中国の最新ヨット事情 その6

ロイヤル香港ヨットクラブ見学記

鶴田 卓身
2008年12月26日


 この中国最新ヨット事情も前回は勢いあまってフィリピンのマニラまで飛びましたが、肝心な香港を忘れていたことを思い出しました。香港、マニラレースもベトナムレースも開催しており、まだロイヤルをつけている香港のヨットクラブを2008年9月20日に訪問した。

 今までは大連、青島、シンセン市、とアボなしで飛び込んでも問題は有りませんでしたが、マニラ訪問時に警備員に追い返された経験から、アポ取らないで「おととい来てくれ」といわれても困るなと、事前に電話でアポイントを取ることにしました。電話口では流暢な英語です。中国人の話す英語とは違うなと、思いながら9月20日の11時会員登録の紹介がてら、クラブの中を見せてほしい旨の予約を入れました。

 中国のシンセン市からは羅湖(ローウ)という国境で中国を出国、橋を渡って香港に入国の作業が必要です。香港側に入ると今度はKCRという電車に乗りMTRという地下鉄に乗り換えて九龍サイドから香港サイド(香港島)のコースウェイベイという駅で降りて、目的地のヨットハーバーへはタクシーで行くことにしました。ヨットハーバーの名前をタクシーの運転手に告げると、すぐ分かったようで動き出した。 中国のシンセン市のタクシーと違い、香港のタクシーの運転手はほとんどが英語が理解できるので便利である。それもオーストラリア人、インド人、日本人などさまざまな人種の英語を聞いているので実用英語を理解している。 昔、ある香港人が日本人と中国人は英語を覚えるのが遅いと言ったことがあった。 その香港人曰く、香港人は相手がアメリカ人であろうがイギリス人であろうがとにかく英語をしゃべる、I am a pen でも何でも良い。間違えていたら直すのは話している相手の仕事で私の関知するところではないと言っていたのを思い出しました。日本人もこの位、面の皮が厚ければ英語も上達するでしょう。 地下鉄の駅の英語名 Causeway Bay(コーズウェイベイ)は、今日の高士威道 (Causeway Road) の場所にあった以前の causeway すなわち防波堤にちなんで名付けられたそうです。銅鑼湾の海岸の沖合に浮かんでいた奇力島(Kellett Island)は、埋立ての結果、独立した島ではなくなり香港島とつながった。このもともと奇力島だった場所が、ロイヤル・ホンコン・ヨットクラブ(香港遊艇会)の所在地である。よって住所がKellett Islandになっている。

 クラブに着くとイギリス人の女性がでむかえてくれた。電話で応対した女性で英語が流暢な訳である。 その後、香港人の女性を紹介されて、彼女の案内でクラブハウスの中を見学させてもらった。 このクラブは1890年からレースをやっており、1951年に今の場所に移ったそうでかなりの歴史を感じられる。 クラブハウスの中はレストラン、コンピュータールーム、子供の遊び場など増築されたように複雑に入り組んで施設がある。 案内されている途中で友人から電話があり携帯電話が鳴った。そうしたら案内してくれている香港人の女性から「クラブハウス内では携帯電話の電源は切ってください」と注意された。 香港は電車の中だろうが人の耳元だろうが、電話が鳴ったらすぐ、電話を取り大声で話すのが常で、日本の電車のアナウンスの様に、駅に着く度に「携帯電話の電源はお切りください」と放送されることは皆無である。あのアナウンスは日本人には耳障りでもうすでに皆、心得ていることなので、中国語と英語でアナウンスしたほうが効果があると思うのですが。 香港、中国に住んで携帯電話を注意されたのは初めてで驚いた。

 モーターボートとヨットは、同数位の感じでかなり大型のヨットも係留されており、レース用の船体も陸揚げされて修理されていた。イギリス人らしき男性がヨットに乗ろうとしている等、中国のヨットハーバーとは比べ物にならない位、ヨットを楽しんでいる空気が感じられる。 ベトナム、マニラ等へのヨットレースの案内もあり、レースもここを拠点にして盛んに行われているようである。 中国、マニラのヨットハーバーの見学の旅もここロイヤル香港ヨットハーバーで一応の区切りをつけた形になったが中国とマニラ地区を見た感じでは当然の事ながらここは別格である。

クラブハウスの入り口
クラブハウスから見た香港の景観

海に浮かぶジャンク
クラブハウス内
ベトナムレースへの参加案内
ハーバー 
レース艇の修理か?


 
 ハーバー利用者のコンビニの様な物売り?