| NHKの闇商法を暴く / 番組作成の裏になにが |
| クローズアップ現代「美容医療、ブームの裏になにが」を例にして |
現在グーグルで「国谷裕子」と「美容医療」をキーワードとして検索しますと、私のHPで、以前書いた
有害番組・ニュースウオッチ9・「性同一性障害夫婦の苦悩とは」
が多分、トップに出てきます。
私はこのページで「性同一性障害」について書きました。そしてその中でNHKのクロズアップ現代の「美容医療、ブームの裏に何が」を引用していたのでした。
一方、このNHKの番組「クローズアップ現代『美容医療、ブームの裏に何が』」では「性同一性障害」については一切触れられてはおりません。
この番組では「美容医療を標榜する医療機関の数が10年間で2倍以上となり、それどころか実際にはデーターにはあらわれないかたちで、皮膚科の医師がシワを取る施術や眼科医が瞼の手術をするなどして実際には、もっともっと賑わっていること。
また保険の利かない美容医療は、治療費は医師が自由に決められ、儲けが多いということで、赤字経営で悩んでいた地方の公立病院でさえも、形成外科の医師に美容整形を始めてもらうことにしたら、予約が殺到し、1ヶ月待ちという有様で、赤字から黒字になるという良好な結果がみられるようになったということなどを紹介しています。
ところがその反面、自由標榜という現在の制度の下では、医師免許さえあれば、手術の経験がまったく無い内科医までもが美容外科に参入することができるので、蜜に群がる蟻のように、そのような医師が美容医療に雪崩れ込んできており、、また病院側としても人件費を低く抑えるために、また使い勝手が良いため、医者として未熟な新米を募集しがちであり、新米医師も病院の言われるままにヒアルロン酸の注射を複数の患者に使いまわしたりするために、感染症のリスクが高くなったりしていることや、それどころか信じられないような手術ミスの被害に遭って苦しんでおられる患者が大勢いることを報告していました。
被害の例として二重(フタエ)になる手術を受けた患者が、皮膚を余分に切り除かれたためか、縫合に失敗したかで、目が閉じられなくなったりしたケースや、結婚前に引け目に感じていた「受け口」を直そうとして医師の勧めに応じ、歯とアゴの骨を左右1センチずつ切り取り、下アゴを引っ込めるようにと200万円近い高額の手術を受けたものの、手術の失敗のため、ご飯も食べることができなくなり、毎日泣きながら、誰にも相談できずにお粥をすすっている女性が紹介されます。
手術にはリスクが付きモノとは言え、これらの例は手術ミスというのではなく、未熟なのです。
身近に行われているように思われもする美容医療を「受けることに注意深くあれ」という、警鐘を鳴らす、この番組には全くの同感と思い、美容医療でもこんな現実なのだから、性転換手術なるものは、もっともっと恐ろしく、怖い、いかがわしいものですよと述べたのでしたが、この時この番組には何の不審も抱かず、むしろ良い番組として、同じNHKの番組であっても、「ニュースウオッチ9」の前掲のひどい内容と対比して引用したのでした。
それで国谷裕子氏の良い表情のところを引用してのせておいたりもしたのでした。
なお、この「美容医療、ブームの裏に何が」という番組ではこうした被害者を受け入れて治療を行う日本医科大学付属病院の「美容外科後遺症外来」を紹介しています。
被害を訴える患者の一人は「手術をした美容外科医が経過を診てくれない。適当な感じ」と訴えています。
儲けるだけ儲け、手術をするだけで失敗しても、後のことは面倒も見ないということらしいのです。
それでこういう大学が貴重なのでしょうが、この病院は考えてみれば、「あの事件」のあった病院でもありますので、「私としては」無条件にはお勧めし難いものもありますが・・・。
(「あの事件」とは私がちょうど10年前にこのHPで取り上げていた事件で、今でも「日本医科大学」、「アゴ手術」で検索しますと、トップに、このページが登場します)。
国谷裕子氏は続いて、この後、「今夜は美容医療業界に大変お詳しい医療ジャーナリストの大竹奉一さんにお越しいただいています」と紹介し、登場したのが大竹奉一なる医療ジャーナリストなのでした。
国谷氏が「結婚の前に受け口を治そうとして受けた手術が失敗した。やはり手術ですから本当にリスクというのが美容医療にはあるのですねぇ。アゴというのはかなり難しい手術ってことが多いのでしょうか?」と同意を求めるように問うと、この大竹という人は「今アゴを細くする手術が流行っているが、アゴには歯がはえている骨ですし、顔の中には色んな神経が通っているので、それを切ったりすると大変なことになります。細くなったけど、歯が全部抜けてしまったというような例もよくありますね」と答えています。
