 不思議とここは落ち着きます。 特別な部屋というわけでもないのに・・・。 ・・・\s安心感は、シシトさんに助けて頂いた時から 感じていたのかもしれません。 ・・・そう言えば、この部屋の主である シシトさんは今、何をしているのでしょう? ・・・・・ 本を読みながら、帰りを待つことにしますか。 @810 え〜と・・・ @1 本棚を見てみると、結構面白そうな本が たくさんありますね。 どれから読みましょうか。 @0 !mv !mvnil !bgm !wait40 ―― 一方、シシトは―― !wait60 !mv倉庫街 !bgmけだるい午後 @102 ふぅ・・・。 捨てられた自転車拾いにきただけなのに、 なんだか凄いことになっちゃったね。 @1 車椅子の材料にする自転車を探しに来たら、 倉庫の中で拳銃や麻薬を偶然発見。 それを通報したら、警察の方々が 慌てて駆けつけてきた。 やっぱり、こういう事は重大な事件 なんだろうな。 まさか自分がこういうものの発見者に なるなんて、思いもしなかった。 ましてや、このアクアフロートでだなんて・・・。 @705 麻薬や拳銃を見つけたのは、 オレ様のお手柄だぜ!! @102 そうだね〜。リス君偉いね〜。 @701 なんか、感情の籠もってない言い方だな。 @102 気にしない気にしない。 @701 なんか釈然としないぜ・・・。 @700 まぁいいや。 ところで、拳銃でふと思っただけどよ・・・ シシトさ、 魔物退治の時、武器を使わないか? @100 武器って・・・ 拳銃とか、或いは剣とか? @700 そうそう。 @102 そんなもの一般人が持っていたら、 銃刀法違反で捕まるだろ。 @700 気にしなくとも、 そこらへんは何とかなるぜ。 それに、お前が魔法を使えないんなら、 武器で戦ったほうが良いと思うぜ? @100 そうだとしても・・・ 武器を持つ気は、しないね。 あんまり、好きじゃないんだ・・・。\s 武器も、そういう物や力を持つことも・・・。 @700 そうか・・・。\s シシトがそう言うんなら、 別に良いんだけどよ・・・。 @100 ・・・・・・。 @1 それにしても、拳銃か・・・。 なんで、そんなものを欲しがる 輩が居るんだろう・・・。 武器なんて、何かを傷つける道具にしか ならないというのに・・・。 それに、あの時・・・ @0 !bgm !mv !bgs(環境)心拍 !wait30 !bgs @1 ・・・っ! ・・・\sあの事を思い出すのは、止めよう。 !bgmけだるい午後 @100 さて・・・早く帰って、 じいちゃんに車椅子を作ってもらおうよ。 @700 そうだな。 それにしてもお前、スケイルちゃんには 随分と世話を焼きたがるよな? @705 さては、お前・・・! @100 う〜ん・・・そうだなあ。 少なくとも、人魚姫を拾ったからには、 放っておくことなんてできないでしょ。 @1 比喩とかじゃなく、本当に人魚を 拾っちゃったのには\r[吃驚,びっくり]だったけどさ。 @700 人魚姫ねえ。 じゃあ、シシトは王子様か? @102 いや、王子様は違う人でしょ・・・きっと。 @701 なんでそうなるんだよ? @102 現実ってそういうもんでしょ。 @1 お世辞抜きにしても、 スケイルさんはとても綺麗な人。 その雰囲気は、 まるで住んでいる世界が違うと感じるほど。 僕なんかじゃ釣り合わないさ・・・多分。 @701 お前、人生諦めすぎ。 @102 あんまり期待はしていないよ。 @1 それに、スケイルさんの事について、 知らないこと、判らない事が多い。 僕らが出会うより前のことは、特に・・・。 もしかしたら、既に王子様にあたる人が いたのかもしれないし・・・。 @100 とにかく、まずはうちへ帰ろう。 @0 !mv !bgm !mvnil !wait40 @1 その後、じいちゃん製の車椅子を ロングスカートと一緒に スケイルさんにプレゼントし・・・ じいちゃんに戸籍も作ってもらい、 スケイルさんは晴れて、家族の一員になった。 その時、スケイルさんが逃げ出した施設が、 ワルダさんという人のものだという事も、 じいちゃんの話でわかった。 ・・・今のところ、そのワルダさんという人が スケイルさんの事を一番知っているのかな。 とにかく、僕らは案内も兼ねて、 散歩へと出かけることにした。 @0 !mv !wait30 !bgm静かな時 !bgs(環境)波の音 !mv海岸公園 !wait30 @100 ここが海岸公園。 昨日、僕とスケイルさんが出会った場所だよ。 @810 明るい時に来ると、 随分と雰囲気が違うんですね・・・。 @1 この街の色んなところを周りながら、 私たちは海岸公園へとやってきた。 今、私たちの目の前に広がるのは、 青く輝く海・・・。 その穏やかな様子は、 飲み込まれそうな暗闇に包まれる夜の海とは まるで別物のようにすら感じます。 @100 僕もこっちに来たばかりで、 じっくり見たことは無かったんだけどさ・・・ ここの海は・・・綺麗だよね。 @810 そうですね。 とても・・・綺麗です。 ・・・・・・。 @1 波間に輝く、優しい太陽の光。 遥か彼方、水平線まで続く、優しい青・・・。   ―― \r[生命,いのち]の母なる海 ―― ・・・このような景色を、 どこか遠いところから眺めていたことがある・・・。 なんとなく、そんな気がしました。 @100 スケイルさん。 この場所、気に入ったの? @811 あ・・・。わかります? @100 なんとなく、そうかなって思ったんだけど・・・。 当たりみたいだね。 @810 はい。 @0 !bgm !mv !mvnil !wait40 昔、大切な人が、海が好きだと言っていた―― だから、海が更に好きになった―― !mv海岸公園 !wait50 @810 ・・・・・・。 @1 今、何かを思い出しかけた・・・。 大切な、何かを・・・。 ・・・・・・。 この、どこまでも続く海は、 私の記憶とも繋がっている気がします・・・。 !bgm静かな時 !wait30 @100 ・・・・・・。\s また、散歩がてら、ここへ一緒に来ようか。 @810 はい。 よろしければ、是非。 !bgs @0 !mv !mvnil !wait45 @1 村上家の一員としてシシトさん達と過ごす、 楽しくもあり、時々可笑しくもある、 穏やかな日々・・・。 人の温もりが傍にあり、 心安らげる居場所がある・・・。 それは間違いなく、 "幸せ"と呼べるものでしょう。 少しずつ、シシトさんに惹かれていったのも、 自然な流れだったと思います。 そのお陰か、\r[後から,・・・]気付いてみれば、 心にあった喪失感も、徐々に薄れていました。 !bgm でも・・・ ある日、転機が訪れたのです。 私の記憶の扉が、 意図せずして、開かれる出来事が・・・ それは、12月初旬の頃でした。 @0 !wait60 !bgm静かな時 !bgs(環境)波の音 !mv海岸公園 !wait30 @810 ・・・・・・\s 今日の海は、輝きが弱いですね・・・。 @100 そうだね・・・。 今日は雲も出てるし、 もう冬の日差しだしね。 @700 潮風も大分冷たくなってきたしな。 @1 その日も、私たちは海岸公園に来ていました。 シシトさんとアクアフロートの街をお散歩しながら、 途中で海岸公園に寄って、海を見る・・・。 そして、日々変わる海の表情を感じ取ることが、 一つの楽しみなんです。 今日の表情は・・・なんだか、すぐれませんね。 @810 ・・・・・・。 @0 @1 「むっ・・・ そこに居るのは、スケイルか?」 @810 え・・・? @1 背後から聞こえた声。 その方向へ振り向くと・・・ @580 ようやく見つかったか・・・。 随分と探したぞ。 @811 ワ、ワルダ、さん・・・? @1 私が目を覚ました場所・・・ あの怪しげな実験施設の主が、そこに居ました。 やはり、逃げ出した私を、 掴まえにきたのでしょうか・・・。 @100 ・・・・・・。 @1 突然現われたワルダさんから庇うように、 間に立つシシトさん・・・。 @100 ・・・・・・\s スケイルさんを、連れ戻しに来たんですか? @700 ・・・・・・。 @580 そう警戒するな。 確かに探してはいたが、 連れ戻しにきた訳ではない。 @810 え・・・。 @100 じゃあ、何故探していたんですか? @1 淡々とした口調で・・・ そして、警戒した様子は変わらないシシトさん・・・ @580 忘れ物・・・とでも言おうか。 とにかく、スケイルに返すものがあってな。 それを取りに来いと言いに来たのだ。 @810 忘れ物・・・ですか? @580 なんだ、覚えておらんのか? ワシがスケイルを拾った時に、 お前さんが大事そうに抱えていたものだぞ? @810 あの・・・。 私は、ワルダさんの研究所で 目を覚ました時より以前の事は、 何も覚えてないんです・・・。 @580 む・・・? なるほどな・・・ そうなっても不思議では無いか・・・。 @810 ・・・・・・。 @1 不思議ではない、ということは、 ワルダさんは、私が記憶を失った理由に 心当たりがあるのでしょうか。 @100 あの・・・ 1つ、聞いてもよろしいでしょうか? @580 なんだ? @100 スケイルさんを拾ったって・・・ それは一体、どういうことですか? @580 どうもこうも、ワシの研究所の近くに 流れ着いたスケイルを拾っただけの話だ。 身体の損傷が酷く、生きているのも 不思議な状態だったがな・・・。 それについて詳しい話を聞きたいのなら、 後でワシの研究所へきなさい。 その時に、スケイルが持っていた 杖や腕輪も返そう。 @100 ・・・・・・。\s わかりました。 @810 では、後日、お伺いさせていただきます。 @580 うむ。\s それではな。 @0 !mv !se(Action)学内歩き !wait5 !se !wait20 !se(Action)学内歩き !wait5 !se !wait20 !se(Action)学内歩き !wait5 !se @810 ・・・・・・。 @1 私が抱えていたもの・・・\s "杖と腕輪"・・・ それが、私の過去に繋がる、 重要な鍵となるものなのでしょうか・・・。 @100 何か、覚えてる? ワルダさんの言ってた、 スケイルさんの持っていたものについて。 @810 私が眠っていたとき、 何かを抱えていたことは、 うっすらと記憶にありますね・・・。 ただ・・・ 具体的に何を抱えていたのかや、 何故、抱えていたのかは、やはり、まだ・・・。 @100 そっか・・・。 @1 腕輪と杖は、どのようなものなのかも 思い出すことが出来ませんし・・・ 私は一体何故、そのようなものを抱え、 海を彷徨っていたのかも、わかりません。 ・・・いや、彷徨っていたのではなくて・・・\s \r[海で眠っていた,・・・・・・・]? なんだかその方がしっくり来ますね。 でも・・・何故、海で眠っていたの? と、疑問は同道巡りになってしまいます。 ・・・やはり、思い出さないことには 何もわからないということでしょうか。 @100 さて・・・\s スケイルさん。そろそろ帰る? それとも、もう少し海を見ていく? @810 えっと、どうしましょう・・・。 @1 なんだか、帰る気になれなかった・・・ それは、海をもっと見ていたいから というわけじゃあないのですが・・・ @810 ・・・・・・。 !bgm @1 なんだか、気になるんです・・・\s 海の表情が・・・。 落ち着かないような・・・ 何かが起きそうな、その表情が・・・ ・・・・・・\sその予感は、 間もなく的中することになってしまいました。 !bgs @0 !wait60 \c[6]ポツッ・・・ @810 ? @0 !mv !v5=1 !mv海岸公園 !bgs(環境)雨 @1 いつの間にか空は厚い雲で覆われ、 辺りは暗くなり、 大粒の雨が、地面や水面を強く叩き始めました。 @100 うわ、随分激しく降ってきたな・・・。 !se(Action)雷光 !wait30 雷まで鳴り出したし・・・ とにかく、急いで帰ろう。 @810 そうですね。 @700 シシト。 どうやら、まだ帰れそうに無いぜ。 @100 え? !wait30 !se(Action)雷光 @700 魔物の気配だ。 早く変身してくれ。 @701 結構、ヤバイ雰囲気だぜ・・・。 @100 ・・・・・・\s 戦わなきゃ、いけないんだね・・・。 @700 そうだけど・・・\sどうした? @100 いや・・・なんでもないよ。 スケイルさん。下がってて。 @810 はい・・・。 !wait30 !se(Action)雷光 @0 @1 ・・・・・・ @700 来るぜ・・・\s 海から出てくる!! @0 !se(Action)爆発音 @133 !! @701 !? @811 ・・・!! @1 !se(Action)雷光 !wait20 !se(Action)雷光 !wait40 雷鳴轟く中、激しい水柱を巻き起こし、 海より姿を現したのは・・・ @950 @0 !mv !bgs(環境)心拍 !wait30 !bgs @1 ・・・! @0 !mv !mvnil !wait45 知っている・・・ 私はこの者を、知っている・・・! "あの人"と共に戦った・・・ 初めての、強敵!! !bgs(環境)心拍 \c[4]「さあ・・・いよいよ戦いは、本番だ」 !bgs !bgs(環境)心拍 \c[4]「行くぞ、スケイル。」 !bgs !bgs(環境)心拍 ―――っっ!! !bgs 何かがこじ開けられるように・・・\s 頭で\r[硝子,ガラス]を割るような痛みが・・・!! !wait45 @1 「スケイルさん・・・?」 @0 !mv !mv海岸公園 !bgs(環境)雨 !wait45 @130 スケイルさん?大丈夫? @811 あ、い、いえ・・・ 大丈夫です! @1 本当は、頭で硝子を突き破ったような痛みが 繰り返し起こってますが、 今はそんな場合じゃ無い・・・! @701 シシト! ゆっくり話をしている暇は無いぜ! アイツが来るぞ! !se(Action)跳ね @132 うわっ! @0 !mv !mvnil !se(Shooting)撃破C !bgs \s\s\s\>Scene3\<\s\> 酷似、しかし相反する感情 !wait30 !bgs(環境)雨 !wait30 !bgm緊迫状況 !mv海岸公園 @133 はぁ・・・\sはぁ・・・ くそっ! なんなんだよ、コイツは! @701 右だ! !se(Action)跳ね @132 クッ!! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @950 ガァッ!! @705 今だ! @133 だああっ! !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)バリア音 @0 @132 くっそーーー!! やっぱり全然通じない!! @701 チッ・・・\s やっぱり駄目か・・・! @1 得体の知れないバケモノ相手に、 俺たちはさっきから防戦一方。 攻撃を見切ってなんとか逃げ回って 隙を突いているが、てんで攻撃が通じやしねえ! オマケに・・・ !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @950 グァアア!! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス !wait5 !se(Action)跳ね !se(Action)ミス ツエ、ハ、ドコ、ニアル!! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス !wait5 !se(Action)跳ね !se(Action)ミス ハハナル、ウミ、ノ、ツエ!! @701 ワケわかんねーこと言いながら 剣をブンブン振り回しやがって!! @1 ヤツは我武者羅に長剣を振ってきやがる もんだから、近づく隙も少ない。 @133 っりゃあ! !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)バリア音 @1 近づけてもシシトの攻撃は 結界らしきもので阻まれる。 俺の波動も、全く効かない。 まるで打つ手が見つからないぜ・・・ @132 はぁっ!\sはぁっ!\sはぁっ・・・! @1 更に、この雨で体力の消耗が激しい。 現にシシトは大分疲れてきたみたいだし、 このままじゃ・・・ @701 コイツ、倒せる気がしねえ・・・! @133 倒せるかどうかはどうでもいい! なんとか食い止めて、 追い返すくらいのことができれば・・・ @701 そ、そうだな @1 それにしても・・・ !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @133 くっ! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス はっ! はぁっ・・・\sはぁっ・・・! @1 シシトの闘い・・・なんだか消極的だぜ。 いや・・・\s \r[闘いに消極的,・・・・・・]って感じだ。 手を抜いているってわけじゃねえ。 ただ、避けるとか、相手の攻撃を逸らすとか、 守備的な動きが多く、攻めが少ない。 訓練ではそうでもないが、実戦では、 最近その傾向が徐々に強くなってきている。 なんつーか、 "攻めて倒すより、守りきれればそれで良い" って雰囲気だ。 でもそれ以外に、別の違和感を感じるぜ・・・。 だけど、今はそれよりも @0 !mv !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @950 ガァッ! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス @133 くぅっ! @1 この状況をなんとかしねーと・・・! !se(Action)跳ね @133 っは!! @1 速い斬撃を避ける。 いや、今のは! @704 それはフェイントだ!! @132 なっ! @950 グルアアッ! !se(Action)跳ね !se(Action)ミス !bgm @1 眼前に迫る強打。\s 避けれねえ・・・!! !mvnil !bgs !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !wait30 @0 !wait30 !bgs(環境)雨 !wait30 !mv海岸公園 !wait30 !se(Action)ズシャアアー @813 シシトさん!? @0 \c[6]ズキッ―― @811 ――っ!! @1 シシトさんが戦っている最中、 私は酷い頭痛に苛まれ続けていた。 永き時の中で蓄積された、 膨大な記憶、たくさんの思い出・・・ それが、濁流の如く流れ出してきて、 脳の神経が、焼き切れそう・・・! @813 くぅっ・・・! @1 激しい頭痛と溢れ出てくる数多の記憶の中から、 過去の似たような光景が脳裏に浮かび上がる。 そう・・・あの時も雨だった。 "あの人"と共に、魔王と戦った時も・・・。 @950 ハハナル、ウミノツエ・・・ドコダ? @1 シシトさんと戦っていたソレは、 いつの間にか私の目の前に来ていた。 ハハナル、ウミノツエ・・・\s つまり、母なる海の杖! 何故、それを探している? いや、そんなことよりも・・・ @813 あなたになんか教えません! @1 あれは・・・絶対に渡さない! @950 ダッタラ、オマエ、ジャマ・・・\s ジャマモノ・・・シネ・・・! @1 魔王に\r[似たソレ,・・・・]は、 片手に持ったロングブレイドで、 今正に私を斬らんと構える。 @813 くうっ・・・! @1 このまま私は、何も出来ないままに、 終わってしまうのでしょうか・・・ @134 @1 そこに倒れているシシトさんを 助けることもできないまま・・・ ・・・・・・ 昔も、このような状況になったことが、 確かにありました・・・。 でも・・・\s あの時は"あの人"が助けてくれた・・・ だけど、今は、状況が違う・・・\s "あの人"は、もういないのだから・・・ @0 !se(Action)ミス @1 剣が振りおろされる音 それが聞こえた時、 私は、過去の光景を見ていた・・・ !mvnil !wait45 目の前に立つシシトさんの後姿に、 "あの人"の姿を重ねることで・・・ !wait45 !bgs !wait30 \s\s\s !bgs(環境)雨 !wait30 !se(Action)ズシャアアー !wait60 \f[10]「・シト!だ・・・じょうぶ・・・!?」 ・・・・・・\s 頭が、くらくらする・・・ 全身が・・・酷く、痛い・・・\s 気を抜けば、完全に意識を失いそうだ・・・ っつ・・・・・・\s 左肩・・・逝っちゃってるな・・・ 僕・・・たった一回、 殴られただけ、だよね・・・? それなのに・・・\sこのざま・・・? ・・・・・・\s あの時も、そうだったな・・・ たった一発の銃弾を受けて・・・\s それで、こんな風に、僕は倒れて・・・ 雨音がやけに虚しく響いていたこと、 今でもよく覚えてる。 そう、今と同じように・・・。 