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吸いつく下顎総入れ歯


下顎の総入れ歯を必ず吸いつかせるために努力するとー良い総義歯は、時間と手間は掛かるがきっと吸着します。舌の使い方と顎が揺れない方法を見つけて下さい。自分で習得するものです。

総入れ歯は、つかまる歯がないので、入れ歯のなかでは、別格大臣です。 下顎総入れ歯は、一番むずかしい入れ歯です。いつも苦闘します。保険の入れ歯では、時間的、材料的制約があり、まずムリですね。


インターネットの一番の利点は、動画で見たいものを即座に見れるところではないかなと、考えています。 動画なら、真実に近いものをお伝えする事が出来ます。多少編集作業で省かれますが、かなり真実に近いのは、確かだと思います。 吸い付く入れ歯、外れにくい入れ歯、痛くない入れ歯と文書だけでは、本当かなと思われますが、動画なら、”そうだな” と納得されると思います。


*下顎総入れ歯の吸い付きが難しい*

上顎の総入れ歯の吸い付きを出すのは、割合簡単です。下顎の総入れ歯の吸着を出すようにするのは、むずかしいです。


*下顎総入れ歯の吸い付きが難しい理由*

上の総入れ歯の吸い付くために利用できる粘膜が、ほぼ、おむすび形で、ほぼ全部利用可能で、頬粘膜が余り可動しないためです。 上の総入れ歯は、形がすいつくように出来ています。 下の総入れ歯の吸い付くために利用できる粘膜がブーメランのように放物線を描いた 形で、境界線が上の総入れ歯に比べて、ながく、舌という力強い可動可能な粘膜が、お口のなかの内側 で、入れ歯に接しているためです。下の総入れ歯の方が吸い付きをつけるのに、上の入れ歯に比し、数倍むずかしくなります。 そのため吸着を表現する動画で、上の入れ歯だけしか表示していないのは、何らかの理由で下の総入れ歯の吸い付きのあるものが表示できないのでしょう。下の総入れ歯の吸い付きをだすということはむずかしことです。


*上下総入れ歯だと*

上の総入れ歯の不具合が、下の入れ歯に影響します。また下の総入れ歯の至らない点が、上の総入れ歯に及びます。 両方お対で使いますので、それぞれの入れ歯に被害を与えます。上の総入れ歯の安定は、つき易いので 普通、下の入れ歯の痛み、不安定という症状になります。


*舌と入れ歯*

入れ歯でないときは、自分の歯が邪魔だと感じる事は余りありません。歯列の乱れがない人では、全くありません。 しかし歯を一本失うと、舌は、失われた歯の場所から少し横にはみだします。その分、舌がだらーんとなります。 余り長い間、そのまま放置しますと、入れ歯をいれるとき、邪魔に感じます。歯があるときは、舌をそれほど大きく 使いません。入れ歯になると舌を大きく使う方が増えます。入れ歯が不安定なため、舌で入れ歯を安定させながら、使用している方もおられます。 入れ歯になったならば、入れ歯の辺縁封鎖をはずさないように、舌をトレーニングする必要もあります。下顎総入れ歯を吸着させるための舌の位置、動かし方を習得する必要があります。総入れ歯をはずすと、舌は、ダラーンと のびきった状態になりますが、総入れ歯を入れると、舌は総入れ歯の大きさで、少し規制を受けて、縮んだ状態になります。その落差が、たまらなく嫌になる方もいますが、少し我慢の必要なところです。舌の動きと位置で下総入れ歯を不安定にすることもあるので、舌の位置と動かし方を 練習するのも、下総入れ歯の安定のために必要です。辺縁封鎖は、総入れ歯の内側(粘膜面)に空気が入れば、解かれます。 辺縁封鎖を解かずに、下総入れ歯を使いこなす技を身に付けて下さい。


