中国の最新ヨット事情 その4

広東省シンセン市大梅沙ヨットクラブ見学記

鶴田 卓身
2008年11月20日


 前回の青島ヨットクラブ見学記を出してから、中国でマンションを引越し、それに伴った色々な事件があり、その為に掲載が遅れてしまいました。申し訳ありません。中国での生活には日本人には想像も出来ない事が多く、このヨットクラブ見学記が一段落した所であらためてご紹介しようと思っております。

 さて、2008年8月16日と17日の2日間に渡って中国の広東省のシンセン市の東にある大梅沙のヨットクラブを見学した。ここは香港と中国の国境の羅湖(ローウ)から西に50Km位の位置でタクシーで80元(1200円)位で時間にして最近、高速道路が整備されたので30分位のところのシラトンホテルの脇にある。

シラトンホテル(海岸から見たところ)
シラトンホテル正面

 このヨットクラブの名称は大梅沙湾ヨットクラブで1998年に深センで設立された浪騎ヨットクラブに次いで設立された2番目のヨットクラブである。 大梅沙湾ヨットクラブの第一期波止場建設ではイタリア企業が設計した、いかだ橋2脚と 75の停泊場が建設され、現時点では4隻のヨットと20隻のモーターボートが係留されている。 大梅沙に到着予定の広州製ヨット3隻も含め、同ヨットクラブにドックインするヨットの総値は1億4000万元(1842万米ドル)になるらしい。

 第二期工事が終われば、大梅沙湾ヨットクラブと国際ウォータースポーツセンターは175の停泊場と100の倉庫を誇る規模の波止場となるそうです。 大梅沙湾ヨットクラブではメンテナンス、貸ボートなど、また水夫や船長のトレーニングを行うプロフェッショナルチームを、中国または海外から採用したとシンセンスクエアは伝えているがイタリア人の姿は見えなかった。 中国人の女性が最初に応対し、もらったカタログも立派であるが、ハーバーの規模が小さくこれから拡大するとしても、かなり入組んだところで狭く、陸に上げての保管、補修場所も無く今後のどういう方向に行くのか心配である。香港とシンセン間でのレースも企画されているようで、香港企業や香港人の進出で拡大していく可能性は秘めていると思われる。

 ここで、中国でこのクラスのヨットクラブに入会しようとする時の参考価格をお伝えします。 個人会員の例で30年間の会員で43万元(650万円)です。係留費は40フィートクラスで月に3600元(54000円)だそうです。 会員数は800人限定と言っていますが、中国の場合、余り信用が出来ないので会員権が値上がりすることは考えにくいでしょう。

 又ヨットを購入した場合41%(増値税、関税、消費税)が掛かるので船舶購入総額は1.5倍にもなります。香港などで購入して持ち込んだ場合は、持ち込む為に3万元(45万円)掛かり、半年に一回出国しなければならないと言う説明だったので、実際には難しいでしょう。 しかし、中国の事ですから他の道筋が必ずあるものです。妙な国です。

大梅沙ヨットクラブの入り口
大梅沙の砂浜。海水浴場も併設

ここもやはりパワーボートが多くどうもまだまだ中国人はパワーボートの方が好みらしい。

  


補修用機器
係留設備


パワーボート
 
カタマランヨット
 
数少ないクルーザーヨット

港から出航するクルーザー