成長、発育は母乳、食事、睡眠で、入れ歯(義歯)にならない体を作る第一歩
母乳育児の重要性---お母さんへのお願いです。
人間の赤ちゃんは、人間です。人間は、哺乳動物ですから、最初の栄養は、人乳からとるのが、自然の摂理なのですが、近年牛乳を与えておられるお母様もおりますが、これは、何らかの理由があり母乳を与えられない時のみ、認められる行為だとおもいます。
お母様方は、もう一度哺乳動物の原点にかえり、母乳をあたえてください。赤ちゃんは、母乳を飲む事により、ベロで乳房をつつみこみ、固定して、一生懸命吸引することにより、お口のまわりの筋肉を発達させ、上あごと下あごを、発達させながら、つかれきって、眠るわけなのです。運動により、上唇小帯も上方に自然に収縮していきます。しかも体温と同じ母乳は、温める必要もなく、覚ます必要もありません。即座に与える事が、可能なのです。ねむい眼を、こすりこすり、火で、暖める必要もなく、温めすぎて、さます必要もありません。赤ちゃんの要求したとき、間髪をいれず対応できますが、ミルクでは、待たせるわけですから、心理的に欲求不満になります。哺乳ビンの乳首では、残念ながら、首から上の筋肉を発達させるほどの吸引力はありません、哺乳瓶でも赤ちゃんは、ミルクを、のむことができます。また哺乳ビンの乳首の穴をおおきくすれば、なおさら、だめになります。母乳を、母の乳から、吸うということは、赤ちゃんにとっては、仕事なのです、また母親にとつては、目の前で赤ちゃんの顔色、健康状態を確認する手立てです。みえない目でおい、お母さんを、確認しているのですから、赤ちゃんに答えてあげてください。人間の母乳と牛の牛乳では、栄養学的にも、成分が違いますので、あくまで、代用品です。どうか偉大な母乳を、赤ちゃんに、上げてください。これが、スキンシップになるのですから、なおさらです。特に、初乳の授乳が、大切である。むせることで噛むことをおぼえ、転ぶことで歩くことをおぼえる様になっています。どうか安心して母乳を与えて下さい。
断乳の時期についても、他の赤ちゃんと比較することなく、その赤ちゃんにあわせて断乳すべきです。1歳前の断乳ということは、1歳前に離乳食をはじめること意味し、1歳前に離乳食をはじめると、アトピーを発症しやすいと警告している学者もいます。赤ちゃんは、偉大な母体から頂いた免疫力をもってこの世に生まれてきます、離乳を急ぐということは、異種蛋白というアレルゲンの洗礼を早めに受けるということです。牛乳は、異種蛋白なのです。母乳こそがアレルギーなしのお子さんに育てる道と思います。しかも赤ちゃんの免疫力から考えると、長めに母乳を与えた方が良い結果になると思います。赤ちゃんの食事は、母乳を飲むことです。3歳前後に断乳すればよいと、気長に考えてください。赤ちゃんの食事は、液状(母乳)→泥状(離乳食)→固形食(通常の食事)と段階をあがるので、急ぎすぎるとだめなので、ゆっくりと赤ちゃんとともにあがってください。人乳の中に、人間の抵抗力、免疫力があるということを認識して下さい。人乳こそ赤ちゃんの健康のために必須な食事です。牛乳ではありません、お母さん、あなたのオッパイから出るお乳です。
断乳を遅らせると、言葉を覚えるときに口呼吸になりやすいのを防ぎ、おっぱいをお口にタップリと含む行為により鼻呼吸を憶えて、口呼吸になる弊害から防いでくれます。
不正歯列の一番の予防法です。ーーー良質な食事でもたらされる、良質な母乳を与えている限り。現在、人間の顎は、退化傾向にあり、小さくなっていますが、驚くべきことに歯の方は、少しずつ大きくなっています。その事実からも、顎の発育、発達を充分にさせてあげる事は、お子様にとり、重要なことに思えます。 だからこそ最近の矯正の抜歯して、歯列を縮小していく方法と時期に疑問を感じます。歯は並びますが、酸素を取り入れるお口を小さくし、完成しつつある顎関節に負担がかかりすぎる、きらいがあります。骨の成長を待つので、高校生から大体始めますが、時期が遅すぎると思います。小学校低学年からの中耳炎の多発も、その頃に、歯牙の交換期に入り、乳歯が平らになり、咬合高径がやや短くなり、歯がなくなり、噛む場所がへりますので、低い方の顎関節に負担がかかります。 顎が成長して横に広がる時、歯そのものも横に動かすようにする必要から、歯の咬頭同士をぶつけあって、横に歯を移動します。良い位置に移動が完了すると歯軋りをして歯をすり減らして移動は序々に止まります。上の骨は6歳ごろ、下の骨は12歳ごろから発育が始まります。乳歯が全部生えそろってから大人の歯に置き換わりながら、大人の歯だけになるまで、このような劇的変化を10数年という時間の助けで子供さんはやってのけます。