見沼くらしっく館:
吉例見沼くらしっく寄席「納涼落語会」

 え〜、今年2回目の見沼くらしっく寄席「納涼落語会」が開催されました。盛夏八月の昼下がりに旧坂東家住宅・見沼くらしっく館で落語を聴いていただくというのはどんなことになるのか?暑さ対策は大丈夫か?・・心配ありません。クーラーはなくとも扇風機と団扇(うちわ)、それになによりの涼風が開け放たれた縁側からそよそよと流れてポスターどおりの「納涼」寄席になりました。

    

 
データ:
平成17年8月21日  さいたま市旧坂東家住宅 「見沼くらしっく館」

演芸出演者演目上がり時刻
落語もて亭小丸「お菊の皿」13:02
落語三風亭福助「たがや」13:14
手品笑美亭好色トランプ13:34
落語柳家ぎんざ「うなぎや」13:42
お仲入り

14:00
落語三優亭発左「長短」14:05
落語竹廼家寿々女「手紙無筆」14:25
津軽三味線三崎家ひき松   「俵積み唄」「十三の砂山」
「じょんがら節曲弾き」
14:39
落語江戸家むらさき「唐茄子屋(政談)」14:50

  終演 15:30      
入り: 開演時25人 終演時は38人(家族を含む)


コメント:
 
 今回も旧坂東家住宅・見沼クラシック館の館長先生のご挨拶で幕を開けました。春先にご案内した開催日が都合で変更されたため、前日に来館されたお客様がいらっしゃったとのこと、この場を借りてお詫び申し上げます。

 今回は前回までの午前・午後の2部構成を改めて午後1時からの1回公演というすっきり型に加えて、出演順と演目を明記した番組表をお客様にお配りして、安心して?聴いていただこうという新機軸を打ち出しました。

 1回公演は高齢化が進む出演者の負担を軽くするとともに、義理に縛られて?途中で帰りたくも帰れないお客様の健康に配慮したものです。

 前半では、突然の国会解散のあおりを受けて選挙の準備で忙しくなってしまった地方公務員の好色さんが落語をパスして臨んだ「手品」が好評。鳩やゾウといった派手なものは予算の都合で出せませんが、技能抜群のトランプ手品でご機嫌を伺いました。

 
 お仲入りの休憩時間には冷たいお茶がサービスされてリフレッシュしたところで、久々の高座に挑む発左さんの登場。長いブランクを感じさせない若々しい高座姿に楽屋も感動、強い味方が加わって大変心丈夫になりました。

 中入り後の後半はお客様もさらに増え、正面の縁側から立見をされる方も居て夏場の落語会らしい雰囲気がただよいます。

 最期の落語が終了してから、先ほどの発左さんが「締め」のご挨拶、その中で促されて客席から宮内先生もひと言。そして、出演者がひとりひとり感想とお礼を述べた後、ぎんざさんの発声でお客様と一緒に三本締め「手締め」を行い、無事にお開きとなりました。

 あとがき:
 埼玉落語会の会員の中にも一念発起してパソコンを始める人がいます。今回はただいま特訓中の半鐘(三優亭)さんが今年購入したパソコンとプリンタで立派な「番組表」が作られました。その半鐘さんは無理がたたったのか、「納涼落語会」の前夜、急な発熱をしたため大事をとって当日は参加を見合わせました。幸い、夜には回復したとのお知らせがありひと安心です。今回も見沼くらしっく館の館長先生初め館員の皆さまに大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

平成17年8月28日 稲林記