| --- ヤングアダルト 2006年 --- |
妖怪アパートの幽雅な日常 2 / レモン・ドロップス / 小さな小さな王様 / バッテリーW / モーツァルトの伝言
妖怪アパートの幽雅な日常 3
バッテリーX / 妖怪アパートの幽雅な日常 4 / 妖怪アパートの幽雅な日常 5
|
| ● 妖怪アパートの幽雅な日常 5 / 香月日輪 / 講談社 |
2006/8 |
| ● |
ダカラ・・・ユウシクンジャ ワカスギルッテ・・・
夏休みが終わり二学期が始まった夕士くんですが、何故か今頃新しく二人の先生が赴任してきた。一人は担任になり、生活指導のベテランという若い男の先生。ちょっとくだけた雰囲気の、それでいて根性入ってそうな感じ。
もう一人が美人で清楚で上品な感じの英語担任だが、これがなかなか夕士くんを困らせる。このキャラの収まりどころが今回のポイントかな、と思う。どんなところが問題かというのは、読んでからのお楽しみということで。
このシリーズここまで読んで思うのは、私はどうしてこの小説の魅力的な登場人物たちの誰にも惚れないのだろう、ということだ。。。
妖怪だから?
児童書なので、色気不足?
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2006年3月1刷 / 定価950円税別 /235p 
|
| ● 妖怪アパートの幽雅な日常 4 / 香月日輪 / 講談社 |
2006/8 |
| ● |
セッキョウクサイ ノデスガ スンナリ ウケイレラレルンデスネ フシギト
明日には図書館へ返却しなければならないと、一気に読みきりました。
楽しいからというだけでなく、すぐに読みきれる文字数なんですよ。この本。
夕士くんは夏休み。今の季節にピッタリ。
魔導師としての修行もレベルアップして大変そうです。不安や苛立ちと戦っている夕士くんが、頼もしいです。周囲の目が温かいです。
それからアルバイト先の若者たちとの関係や、自殺しようとしていた小学六年生の女の子を止めたがどうなる?といったその後が語られていきます。
前作では救えないという部分がすっきりしない印象を残してしまっていたのですが、今回はあちらもこちらも進むべき方向性をもって勢いづいていて気持ちいいです。楽しく読ませてもらいました。
「覚悟」という言葉が心に残る。
「覚悟」ができている。
それが、生きるということの第一歩かな。
そして「自分の中の広い世界」「世界は広い」ということ。
「覚悟」さえできれば、世界は広くなる。
大きく生きよう。
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2005年8月1刷 / 定価950円税別 /210p 
|
| ● バッテリーX / あさのあつこ / 角川文庫 |
2006/7 |
| ● |
ハゲシクユサブラレル ソンナトキバカリジャナイ
つらくて仕方ない。
そんな時期を脱して、ただ向かう方向さえ定めて、日々を間違いなく過ごしていくだけ。
巧と豪のバッテリーが再開された。
ぎこちないけれど、二人は確かに前に進み始めた。
大人との衝突もなくなり、物語は静かに静かに流れていく。
巧の中でも豪の中でも、何かが少しずつ変わっていく。
こんな時期を、じっと過ごすのは結構大変だ。
それでも、この二人なら進んでいけるだろうと思える。
静かに、横手との試合を待つという感じ。
そろそろ、この物語も終わるなぁ。
文庫書き下ろしの短編も、なかなか良い。
横手の幼なじみバッテリーの見える部分と見えない部分の曖昧さ。
瑞垣が、違う視点で描かれている。
なるほど、こういう奴かもしれないと思わせられるところが、面白い。上手い。
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2006年6月1刷 / 定価476円税別 /251p 
|
| ● |
| ● 妖怪アパートの幽雅な日常 3 / 香月日輪 / 講談社 |
2006/7 |
| ● |
エニシアル トイウコトノ イキテイクウエデノ ヒツゼン
1を読んでから随分たつ。
2を読んでからも随分たつ。
図書館に行くたびチェックしていたのだが、なかなか出会えなかった。
のだが、3と4が一緒に並んでいた。
どうも、一通り予約をこなしたらしい。
読みきれるかどうか不安だったので3だけ借りてきた。
それっきり4と出会えなかったら、それはそれで面白いか。
今回は夕士くんの学校生活が描かれています。
なんと夕士くん、女の子に囲まれちゃっているようで幸せそうです。(笑)
学校の怪談とでもいいましょうか。
そんなんをおっかなびっくり解決してしまいます。
救えるものもあり、救えないものもある。
縁あるものなら、最善を尽くそう。
と、いうことらしい。
うんうん、大変だけど頑張ろう。(笑)
次の「4」に出会えるのは、案外早いような予感がします♪(なんて)
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2004年10月1刷 / 定価950円税別 /171p
|
| ● モーツァルトの伝言 / 加藤純子 作 / 永田治子 絵 / ポプラ社 |
2006/5 |
| ● |
トテモ センサイナ オトコノコタチガ エガカレテイマス。
オイシイ・・・。
映画の「アマデウス」をDVDでみたばかりなので、モーツァルトの名に惹かれて手に取った一冊です。中学生である二人の少年が授業でその映画をみるシーンがあります。その場で一人は「神童」とよばれ、もう一人は「凡庸」の二文字を重く受け止めていました。二人は、お互いの繊細さを肌で感じお互いを必要とし、その感覚を不器用に持て余すのでした。
うふっ。
中学生というどうしようもなく半端な時代を、もがいてもがいて、それでも少しずつ進んでいく彼らの姿が、そのまま繊細に表現されています。
ピアノを弾く少年は、自分のピアノを心で受け止め、感動してくれる感性を持ったピアノを知らない少年を見つけました。
俺はお前を離さないゾー!
女の子も出てきます。(笑) |
● |

