銀座名バーテンダー物語
- 古川緑郎とバー「クール」の昭和史 - |
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日本における本格バーの歩みを、銀座のバー「クール」のオーナー・バーテンダー古川緑郎氏を主人公に展開する、ノンフィクションです。本格バーの始まりと歴史を知るには、好適の一冊でしょう。古川緑郎氏の次の言葉が、「クール」とこの本を語ります。
1916(大正5)年生まれの古川緑郎さんは、午後5時きっかりにバー「クール」の看板に明かりをともし開店する。古川さんがはじめてバーで仕事をはじめたのは1929(昭和4)年のことである。銀座・交旬社ビルの前に<少年ボーイ募集――サンスーシー>という看板が出ていて、父とともにバー「サンスーシー」を訪れ、小柄で清楚なママ西川千代さんに採用された。古川さんは高等小学校の2年生、満13歳になったばかりだった。以来70年にわたり、20世紀も終りに近くなった
近日まで、古川さんはバーで働きつづける。
「店内では、客も主人も従業員も、行儀、作法、道徳を守らねばならない。あの店は良い店だ、と言われるには、店の造作がいいからとか、調度品、高級品が並べられているから等々ではない。いくら高級な調度品を並べたてようと、主人と従業員が一丸となって、店のため、ひとつの目的のために務めなければ良い店にはならない。また客も、その気になって店に協力しなければ良い店にはならない。客が良い店を作るのだ。客がその店の営業目的を知って、エチケット、マナー、モラルを守ってくれれば、店内は良い雰囲気につつまれて楽しい店となり、飲む物も自然とおいしくなる。そうなれば客は、口から口へと伝えてくれて、あの店は良い店だから行ってみなさいとなる。良い客がつけば店にも風格がつき、世間にも宣伝されて、客が集って来る。客は一軒の店だけではなく他の店にも行って、いろいろと比較をするものだ。良い店には必ず共通した何かがある。客はそのような店を行ったり来たりする。一流店と言われるには、それなりの努力をしなければならない」 P239より |
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「ミスター・マティーニ」と呼ばれたバーテンダー、今井清の74年の生涯をたどる。アメリカ「渡来」のカクテルであるマティーニを完成させ、現在のバーの雛形をつくった人物の一生は、激動の昭和史と行を共にしている。戦争、占領、東京オリンピックを経て、超一流のカクテル職人がつくりあげた最高峰テイストの真髄を明らかにする。
著者/枝川 公一 タイトル/日本マティーニ伝説
発行/小学館文庫
《書 評》
■産経新聞 2001年2月24日
昨年、都内の日本海運倶楽部で、「今井清氏を偲ぶ会」が開かれた。享年七十四歳。「ミスター・マティーニ」と呼ばれた伝説的なバーテンダーである。
戦後アメリカン・クラブともなった東京會舘のバーに戦前から身を置いて、パレスホテル開業(昭和三十六年)を機に初代チーフ・バーテンダーとなった。マティーニ-ジンとベルモットだけの、それゆえバーテンダーの腕が歴然とするカクテルの王様。それを完成したと語り継がれる。
「三度来店されたら、その味をマスターできる」
客の舌を盗んでステアする絶妙さに、昭和二十年代からカウンターは常連で占められていたという。戦後の点描を交え一大のバーテンダーを低い視線で浮かび上がらせた佳品 |
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夜更けのくつろぎに、友人たちとのパーティーに、仕事のつき合いに酒はかかせない。酒の正しいたしなみ方。料理をひきたたせる酒。バーのスマートな利用術……。酒にまつわるイイ話と、人生を心地よくするための奥義を軽やかに伝授する53箇条!「うんちくをちりばめながら、しかもさらりと嫌みのないところがいい」(共同通信評)
馬場啓一 1835円
ふだんの酒
1 酒の作法
2 酒を彩るモノ
3 酒を飲む場所
4 酒場で雑談
5 ぼくの酒カタログ
6 さまざまな酒、さまざまな酔い
酒の座標軸 |
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生活者としての颯爽とした軽さと知性、女性に対する男としての魅力を学びたい! 食卓での身ごなし。粋な支払い方。髭の手入れ。パーティを成功させるひけつ。手紙の効用。そして美しい年のとり方……。さりげなく、あざやかに。街で、仕事場で、プライヴェートで、水際立った男になるための極意、49箇条!「大人の男」のための必読書。
馬場啓一 1733円 |
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| 日本のグッドBAR -こんなカウンターで飲みたい- |
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『日本のグッドBAR』(新潮OH!文庫)は、9月10日に新潮OH!文庫から刊行した。
達磨 信(だるま まこと)
作者が長年にわたり日本全国のバーを巡った中で、この過去5年間に訪ねたバーの中から
印象に残った53軒のバーを紹介している。
単なるバー・ガイドではなく、ベテランバーテンダーの情味や阪神・淡路大震災に遭った
バーテンダーの生きざまなど、短文に簡潔に収めている。
流氷のオン・ザ・ロックを出す網走のバーから、砂浜までわずか20歩足らずの海の近くにある
沖縄のバーまで、北から南、さまざまなバーの酔い心地がある。
ただバーという空間は、バーテンダーの流す波長との相性が、行きつけになり得るかどうかを
左右する。内装がいくらよくても、ボトルの数がいくら多くても、それだけでは行きつけの店とはならない。
紹介したバーはそれぞれに違う顔を持つ。バーテンダーの流す波長も異なる。
でもカウンターに着くとひとりひとりの客の心情をしっかりと受け止めてくれるバーテンダー
たちばかりだと信じている。
記事を読まなくても、バーテンダーのポートレートだけでも眺めてほしい。みなさん素敵な