たった一発の銃弾を受けて倒れたあの時と、 たった一撃の攻撃を受けて倒れた今・・・ 虚しく響き続ける雨音・・・ 酷似した、あの時と今の状況・・・ ・・・・・・\sあの時は、確か・・・ 少しずつ、意識が薄れていって・・・\s "嗚呼、僕は死ぬんだ"って思って・・・ !se(Action)銃声 その時、拳銃の音が聞こえた 意識が朦朧とするなか、 目を無理矢理開くと・・・ サエちゃんが倒れていく様子が、 僕の視界に飛び込んできた。 意識は薄れてきているはずなのに、 その光景は、やけに鮮明に・・・ そして、酷くスローに見えた。 噴出す血飛沫も、 その頭に空いた風穴も・・・ 恐怖と悲しみと、死を悟った、その表情も・・・\s みんな、はっきりと覚えてる。 たった一発の銃弾が、 僕の大切な人を奪っていった・・・ 拳銃という強い力が、 命そのものに傷をつけ、そして、奪っていった・・・ \s\s\s守り、たかったよ・・・ そんな力から、大切な人を、 守りたかったよ・・・ あの魔物が纏っている、結界・・・ それが僕にも使えたら、 大切なものを守れたのに・・・。 大切な人を奪っていった力も、 跳ね返せただろうに・・・。 でも、僕にはそんな術が無い・・・。 \s\sこのままだと、スケイルさんもあの時と同じように、 命ごと奪われてしまう・・・? !bgs(環境)心拍 \f[6]僕の大切なものを奪うもの全て、壊したい・・・ !bgs ・・・・・・ !bgs(環境)雨 嗚呼、なんだか胸のうちがざわめきだした・・・ なんだろう・・・この感じは。 何かが、心の内側から 僕を突き動かそうとしてくる・・・。 この感覚・・・僕は、憶えている・・・? ・・・そうだ。\s あれから目を覚ました時に、心の中に生じたものと これは、同じものだ・・・。 守りたかったという想いと同時に生まれた、 それ・・・。 守る術が欲しかったという願いと相反し・・・\s しかし、その根底は、酷似したもの・・・ 恐れ、嫌う、僕自身の、もう一つの願望・・・。 身体中に\r[迸,ほとばし]る、衝動・・・ "僕の大切なものを奪うもの全て、壊したい"という、 破壊衝動! !wait45 !mv海岸公園 眼を開く。 視界に映ったのは・・・ @811 @950 @1 剣を振りかざす魔物と、 今正に、その剣に斬られそうな、 スケイルさんの姿。 !bgs(環境)心拍 \f[40]――――!! !mvnil !wait45 僕の中で\r[衝動,それ]を抑え付けていた鎖が切れ・・・\s 何かが―― 閃いた。 !bgs @0 \s\s !wait30 !bgs(環境)雨 !wait30 !mv海岸公園 !wait30 !se(Action)ズシャアアー !wait30 @701 シシト!? 大丈夫か!!?おい!! @1 斬撃のフェイントからの強打を シシトはまともに喰らい、派手に殴り飛ばされた。 ざっと見た感じ、全身にダメージを受けてる上に、 左肩は完全にイカレてるみてーだ・・・ @701 くそう・・・!\s オレのリスヒールで、どこまで治せるか・・・! @0 !mv !se(Event)アイテム入手A !wait20 !se(Event)アイテム入手A !wait20 @1 とにかく全力で回復を施してやる。 細かい傷とかはすぐに癒えたけど、 左肩は治る気配が感じられねえ・・・ @701 ち、チクショウ・・・! @1 シシトは未だに起き上がらねえ。 このままじゃ、あの魔物にやられる! @701 ・・・!? @1 魔物の方を見てみると、 アイツはスケイルちゃんに近づいていた。 そして、アイツは剣を振り上げて・・・! @701 す、スケイルちゃん!!! @1 スケイルちゃんが、斬られる! !se(Action)跳ね そう思った瞬間、 風のように何かが傍を駆け抜け―― @950 グルァア!! !se(Action)ミス @1 魔物は剣を振り下ろし―― 次の瞬間―― @0 !se(Action)ビシッ @1 シシトが、魔物の剣の刃を掴んでいた。 @701 シ、シシト!? @1 刃を赤い液体が伝う・・・ あいつ、我武者羅に掴んだのか!\s それで、手が切れて・・・! @134 こんなもの・・・ @701 ・・・!? @1 突然、身体中を戦慄がはしった。 シシトの雰囲気が・・・変貌した・・・ !bgm緊迫状況 @133 \f[36]うわああああああ!!! !se(Action)殴打 @950 グオッ!? @1 獣の咆哮の如き叫びをあげたシシトは、 魔物の腕を蹴り、剣を強引に奪い取った。 @701 って、今、結界を貫いて攻撃した!? @133 \f[36]ダアアアアアア!!!! !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー @950 グァアッ!? @1 そのまま、奪い取った剣で 一太刀浴びせたシシト。 やっぱり、攻撃は結界を貫いている。 いや・・・\s 今のは、\r[結界ごと,・・・・]魔物を\r[斬った,・・・]? @133 \f[36]アアアアアア!!!! @0 !mv !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait4 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait1 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait20 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait4 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait1 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー @950 グがッ、ガアっ、ぐッ!? @701 す、すげえ・・・! @1 正に、滅多斬りだった。 片腕一本で滅茶苦茶に剣を振り回し、 結界ごと魔物を切り裂いていきやがる。 それにしても・・・ @701 シシト・・・どうしちまったんだ・・・? @1 様子の変貌に、俺は正直戸惑っていた。 大雑把に挙げると、 オレがおかしいと思うのは3点だ。 まず、こんな攻撃的なシシト・・・ 今まで見たことが\r[無,ね]え。 次に、持ちたがらなかった武器を、 奪い取ってまで使っていやがる・・・ そして、あの攻撃を\r[悉,ことごと]く弾き返してきた結界を 斬ってやがる。 一体、どういうことだよ・・・? 変貌の理由は判らねえが、 結界を斬ることに関しては、 一つ思い当たることがあった。 噂と伝説でしか聞いたことはないが、 結界を斬れる剣があるって話だ。 今シシトが振り回しているのが、 もしかしたら、それなのか・・・? でも、本当に、あの剣が・・・? @813 結界破りの、秘術・・・神眼・・・ @701 え・・・?\s スケイルちゃん・・・? 神眼って確か、太古の人々が 結界を破るために開発した術のことか? @813 そうです・・・。\s 表向きには、そう言われてます・・・。 @701 表向きには・・・? @1 それって、どういう・・・ いや、それよりも、ちょっと待て・・・\s そんな事が言えるって事は、もしかして・・・ !bgm @701 スケイルちゃん・・・\s記憶が・・・? @813 ええ・・・。 思い出すべきでは なかったようですけどね・・・。 @701 え・・・? @1 その時のスケイルちゃんの表情は、 なんだか、悲しそうだった・・・ 思い出すべきではなかったって、 一体、どういうことだ・・・? @813 ・・・・・・。 @1 スケイルちゃんのシシトを見つめる目・・・ それが何か・・・ いや、事の本質の全てを物語っている気がした・・・ ただ・・・ 俺には、その全てを読み取ることは、 できなかった・・・。 そして、視線の先のシシトは―― @133 \f[36]ハアアアアア!! !mv !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait20 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait4 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait1 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait4 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー !wait1 !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー @1 ――ただひたすらに剣を振るうだけで、 その視線には、気づいてなかった・・・。 @0 !mv !wait40 !mvnil !wait30 !bgs \s\s\s\>Scene4\<\s\> 動きだした歯車 !wait30 !bgs(環境)雨 !wait30 !mv海岸公園 @133 はぁっ!\sはぁっ!\sはぁっ・・・! @700 ついに、倒したか・・・。 @1 一方的といっていい程のシシトの猛攻に、 あの強大な力を持つ魔物は、ついに倒れた。 ただ・・・ !mvnil !mv海岸公園 @133 \f[40]だああああっっ!! @0 !mv !se(Action)ミス !wait4 !se(Shooting)撃破B !se(Shooting)撃破C !se(Action)爆発音 @813 あっ!? @1 シシトがトドメを刺した時、 魔物から何かが飛び出していった。 それは、赤く光る、 石みたいなものだったんだけど・・・ スケイルちゃんはそれを見て、 何やら驚いたみたいだった。 でも、それは海に落ちてしまったため、 拾うことはできなかった・・・。 あれは一体、なんだったんだろうか? !mvnil !mv海岸公園 @133 はぁ・・・っ。\sはぁ・・・っ @130 はぁっ・・・ @134 ・・・・・・ @0 \c[6]ふらっ・・・ @1 急に、シシトの体がふらついた。 @701 おい、シシ・・・ @813 シシトさんっ!? @1 スケイルちゃんはそれに逸早く反応し、 倒れる前に車椅子で駆け寄って抱きとめた。 @811 大丈夫ですか・・・? シシトさん・・・ @134 ・・・・・・。 @700 ・・・・・・。 @1 この時、なんとなくだけど、わかったんだ。 スケイルちゃんは、 確かにシシトに惚れてるって・・・。 だけど・・・\s それ以外の何かが・・・ 俺じゃあ理解しきれない、 深い何かがあるってことも、感じたんだ・・・。 @0 @700 シシト・・・気を失ってるのか? @811 ええ・・・。 こんなに酷い怪我を負った上に、 あれだけ力を使えば、 倒れるのも無理もないですよね・・・。 @813 とにかく・・・ 私が怪我の治療を施します。 @700 治療って・・・。 @1 俺のリスヒールでも治せなかった怪我・・・ スケイルちゃんに治せるのか?\s と、俺は最初、疑った。 だけど・・・ @813 ・・・・・・ @1 集中するスケイルちゃんから、 魔力が練り上げられる気配を確かに感じ、 その疑いは消え―― @813 \f[36]雨癒! @1 シシトに降り注ぐ雨だけがやけに強くなった と思ったら、みるみる怪我が癒えていき―― @810 ・・・・・・。\s 身体の方は、これで大丈夫ですね・・・。 @1 あっという間に完治したことに、 かなり驚かされた・・・。 @701 す、スケイルちゃんって・・・ 一体、何者なんだ・・・? @1 ここまで強力な回復魔法が使えるのは、 俺が知る限りでは、女神様くらい・・・。 @813 後で、全てお話します・・・。 今は、早くシシトさんを連れ帰って、 休ませてあげましょう。 @700 あ、ああ。 そうだな・・・。 @0 !mv !mvnil !bgs \s\s !wait30 !bgs(環境)雨 !mv海岸公園 @133 はぁ・・・っ。\sはぁ・・・っ @130 はぁっ・・・ @134 ・・・・・・ @0 \c[6]ふらっ・・・ @813 シシトさんっ!? @1 倒れかけたシシトさんを、 私は急いで抱きとめた。 @134 @811 大丈夫ですか・・・? シシトさん・・・ @134 ・・・・・・ @1 返事は無い・・・。\s ただ、気を失っているだけみたいですね・・・。 @811 ・・・・・・。 !bgm別れ @1 嗚呼・・・何故こんなにも、 あの時と状況が重なるのでしょう? "あの人"と共に、 一つの街の存亡を賭けて闘った時と・・・。 そして、何故、こんなにも"あの人"の姿が シシトさんに重なってしまうのでしょう・・・? 特別似ているというわけでは ないはずなのに・・・。 ・・・でも、重なってしまうからこそ、私は、 過去を思い出してしまったのかもしれません・・・。 @134 @811 ・・・・・・。 @700 シシト・・・気を失ってるのか? @811 ええ・・・。 こんなに酷い怪我を負った上に、 あれだけ力を使えば、 倒れるのも無理もないですよね・・・。 @1 シシトさんの左肩・・・酷い状態ですね・・・。 私を庇って斬撃を受け止めた右手も、 その時できた傷が痛々しい・・・。 こんな状態で、 あんなに剣を振るっていたなんて・・・ しかも、結界破りの術まで使って・・・。 無茶し過ぎですよ・・・シシトさん・・・。 @813 とにかく・・・ 私が怪我の治療を施します。 @700 治療って・・・。 @1 リスさんが疑問の声をあげようとしましたが、 気にせずに集中を始める。 久しぶりに使う理力――\s 失敗しないように、神経を研ぎ澄ます。 @813 \f[36]雨癒! @1 練り上げたフォースを、癒しの力を持つ雨として、 シシトさんへと降り注がせる。 @810 ・・・・・・。\s 身体の方は、これで大丈夫ですね・・・。 @1 手の傷も、肩の怪我も、 一応は無事に治すことができました。 @701 す、スケイルちゃんって・・・ 一体、何者なんだ・・・? @813 後で、全てお話します・・・。 @1 全てを思い出した今、 隠すわけにもいかないですね・・・。 でも、今はそれよりも・・・ @813 今は、早くシシトさんを連れ帰って、 休ませてあげましょう。 @700 あ、ああ。 そうだな・・・。 @0 !mv !mvnil !bgm !bgs \s\s !wait60 ・・・・・・ \s\s僕、あれからどうなったっけ・・・ 確か・・・\s突然、海から魔物が現われて、 否応無しに戦うことになって・・・ ・・・・・・。 そうだ・・・。\s 僕は、魔物に殴り倒されたんだ・・・。 くっ・・・!\s 早く、起きないと・・・! !mv海岸公園 @1 目を開く。 そして、 魔物とスケイルさんの姿を視界に捕らえる。 !bgs(環境)心拍 @950 @1 !bgs 魔物が、剣を振り上げた・・・ ――スケイルさんを斬る気か!? !mvnil !bgs(環境)心拍 や、やめろ・・・! !bgs !mv海岸公園 !bgs(環境)心拍 @811 @1 !bgs スケイルさんが・・・ !mvnil !se(Action)ミス \f[36]斬られる!! !mvシシトの部屋 !se(Action)跳ね @103 \f[36]やめろおおお!!! @812 !? @704 !? @103 はぁっ・・・!\sはぁっ・・・! @100 ・・・・・・? @1 なんだか、意識が定まらない・・・。 これは夢?\sそれとも\r[現,うつつ]? @811 し、シシトさん・・・? @1 目の前に見える、 心配そうな様子のスケイルさん・・・ 嗚呼、ようやく意識がはっきりしてきた・・・ ここは、僕の部屋で、さっきのは夢で・・・\s 今、目の前に見えているのが、現実なんだ・・・。 ・・・・・・ なんだか、スケイルさんが無事とわかった瞬間、 僕の胸は、物凄く安堵感に満ち溢れ・・・ @100 スケイルさん・・・ @0 \c[6]ギュッ・・・ @811 あっ・・・ !bgm黄昏 @100 スケイルさん・・・。\s 無事だったんだね・・・。 よかった・・・。 @1 なんだか、極自然に、 スケイルさんを抱きしめていた・・・。 @811 あ、あの・・・\sシシトさん・・・? @705 熱いねえ!二人とも! @1 リス君の冷やかしが入って、はっとし、 僕は、抱きしめていた腕をといた。 !bgm安らぎ @102 あ・・・。\sご、ごめんね・・・。 スケイルさんが無事とわかって、 安心したら、なんだか、つい・・・。 @811 い、いえ・・・。 @700 っていうか、無事も何も・・・\sシシト。 お前がスケイルちゃんを助けたんじゃねーか。 @102 え、そうだっけ・・・? @700 ・・・・・・? @810 ・・・・・・? @100 あ、いや・・・そうだね・・・。 @1 怪訝そうな二人の表情を見て、 咄嗟に話を合わせる。 !bgm ・・・・・・。 @1 そうだ・・・。 丁度夢にみたあたりから、 記憶があやふやになっているんだ・・・。 それでも、いくつか 強烈に記憶に残っているものがある。 !mvnil !mv海岸公園 @950 @811 @0 !mv !mvnil !se(Action)ミス @1 スケイルさんが斬られると思った瞬間、 "何か"が閃く感覚・・・ !se(Action)バリア音 鎖を引きちぎるように解き放たれた衝動が、 身体中を駆け巡る感覚・・・ そして・・・ @0 !mv !se(Action)ミス !wait4 !se(Action)ズシャアアー @1 肉体を切り裂く、手応え・・・ !bgs(環境)心拍 ・・・っ! !bgs 今更になって、背筋に悪寒が走る・・・。 !mvシシトの部屋 !wait30 !bgmけだるい午後 あの時は、何を斬ってるのかなんて、 全然わかってなかった・・・ ただ、"目の前の物"を ひたすらに斬っていただけ・・・ 理性なんか、 ほとんど残っていなかったと思う・・・ つまり・・・ 一歩間違えたら、僕は僕自身の手で、 スケイルさんを斬っていたかもしれない・・・? ・・・\s怖い、な・・・。 身体を駆け巡る衝動に任せ、 滅茶苦茶に戦っていた自分が・・・。 @0 @1 あの破壊衝動は、サエちゃんを失ったときから、 ずっと密かに抱えていたもの。 あの時から、大事なものを守りたいと思う一方で、 奪おうとしてくるもの全て、壊したいと思っていた。 そんな自分が怖いと思ったから、 尚更、力を恐れるようになったんだった。 自分が何かを傷つけることが、 余計に怖くなったんだ・・・。 だから・・・ 僕が欲しいのは、戦う力なんかじゃ無くて、 大切な物を守る術なんだよ・・・。 何かを傷つけるような力なんか、要らない・・・。 @700 それにしても、凄かったな、シシト。 あの結界ごと魔物を斬るなんてよ @100 ・・・・・・。 @1 結界を斬った・・・か・・・。 あの魔物を斬った手応えがあったんだから、 結界を斬ってても当然か。 皮肉なもんだね・・・。 僕は正直、あの結界を張る力の方が欲しかった。 あの力なら、大切な物を守ることが できるだろう。 その力で何かを傷つけることも無い・・・。 だけど、僕があの時閃いたのは、 その結界を破る力、か・・・。 こんな力、何の役に立つんだろう。 何かを守ることなんてできない。\s 何かを傷つけることしかできない力じゃないか。 @700 スケイルちゃんの話だとさ、 お前の技は「神眼」っていうらしいぜ? @102 なんか、随分と大それた名前だね? @1 本当、ご大層な名前だ。 ・・・でも、あれ? スケイルさんがそんなことを 言ってたってことは・・・。 @100 スケイルさん。 もしかして、記憶が・・・? @810 はい。\s 漸く、取り戻しました・・・。 @100 そっか・・・。 @1 だけど、なんだろう・・・。 悲しさ・・・\sいや、寂しさ?\s なんだか、そういうものが、 スケイルさんの表情に垣間見えた気がした。 @810 それで、あの・・・ @1 そこで一瞬、\r[口篭,くちご]もるスケイルさん。 何か、言い辛いことがあるのかな? @810 ・・・詳しいことは明日・・・ ワルダさんのとこへ伺った時にお話しようと 思うのですが、よろしいでしょうか? @100 うん、わかったよ。 ・・・・・・。 @1 一つ・・・予感がした。 いや・・・\s 予感が確信に変わろうとしていたのかもしれない。 スケイルさんの表情が、何を物語っていたのか・・・\s そして、明日、語られる真実がどんなものか・・・ 僕はこの時既に、その何割かを 無意識に感じ取っていたのかもしれなかった。 でも・・・わかったからといって、 何かが変わるわけでは無いとも思う。 僕の想いは変わらず、 悩むことも変わらないのだから。 !bgm そして・・・ 今、一つの結論を出すことも・・・。 @0 !mv !mvnil !wait40 \s !wait30 !bgm安らぎ !mvシシトの部屋 @810 はぁ・・・。 @700 どうしたんだい?スケイルちゃん。\s ため息なんかついちゃって。 @810 あ、いえ・・・。\s 少し、考え事をしていただけです。 @1 今、シシトさんはお風呂に入っているため、 ここには居ません。 そして、今、私が考えているのは、 そのシシトさんのこと・・・。 ・・・・・・\sやましいことを 考えてるわけじゃありませんよ? @700 シシトの風呂を覗こうかな〜とか? @812 だから、そんなことじゃありませんって! @701 "だから"・・・? @811 あ、いえ・・・なんでもないです。 @700 ・・・・・・。 @810 はぁ・・・。 @1 ・・・また、 ため息をついてしまいましたね・・・。 @0 @1 本当は、シシトさんが目を覚ましたら、 私のことについて、全てお話しするつもりでした。 でも、シシトさんが起きた時、 お話しすることが、怖くなってしまった・・・。 この事を話したら、その後、 どうなるのかと考えてしまって・・・。 全てを話した後、私はもう、 ここに居られなくなるかもしれないから・・・。 だから・・・\s いざ言おうとした時、 咄嗟に先延ばしにしてしまったのです。 この居場所を、失いたくなくて・・・。 シシトさんに抱きしめられた時の、 あの温もりを、手放したくなくて・・・。 !bgm でも・・・\s 私は、ずるいですね・・・。 私は、\s"あの人"を愛していたのだから・・・。 そう・・・\s"あの人"ただ一人を・・・。 !bgm別れ 別れの時がきても・・・。\s そして、永き時が流れても、 私は"あの人"を愛し続けていた・・・。 例え再び出会うことなど無いと、 わかっていても・・・ それでも、私が私である限り、 "あの人"を愛し続けると、心に決めていた・・・。 固く固く決意し、それを守り続けてきました。 だから・・・ 私が、シシトさんを愛してしまったら、\s それが、\s"嘘"になってしまう・・・。 私の、あの人への愛が、嘘になってしまう・・・。 私は、どうしたらいいのでしょう・・・。 "あの人"への愛を、\s 嘘になんか、したくない・・・。 それでも・・・\s シシトさんのあの温もり・・・ 手放したくないと願ってしまうんです・・・。 @811 ・・・・・・。 @1 それでも私は、 全てを話さなければいけない・・・。 戦いの時が・・・\s きっと、遠からず訪れるから・・・。 私の過去と関わる、戦いが・・・。 @0 @1 今日戦ったのは、魔王の"偽者"・・・\s いや、分身といった方が正しいでしょうか。 それが現われたのは、 "本物"との戦いの予兆なのでしょう・・・。 そして私は、否応無く戦うことになる・・・。 "母なる海の杖"を巡って。 その戦いに、シシトさんたちを 巻き込まないようにするとしても―― ――或いは、協力を仰ぐとしても・・・。 @811 ・・・・・・。 @1 嗚呼、やっぱり私はズルイですね・・・。 シシトさんと共に戦えることを、 期待してしまっている。 "あの人"と共に戦ったときのように、 一緒に、と・・・。 ・・・\sまた私は、"あの人"の姿をシシトさんに 重ねてしまっているのですね・・・。 "あの人"もシシトさんも、 同じように、結界を破る力を持っている。 でも、そのような能力は、 決して唯一無二のものでは無いのです。 "あの人"とシシトさんの力が、 同質のものとも限りません・・・。 そもそも、"あの人"は"あの人"で、 シシトさんはシシトさんでしかないんです。 頭ではわかっているんです! それなのに、私は・・・。 私には、結界を斬り裂き敵を倒す姿が、 どうしても重なって見えてしまいました・・・。 それだけじゃなく、 私を庇い、攻撃を受け止めた時の姿も・・・。 時には、その一挙一動、全てが・・・。 確かに、時々シシトさんは、 "あの人"と似たような言い回しをします。 戦いにおけるその動きも、 似ているところがよく目に付きます。 でも、似ているだけで、 多少違いもあるんです・・・。 単なる偶然で片付けれる程度に 似ているだけのことなんです・・・。 ・・・・・・。\s 私・・・重症ですね・・・。 これでは、シシトさんを"あの人"の 代わりにしてしまいそうです・・・。 !bgm !mvnil !wait30 私は一体、どうしたら良いのでしょう・・・。 @0 !wait60 \s\s――深夜・・・いつもなら皆寝静まる時間―― @100 ・・・・・・ @1 僕は、眠らずにいた。\s そして―― @100 リス君。起きてる? @700 おう。ちゃんと起きてるぜ。 @1 リス君も、頼んだ通り、起きていてくれた。 !bgm夜の静けさ @700 ・・・話って、なんだ? @1 夜、寝る前に、 「スケイルさんが眠った後に話がしたい」と、 僕はリス君に、こっそり伝えていた。 それは、僕の出した一つの結論を伝えるため。 ・・・もっとも、 口上では"相談"ということになっているけど・・・。 @100 あのさ・・・。 僕は、魔物からあの剣を奪い取って、 振り回していたんだよね? @1 窓から差し込む月の光を受け、鈍く光る、 部屋の隅に置かれた長剣。 ところどころに古い傷跡が見えるその剣は、 僕と共にこの部屋へ運び込んだらしい。 リス君が\r[隠蔽,シール]のカードを使って、 カメラからは見えないようにしてあるけど。 @700 そうだけど・・・\s なんでそんなことを聞くんだ? @1 不思議そうな顔をするリス君。 僕が覚えている"フリ"をしていたことに、 気づいてなかったのかな。 @100 よく、覚えてないんだよ・・・。 スケイルさんが斬られそうになった 瞬間から、僕の記憶はあやふやなんだ。 @700 ・・・・・・\sそうか。 確かに俺も、あの時からのシシトの様子に 違和感は感じたぜ。 @701 てっきり、ぶちキレて我武者羅にでも なりすぎたのかと思ったけどよ。 @100 あながち、間違いじゃないね。 ほとんど周りが見えなくなっていた程に あの時の僕は、滅茶苦茶だった。 何を斬っているのかも、 わからくなっていた程に・・・ね。 だから、もし、一歩間違っていたら、 僕は・・・。 @1 ああ、考えるだけで悪寒がする・・・。 僕はあの時、スケイルさんを守りたいと 思っていたはずだ・・・。 それなのに・・・ 僕は、もしかしたら、自らの手で・・・。 でも・・・ @700 ・・・・・・。 @100 でもね・・・。 僕がああなることは、 昔から予感がしていたんだ。 破壊衝動にまかせて、 滅茶苦茶にしてしまうことは・・・。 最近までは、落ち着いて抑えていることが できていたんだけどね。 それでも、自分の奥底に眠っている 破壊衝動が、僕は怖かった・・・。 リス君が来て、魔物と戦うようになって、 それが時々、疼くようになった。 少しずつ、 戦うことが怖くなってきたんだ・・・。 @700 そうか・・・。 それで、最近のシシトの戦い方が 段々と消極的に・・・ いや、戦いに消極的になったんだな。 @100 ・・・・・・\sうん。 @700 でもよ・・・\sそれだったら、 なんで魔法少女の役割を引き受けたんだ? オレは最初に、 仕事は魔物退治と言ったよな? @701 確かに、オレは強引に勧誘したけど・・・ @700 でも、本気で嫌なら断れたはずだぜ? なのに、なんでだ? @100 ・・・・・・。 !bgm黄昏 魔法に、夢を見ていた・・・ とでも言うかな。 @700 夢? @100 僕は、大事な物を守る術が欲しいんだ。 何かを傷つける力なんかじゃなくて・・・。 @1 僕は、傷つけたいんじゃない・・・\s 守りたいんだ・・・。 大切なものを・・・。\s 大切な人を・・・。 スケイルさんを、守りたいんだ・・・。 @100 魔法は、その願いを具現化できるかも しれないと思ったんだよ。 でも、結局・・・ そんな魔法、覚えれなかったけどね・・・。 @700 それでも、仕事を引き受け続けたのは なんでだ? @100 まだ、何かを期待していたから・・・かな。 魔法じゃなくても、何かを守る術を 見つけ出せるかも・・・と、思ったんだ。 @700 ・・・・・・。 @100 確かに、そういう術を見つけることは できたよ。 僕が欲しいと思ったそれは、 あの魔物の能力・・・\s結界。 攻撃を弾き返す、あの術・・・\s 僕にも使えたら、と思った・・・。 でも・・・僕があの時閃いたのは、 その結界を破る力だった・・・。 何かを守る術なんかじゃない・・・。\s 何かを傷つけることしかできない・・・。 それどころか、守られているものすら 傷つけることができる力だった・・・。 僕は、こんな力・・・\s 欲しくなんか、なかった・・・。 このままだと、いつか・・・\s 僕は、自らの手で、大事なものを 傷つけてしまうかもしれない・・・ だから・・・ もう、戦いたくないんだ・・・。 @700 ・・・・・・。 @1 僕の話を静かに聞き続けていたリス君は、 まだ、何も答えない・・・。 @100 いきなりで、ごめん。 リス君も仕事で僕のところにきたのに、 こんなこと言っちゃって・・・。 @700 気にすんな。 相棒の話を聞くのも仕事だしな。 @100 そっか・・・。 ありがとう。 @700 別にいいぜ。 それによ・・・\s なんとなく、予感はしてたんだぜ。 そのうちお前が、 もう戦いたくないって言ってくるって・・・。 @100 いつから、そんな予感が? @700 まあ、割と最近だけどな。 シシト、徐々に戦いに消極的に なってきたから、なんとなく・・・な。 @100 そっか・・・。 @700 でも、悪いんだけどよ・・・ この仕事は、直ぐに辞めること、 できないんだ。 それどころか、 辞めれない場合もある。 @100 そうなる場合も、覚悟はしていたよ。 @700 想像はつくと思うけど、まず辞めることを 女神様に申請しなくちゃいけねえ。 次に、お前の後釜・・・まあつまり、 代わりに戦うヤツが見つからなきゃ、 いけねえ。 魔物と戦うのに適した人間ってのは、 かなり少ないんだ。 @102 僕は魔法を使えなかったけど? @700 それでも、格闘術で戦えたろ? やっぱりその素質を持った人間は、 なかなかいないもんなんだ。 それに、結界を破る力だったとはいえ・・・ そういう特別な力が眠っていたことも、 お前が選ばれた理由だと思うぜ。 ま・・・それがお前にとって 望まない力だったってことは、 流石に予想外だったんだろうけどよ。 @100 そうだろうね・・・。 @700 とにかく、申請はしてみるぜ。 でも、まだ暫くの間は、 お前は魔物と戦うことになるぜ。 @100 わかってるよ。 でもさ・・・僕が辞めること、 止めようとはしないの? @701 あー・・・。\s 本当はそうしたいところなんだぜ? さっきも言ったけどよ、 適した人材を見つけるのも大変なんだ。 @700 それに、オレが言わなくとも わかっているだろーけど・・・ ・・・戦う術を持つことは、 守ることにも繋がる。 @100 普通なら、そうだね・・・。 @700 だけど、お前にとって、戦いは、 傷つけたくないものすら傷つけてしまう 可能性に繋がっちまう・・・ そういうことなんだよな? @100 うん・・・。 @1 守りたいものを逆に傷つけるなんて、 したくないのに・・・ 破壊衝動に駆られた僕は、 それをしてしまうかもしれない。 守りたいという想いすら押しのけて、 ひたすらに傷つけ続けてしまうかもしれない。 そんなことは・・・嫌だ。 @700 実際、あの時のお前の様子を見たら、 その理由も理解はできるぜ。 それに何より、お前の決意は固そうだから、 説得しても無駄だと思ったのさ。 @100 そっか・・・。 @700 でも、暫くは時間があるんだ。 人材が見つかって、申請が正式に 受理されるまでの時間がな。 できればその間、本当にこの仕事を 辞めるかどうか、じっくり考えてくれ・・・。 @100 うん・・・。そうする。 話、聞いてくれてありがとう。 それじゃあ、そろそろちゃんと寝ようか。 @700 おう。 @100 ・・・・・・。 @1 これで・・・少し、気持ちが楽になった。 @700 待った。 最後に、一つ聞かせてくれ。 @100 何?リス君。 @700 お前さ・・・ スケイルちゃんの事、守りたいんだよな? @100 うん。 @700 戦うことを辞めるなら・・・\s どう、守るつもりなんだ? @100 ・・・・・・。 @1 その問いに、答えを返すことができなかった・・・。 大切なものを守る方法は、 昔から、ずっと探し続けてきた。 もし既にその術を身につけていたなら、 とっくにやっていたさ・・・。 だから、代わりにこう言うしかなかった。 @100 探し続けるよ。\s その答えを。 @700 そうか・・・。 @1 早く、その答えを見つけたい・・・。 失う前に・・・。\s 失わないために。 @0 !mv !wait50 !bgm \s\s !v37=0 !wait60 @810 ・・・・・・。 @0 !bgm別れ @1 シシトさんと、リスさんの話・・・\s 眠ったフリをして、 こっそりと聞いてしまいました・・・。 シシトさんの思っていたこと。 願っていたこと。 "戦いたくない"という意思。全て・・・。 正直、シシトさんが共に戦ってくれることを 期待してしまっていた私には、 ショックな話でした・・・。 その期待が、身勝手で一方的で、我侭なもの だということは、自覚していました・・・。 期待にそぐわなくたって、 仕方ないことだとわかっていました。 なのに、ショックを受けてしまった・・・。 それでも、"戦いたくない"のがシシトさんの意思。\s そして、願い。 だから、私もそれを受け入れましょう。 明日、シシトさん達には、"戦い"のことは 話さずにいることにします。 それに、いずれ訪れる戦いは、私の戦い・・・。 私自身がケリをつけなければならない戦い、 なのですから・・・。 それに・・・ 私が私である以上、いずれは、 ここを去ることになるのですから・・・。 本当は、ずっとここに居たいと、 そう望んでいるのですが・・・ でも、その望みは、 自ら捨てなければならない・・・。 皮肉、ですよね・・・。 何も思い出さずにいれば、 私は私ではなく、ただの一人の女として・・・ そう・・・\sただの一人の女として、 何も迷わず、シシトさんを愛せたのでしょう・・・。 でも、私は・・・\s ただの一人の女では無いのですから・・・ だから、そうすることはできない・・・ それでも・・・ @0 !bgm !wait30 \s私を守りたいというシシトさんの想い・・・\s 凄く、嬉しかった・・・。 ありがとう、シシトさん・・・ \s\s\sでも、明日で、お別れです・・・。 !bgs