Amazon
bk1
|
|
1995年9月1刷 / 定価1200円税別 /215p 
|
| ● バッテリーW / あさのあつこ / 角川文庫 |
2006/3 |
| ● |
ツライナー ドンナニサイノウガアッテモ ツライコトガ ナイワケデハナイ
また、あっという間に読み終えてしまいました。
今回は、つらくて、つらくて、このつらい時期を早く通り過ぎてしまいたくて、ひたすら読み進めてしまいました。横手との練習試合は、いったいどんな具合だったのだろうかと、じらされて、じらされて、不安にかられます。巧が投げていない。豪が受けていない。どうして。。。
確かに揺るぎないものに感じられた二人の自信。
それが、崩れる。あっけなく。
圧倒的なものへの恐れ。
物語の流れが激しくなってくると共に、登場人物それぞれのキャラが際立ってきた。
瑞垣や吉貞の会話の楽しさと心の葛藤も、いい。
天才の隣で生きるのは大変だ。
それでも惹かれ、離れられない。
みんながみんな、失うことを恐れる。
文庫書き下ろし。
今度は三歳の巧と、その祖父母の生活。
いいなぁ。女って。
女として、きちんと生き終えたいと思う。 |
● |

Amazon
bk1
|
|
2005年12月1刷 / 定価476円税別 /238p 
|
| ● 小さな小さな王様 / アクセル・ハッケ作 / ミヒャエル・ソーヴァ 絵 / 講談社 |
2006/2 |
| ● |
ソーヴァノエデ オウサマノ グミベアー カブリツキ シーンヲ ミタカッタ
イヤ ソレハ ソウゾウスルコトニ シヨウ
ある日、ふと、彼の部屋にいた。
それは小さな小さな王様で、でも、でっぷりしていて、いかにも王様って感じです。
その王様の世界では、人は生まれたときにすぐに大きくて、だんだん年齢を重ねて行くうちに小さくなっていくのだそうで、そうして、この王様のようになるんですね。
星を見て、自分はなんてちっぽけな存在なんだと感じる彼と、自分自身が宇宙そのものになったような大きな気持ちになる王様。
心は大きくありたいと思いますが、それだって程度問題で、自分は宇宙そのものだといったら、いささか宗教がかっていませんかぁ。
なんて、チャチャいれてみましたが、いい本だと思いますよ。ホント。
子どもの頃、世界はとても大きくて、でも、いずれ自分の知るところになると信じていたのだけれど、大人になると、そのひとかけらさえ知りえないような感覚になってしまっています。
それは、想像しなくなってしまったから。
想像するということの力を、信じなくなってしまったから。
想像したことの裏づけすることで多くの時間とエネルギーを費やしてしまうから。
必要なのは、想像する世界の大きさと、その世界で満足できるほどの心の大きさかな。 |
● |

Amazon
bk1
|
|
1996年10月1刷 1999年11月7刷 / 定価1262円税別 /111p 
|
| ● レモン・ドロップス / 石井睦美 / 講談社 |
2006/2 |
| ● |
スキ ガ イッパイ ホシクナル ヒトデモイイ ドロップデモイイ
思春期。
主人公の美希は、高校生かな?
学校帰り、友人と駄菓子屋さんで買い物らしい。
「のしいか」「きなこ棒」「プリンチョコ」「レモン・ドロップス」。
友人の片思いのお話を聞かされている美希。結構、冷ややかな反応。
それがさぁ。だんだん、温かくなるんだ。
友人の恋。お姉さんの恋。おじいちゃんとおばあちゃんの恋。
いろんな形の恋心と、相手を大切に思う気持ち。
好きってことが、とっても素敵だと、美希は思うようになるんです。
うん、好きって、いいよね。
忘れちゃうなぁ。いけない、いけない。
小学三年生の娘が、図書館から借りてきた本。
「ちょっと難しいんじゃない?」と言ったものの、読み出すと駄菓子の登場。
ああ、読めるかも。すごく、楽しい。
事実、駄菓子シーンは読み終えて、栞がはさまっていた。
次は、おじいちゃんとおばあちゃんのシーンだね。どんな気持ちで読むかしら?
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2004年5月1刷 / 定価1300円税別 /206p 
|
| ● 妖怪アパートの幽雅な日常 2 / 香月日輪 / 講談社 |
2006/2 |
| ● |
ドンドン オモシロクナル フカクナル
1を読んでから随分たつ。
図書館に行くたびチェックしていたのだが、なかなか出会えなかった。
息子が予約しようとしたら、結構な人数だったのでやめてきたと言っていたが、まぁ、いつかは回ってくるものである。
そんな訳で、初回の興奮は完全に醒まして読み始めたのだが、なかなか感動ものだった。
妖怪アパートに戻ってきた夕士くん同様、とりあえず懐かしい妖怪たちとの再会を楽しむ私。その後は、初めて会う古本屋が仕入れてきた魔道書とやらから騒動が始まる。夕士くん、どうやら魔道士になるらしい。修行じゃ、修行じゃあ〜!!
このお話、妖怪だからって人間界から離れすぎないのがイイ。
夕士くんの親友が、このアパートを訪れるところが最も良いところだな。深くなるんだなぁ。しっとり。。。
次の「3」に出会えるのは、案外早いような予感がします♪
|
● |

Amazon
bk1
|
|
2004年3月1刷 / 定価950円税別 /177p 
|
|
|