そして「ヒアルロン酸や脂肪注入することもよく行われているが、これは相当の技術を要する」ことだと強調し、「注射針を使ってするんですね?」と尋ねる国谷氏に対して「だから簡単にスッースッーと入るんですけど、実は野球のピッチャーがカーブを投げたり、スライダーを投げたり、シュートを投げたりするように作業も必要ですし、注意深い手術が必要です。ところが患者さんに、あんた、どれぐらい入れようか、ここも入れようか、そこも入れようかということで、パンパンに腫れあがってアンパンマンみたいになってしまうということもよくあります」と「よくあります」をこの時も使っているので面白い人だと思ったことでした。
国谷氏は「美しくなるというプラスの情報は溢れているが、自分は被害を受けたというマイナス情報はなかなか流れてこない。泣き寝入りをしている方が多いとお考えでしょうか」と、この時も同意を求めるように尋ね、これに対して「失敗した場合は、普通修正手術を依頼するわけですけれど、一度傷付けた組織は治りにくいし、同じ医師に頼んで上手く行かなかったら、もっと上手な医師にと考えるわけですけど、その医師が修正手術をすると、その前の手術は全部チャラになって、新しい医師の責任になりますから、なかなか上手な医師も修正手術をしたがらない。結局患者さんはウツになって、人に話したり、まして裁判に訴えたりとかすら出来なくなって、落ち込んで、新しい人生を歩もうとしていたのに地獄に落とされるということになるケースが多くなっている」と答えています。
その後番組は「美容医療には国としてのプログラムが無い」とか、同じ名前の二つの学会があったり、などと問題点を指摘したり、手術を希望する患者が、前もって優良な医療施設を選ぶのが難しいなどと述べており、今も番組の放送内容については、物足りない面もあったとも思いますが、美容医療に関心のある人には素直に良い番組であったと思えるのです。
物足りないと思ったのは「自由標榜という制度にどうしてメスを入れないのか」という点に、何の言及も無かったということでした。
しかし、それはともかくとしてNHKは放送とは別にネット上に「クローズアップ現代」の過去の内容を簡単に記載したサイトを作成しており、2010年4月13日の番組を簡単に調べることができます。
これは超簡単な内容のもので、全体の内容を知るすべもないのですが、その下部には医療ジャーナリスト、大竹奉一さんのページへ(NHKサイトを離れる)として、下のようにリンクされています。

ここをクリックすると、番組撮影時にとったのであろう写真(これには国谷裕子氏やスタッフと思しき人たちと一緒に大竹氏も写っている)が、掲載されているサイトに移動するのです。
これは「美容外科名医101人」なる大竹氏のサイトであり、そこでは大竹氏の著書や、その名医とされる医師や医療施設が案内されるのです。
ところで冒頭のキーワードで検索結果の2番手に登場するのは、実はこの「美容外科最新情報、私の夢」や「美容外科名医101人」というもので、このNHK「クローズアップ現代・美容医療、ブームの裏に何が」に登場していた大竹奉一という医療ジャーナリストが作成するサイトなのです。
大竹氏が自分のサイトで、NHKの番組に登場した時の写真などを使って、自分の著書の宣伝をするのなら、品はないが、まあ仕方ないと思いますが、NHKが「番組出演者のサイト」に向けて、リンクするのは適当でないと思います。リンクする必要がないのです。
週刊誌などで「癌の名医100人」などというタイトルで特集記事を組むことなども珍しいことではなく、またどれも何を根拠として選んだのかもハッキリしないものがほとんどで、胡散臭いものが多いのですが、こうした記事は基本的には、自分の意志で購入した読者が参考にするか、しないかを決めれば良いのです。あまりいい加減な内容ですと、この週刊誌などは読者を失いますので、多分それなりに注意して書いていることと思います。
しかしNHKはテレビの受信機を持っている家庭からは、一応すべての家庭から視聴料をとる建て前になっている放送局なのです。この公共放送局が放送とは別に、ネット上に特定の番組の過去の内容を簡単に示すサイトを作成し、出演者の一人のサイトにリンクさせるなどというのはトンデモナイことだと思います。
番組、ひいてはNHKがこの医療ジャーナリストや、この人物による著書や、その著書で「名医」と推薦されている医師やその医療施設を宣伝していることになります。
この著書を信頼の置ける書物ですよ、そこで名医と勧められている医師や、医療機関を間違い無く素晴らしいものだという「お墨付き」を与えることになってしまいます。
それどころか、そもそも、この番組自体が「こうした美容医療の側からの要望で作成されていたのか」とも思われ、白けてしまいました。
美容整形医の一部から、危ない病院が多いから、それを強調して、自分たちのほうに患者を誘導せよという指令です。こうした一部の業者などからNHKのディレクターなどへ金銭が渡っているのではないかと思ってしまうぐらいです。