*下顎総入れ歯の現在*

90%の下の入れ歯に吸い付きが現在出ています。後5%の方の吸着を出すために、現在奮闘努力中です。 しかしこれがなかなか大変な目標です。かなり難しい目標です。


顎の偏位がなければ、相当いい入れ歯になります。同じところでいつもかみこみができるように努力して下さい。 このことは、患者さんが努力するしかない分野です。垂直的なかみこみをできる方は、よい入れ歯をゲットする確率もたかいです。顎がゆれないようにかみこむことに少し注意しながら食事してください。 すぐには改善できませんが、意識する事が肝心です。意識しながら噛めば、だんだんと、ぶれが減ります。 あわない入れ歯でなくあっている入れ歯なら、かならず吸着します。顎堤がまっ平らになれば、吸着させるのは、困難になります。横に入れ歯が移動し易いため、辺縁封鎖がすぐに解除されるためです。入れ歯をいれる条件が悪くなれば、手遅れということもあります。

入れ歯の精度をそのつど高め、何度も繰り返しながら、完全にあっている入れ歯(密着していて、痛くない)にしなければ、吸着する入れ歯にはなりません。入れ歯をそのつど良くして行く作業が必要で、1回の重合操作では、不可能だと思います。 入れ歯の作り方をかえる必要があると思います。吸着する入れ歯は、全く作り方が今までの方法と違います。

下顎の総入れ歯を征するもの総入れ歯を征します。それほどに下顎の総入れ歯は難しいのです。


下顎の総入れ歯の最後10%のかたは、出来る事ならやりたくはありません。 難しい事もあります。時間もどのくらい掛かるか分かりません。吸い付きも1ッ箇所という狭い事もあります。 その1ッ箇所で、吸い付きますが、うまく入れ歯を使わないと外れます。その1ッ箇所だけの吸い付きで許して頂けないと 、術者側は、それ以上努力してもそれ以上の入れ歯を作れません。”私の管理が悪いもので、先生に迷惑ばかりお掛けします。前のに比べますとよくなりました。” という言葉で許して頂けないと幾等経っても平行線です。お金を出したから良い入れ歯になるわけではないのです。 良い入れ歯にするのにいろいろな事をやらないと良い入れ歯にならなのです。条件によっては、その条件のなかで、最高の入れ歯になりますが、条件の良い入れ歯に比べれば、心もとない入れ歯になります。 その人の条件のなかでの最高の入れ歯にする努力をするしかないのです。 90%の患者さんが今の私の守備範囲の上限です。90%の次の5%は、本当に苦労します、よたよたになりながら入れている感じです。しかしうまくいけば、入ります。そのうまくいくことに賭けなければならないのです。

100%のなか、最後に残った5%は心因性条件で、入れられない症例です。例えば、”先生と医者を呼びたくないので、−−−さんと呼んでいいですか?”と、直接言う患者さんなどいろいろな方が、実際居られます。その患者さんの言う事を支持してあげなければ 、良い人間関係を結べませんから、”はい、いいですよ”としか答えられません。そんな人間関係からのスタートもあります。”藪医者”と言われた方も経験しました。感動がなく、感謝の気持ちもないようです。アポイントもいいかげんで、自己中心的な方も居られます。いろいろです。心因性の患者さんは、より難しくなります。 結果もあまり芳しくありません。最後の5%は避けたいのですが、ほとんど区別がつかないこともあります。入れ歯をつくりはじめてから分かる事が多いのです、精神的事柄まで把握せずに、入れ歯を作り始めるので、作り始めてから”おやおかしいな”という反応をされます。心理的因子は、後から表れます。 避けたいのですが、

昔から言われているように、ウマのあうのがうまくいきます。トラブルが少ないです。ある歯科医師が、ほとんど面識のない人と始めて出会い、その人の病気といわれる症状を治そうと努力するのです。紆余屈折が、あったとしてもおかしくないと思います。 時間がかかるのもやむ終えないのです。但し保険では、時間の概念がほとんどありません。入れ歯を作りいれれば、ピッタリとは入り、すぐ機能するものと言う解釈のようです。臨床の実際は、入れてからが、勝負です。実際の臨床と乖離した制度で苦しむのは、経済的には加療者側、機能的には受診者側です。 一番得するのは、天下り先を確保している官僚です。値段を官僚の統制下にしている限り入れ歯の向上は、困難でしょう。

下顎の総入れ歯の吸いつきをを出すには、時間がかかります。歯茎(土手)の改善をするためのローラーがけをした後、吸い付きを出すようにしなければなりません。すぐに吸い付きが出せる症例は、 条件がよくないと不可能です。むずかしいと1、2ヶ月かかることもあります。



総義歯(入れ歯)の話
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