表情で登場していただいた。彼らの表情から、バーテンダーという仕事とはいったい
「何か」をつかめるはずだ。
自分でも53軒ではもの足りないとも思う。地域やバーテンダーの年齢を考慮して幅広く選び、
悩んだ結果53軒という数になった。紹介したいバーはまだだくさんある。そ
してこれからもグッドBARを探しつづけたい。
旅行に、出張に、必携の一冊になるように書いた。
どうかご一読を。 (ALL ADOUTより) |
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内容(「BOOK」データベースより)
カウンターをへだてて、われわれは、バーテンダーから酒を受け取り、その香りを嗅ぎ、味わい、余韻に酔いしれる。そこには、彼らの生きた時間が漂っている。直木賞作家海老沢 泰久が13人のバーテンダーたちの横顔を浮き彫りにし、その奥様へと迫る人物列伝。
目次
1 バーテンダーはファーザーたれ
2 客が磨いたマティーニの味
3 酒以外のサービスは無用
4 技術とともに人間も磨く
5 戦争だろうと不況だろうと飲む人は飲む
6 身につけた技は後継者に託す
7 バーテンダー受難の時代を生きる
8 店の香りが客を集める
9 バーテンダーを殺すキープボトル
10 男だけのサービスに徹する
11 カウンター越しの出会いの喜び
12 臨機応変なオリジナルカクテル
13 状況に合わせた飲み物をつくる |
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出版社 / 著者からの内容紹介
新しくオープンするBARのため、バーテンダーを探していたホテル社員・美和。かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜と出会い、半信半疑で採用面接の場に送り込むが…!?
バーテンダーとは優しい止まり木。
「神のグラス」と称される天才バーテンダーと来店する客の
カウンター越しに重なった世界を描く。 |
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トップ オブ アカサカ(赤坂プリンスホテル) 荒井 成次郎
「バーは雰囲気に酔う場であると思います。ですから、お酒が飲めない方も気になさらずに来ていただきたいですね。」
(2003年1月現在)
テンダリー 宮崎 優子
「All for You. It's my pleasure(あなたの喜びがわたしたちの喜びです)」
をモットーに、安らぎの場を提供しておられる宮崎さん。
「ただいま」と帰って来たくなるような雰囲気のお店は、お客様に「Neighborhood Bar(お隣のバー)」と言われているんだとか。
「病院、美容院と同じで、Barにも自分に合う、合わないというものがあると思うんです。たくさんのお店に足を運びお酒を楽しんで、自分に一番合ったBarを見つけて欲しいですね。」
東京都大田区大森北1-33-11 2F TEL:03-3298-2155
URL:http://www.tenderly.gr.jp(2003年2月現在)
バー グローリー 大倉山 鈴木 健司
「お客様がバーに足を運ばれてから、帰られるまでの空間を演出することがバーテンダーとしての魅力。」
神奈川県港北区太尾町389キャッスル美研 1F TEL:045−549−3775
(2003年3月現在)
BAR blue moon 谷口 正基
「おいしかった」と言われるよりも「楽しかった」と言われるほうが嬉しいという谷口さん。
「自分にとって、お客として行くバーは癒される場。そこで過ごす時間が楽しければ自然に癒されると思うんです。そういった空間が好きで、カウンターの外の“観客”の立場からでなく、カウンターの中でその場を“演出”する立場になってみたかったのが、バーテンダーになった理由かもしれません」
東京都新宿区高田馬場1-17-22 1F TEL:03-3209-5432
http://www.rak2.jp/town/user/bluemoon/(2003年10月現在)
heart cocktail 永田奈々恵
「バーは駅みたいな場所。人が集い、いろいろな話をすることで出会いが生まれ、そして時がくれば去っていくものもある。そんな移り変わりをカウンターの中から眺めているのがバーテンダーだと思います。」
東京都中央区銀座6-3-8 オスカービル1F TEL:03-3575-0207
(2003年12月現在)
Bar HEATH 大川 貴正
。「バーテンダーというものは、年齢によるピークというものがなく、年を経るごとに、だんだんと熟成していくのが魅力です。それはまさにウイスキーと同じですね」
中央区銀座6-2-6ウエストビルB2 TEL:03-3574-1923
月〜木:PM6:00~AM0:00(L.O.) 金・祝祭前日:PM6:00~AM2:00 土・日・祝祭日 定休
(2004年1月現在)
Bar Woody 田中雅博
「バーは粋なところだから、お客さんも粋にふる舞ってほしいですね。それは高いお酒を飲むということではなく、自分が何を飲みたいのかをバーテンダーに伝え、そしてバーという空間、雰囲気をゆっくり楽しむこと」
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-8山崎ビル3F TEL:0422-22-0860
16:30 〜 24:00 不定休 http://bar-woody.com/
(2004年2月現在)
BAR レモンハート 伊藤 学
「マンガとは少し雰囲気が違うかもしれませんが、そこも楽しんでいただけると思いますよ」とのこと。伊藤さんはもちろん、お客様も含めて、心地よい雰囲気を皆さんで楽しんでおられ、またそこに新しい人が加わり楽しみも増えていく、そんな「居場所」が「BARレモンハート」なんですね。
東京都練馬区東大泉4-2-15 原田屋ビルB1
TEL:03-3867-1682 18:00 〜 26:00 無休(年末年始を除く)
(2004年3月現在)

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