これはまさしくマッチポンプというわけで、疑惑を持たざるを得ません。
美容整形医はいかさまな奴が多いから、危険だと散々煽っておいて、ここなら安全、良心的だと誘い込むのです。この大竹なる人物が名医としなかった美容整形医はいかさまな医師なのでしょうか。へたくそな医師なのでしょうか。NHKが係る問題ではないのです。
それでは、この大竹奉一というのはどういう人物なのでしょうか。どういう経歴を持つ人なのでしょうか。
このサイトによれば、大阪生まれで、府立住吉高校を経て、京都大学文学部美学専攻卒。雑誌編集者などを経て、現在に至る、ということだそうです。
1998年「関西130人の名医に聞く」、2002年「信頼の名医 形成外科 美容外科」の著書があるそうです。例え、医師の資格がある人間であっても、その「医師が選んだ100人の名医」なる本をNHKが宣伝してはいけないのです。
たしかに実際に自分が楽器を演奏できない人であっても、自らの知識や感性で、優れた音楽家を推薦するような本は存在し、勿論それは許されるべきものですが、医者の資格もない者が、医者の優劣の序列を決められるのでしょうか。
それはともかく、公共放送局と自称する放送局が、具体的な医者や医療機関を他の医者や医療機関よりも素晴らしい、優れていると決めつけ、宣伝の片棒をかつぐというような姿勢はいけないと思います。

これは前に言及したことのある杉山文野のケースと同じです。
性同一性障害者であると自称する杉山文野本人が自分の思うことを本にして出版し、自分が宣伝するのは勝手です。ところがNHKはこいつらの言うままに、番組を作り、番組以外にもNHKはサイトを作り、こいつの本を宣伝し、日記をのせ、番組制作の為にカメラまで貸してやっているのです。
ディレクターが放送を私物化し、おかしな番組を作るのです。
NHKが一青窈なる中国系の女性歌手のプロモーション ビデオを番組で流していることについて苦言を呈したのは2年以上前のことであったのですが、体質は改善されていません。
そこでは既に「公共放送を自称し、強制的に受信料を取り立てようとするNHKが、民間会社が自社の音楽を売るために作成したプロモーション ビデオを放映するのですから驚きます。制作姿勢には不審を感じざるをえませんでした。」と書いているのです。
大竹奉一は美学を専攻した文学士なのですから、手術の結果、患者が多少綺麗になったとかは判断できるでしょうが、あるいは自分が取材した時に愛想が良かった医者とか、宣伝してくれたら、多少はお礼しますよと匂わされたとか、いうことなどを材料として著作活動をしているわけでしょう。
こういう人物が、「美容医療には表には出ないけれども、危険も多いですよ。医者選びには注意が必要ですよ」と述べる番組作りは悪くはないですが、この人物の勧める医師に対してNHKが「お墨付きを与える」というようなサイトを作成するのはトンデモナイことなのです。
この人物が勧める病院に行っても、手術が始まったら、誰が手術をしているかなど普通はわからず、新米の医師がメスを握っている可能性も多いのです。
この番組では、大学病院などの形成外科医が中心の「日本美容外科学会」と、加入に条件のない、開業医が中心の「日本美容外科学会」と、まったく同じ名前の二つの学会が存在し、またそれぞれが、これまた同じ名前の「専門医」の資格を認定しているという実態を説明しています。
開業医からなる、一方の学会長、つまり後者の学会長が「美容外科医は専門医の資格などいらないという一匹狼も多い」と説明しており、さらに「僕は世界一巧いよとか、僕ぐらい上手な先生いないよと、うぬぼれている、実はへたくそな先生もいる」と述べていたりします。
医師の資格がある美容外科学会長の言葉がこれなのに、NHKは何を根拠に、この大竹奉一氏の推薦する名医に引きずり込もうとするのでしょうか。
大竹奉一の推薦する医療機関で受けた手術が、納得いかないものであったと感じた患者さんは「NHKに責任を取ってもらいましょう。抗議しましょう」(放送に登場した、被害に遭った患者さんの事例にはNHKは関与しないと下駄を預けていますが、それなら将来、患者になるかもしれない人を大竹奉一のホームページにリンクして、引きずり込むな)
NHKは民間の企業、団体、業界に利用されて、それらの意のままに番組を作成しているわけなのです。
あるいはNHKのディレクターが美味しい目をして、かれらを利用しているのかもしれませんね。
経済学など見たこともないという方にも、本件をご理解いただけるように書いたつもりですが、逆にくどくどと同こじとを書いたりしてしまいましたが、どうかお許しください。
またパソコンは普段ほとんど触ったことがないので、不細工なホームページしか作成できませんでした。堪
忍してください。
何か良い情報、得する情報、面白い情報があれば、お知らせください。お待ちしております。