この間自然の摂理に反すれば、うまくいかず、病気になります。顎関節が不安定になるため、中耳が炎症にかかりやすくなるために起こる場合も時々、あるような感じがします。中学生になるとほとんどの 方が中耳炎にかからなくなります。自然と下顎の高さが増すと、中耳の高さも増して、耳の通りも良くなり、炎症を起こさなくなる方も居られるのではないでしょうか。昔から姿勢を正す教育をするのは、躾と呼ばれています。体を美しく見せるためです。姿勢は、頭の位置を決めてこそ成り立ちます。頭の位置は、かみ合わせがあって始めて決まります。すなわち頭部を直立させて、頭を支えることです。人間は直立歩行する唯一の動物ですが、その頭を支える部品として歯牙がかみ合って始めて可能だと思います。だから小学校、中学校では、姿勢についてやかましく言われるのでは、ないでしょうか。赤ちゃんは、生まれたときはほぼ左右対称です。年齢とともに歪みますが、その歪みを最小限にしたいものです。ですから長い期間赤ちゃんを育てるのは、先人の知恵に学び 間違えをしないようにするしかないのです。赤ちゃんとともに、一緒になり、ゆっくりと階段をのぼることです。正しい愛情をかければ、赤ちゃんは必ず答えてくれるはずです。そのためには、貴方の知性が必要なのです。
また母乳を吸う事は、下顎の前後運動です。それで前方の位置を認識して、下顎から乳前歯がはえて舌を規制して上顎乳前歯が下顎乳前歯の前にでるようになっているのですが、哺乳瓶では、軟らかすぎて上手く行きません。反対咬合、顎偏位症になる可能性があります。
その後は良質のミネラル、ビタミンを多く含有する食事をとり、充分な睡眠をとれば、アレルギー、花粉症、アトピーなど飛んでいけーーー便利さだけ追い求めるととんでもない事になります。ステップバイステップです。丈夫な赤ちゃんに御育てください。手抜きは、必ず、自分自身とお子様に振りかかります。赤ちゃんにとってお母さんは、いつまでもお母さんなのです。お母さんの知恵を使って、お子さんの體(カラダ)を成長させて下さい。
豊かな骨があれば、健康の第一歩です。食生活は、豊かな体を作ることです。きっちりした食生活が確立できれば、そうすれば老後の骨粗鬆症の対応も出来ています。母乳を赤ちゃんに与える事は、その赤ちゃんがおおきくなってから、豊かな骨を持った體(カラダ)になり、歯槽膿漏に抵抗できます。そうすれば総入れ歯になる確率も低くなります。その基本の第一歩が、適切な母乳の与え方と断乳の時期の決め方にかかっています。そのためにも、昔から与え続けた母乳を赤ちゃんに与えて下さい。
●矯正時期●
人間の発育に個性がありますが、順序もあります。一番大事な脳の発育を促すため、上顎の骨が最初に成長し、次に下顎の骨が遅れて成長します。発育スパートの時期は、それぞれ異なりますが、概ね成長期に一致します。上顎骨と下顎骨では発育の時期、仕方がことなります。 上顎骨は、6歳〜12歳に発育しますが、下顎骨は、おくれて15歳ごろより発育します。女子の場合少し早まります。そのため発育にあわせる矯正では、矯正時期があります。私は将来総入れ歯にならないよう、生涯歯列を維持することを目標に矯正を行います、ただきれいに見せるために矯正をするのではありません。
矯正装置は、クロザート法といい、つぎの長所と短所があります。
■長所
1.審美性□短所この装置はほとんど見えないので、審美的外観がよく、心理的に大きな価値をもち、必要な場合に装置を取り出せます。2.生理的考察簡単な口腔清掃によりプラークの沈着やウ蝕の発生を防止し,歯肉組織の健康をたもつことが出来ます。患者さんには苦痛がなく、歯肉刺激はほとんど生じません。正しく使用した場合、装置は痛みをひき起こさずそれゆえ慎重に調整する必要がある。3.組織的考察装置は適当な力をかけるので,歯根吸収は起こらない歯周組織に対する害もありません。4.取り扱いと調整個々の歯の移動のための調整は難しくなく,口腔外で行える。装置は容易に直したり、変更できる。
患者さん自身で装着したり、はずせるから歯や装置に対する責任を患者さんにも両親にももたせる。無くす可能性があります。事実、なくすお子さんが、多いです。
●まとめると
妊娠中に乳房マッサージを行ったり、吸引器などで乳頭を引っぱり
出したりというケアをする必要はない。
妊娠中の注意は、入浴時に乳頭をきれいに洗うこと、時々ブラジャーをはずして、直接空気
に触れさせることぐらいで十分です。
陥没乳頭は妊娠中からの乳房の手当てよりも、出産してからの手当のほうが大事です。
今まで書いたことで相談したい方は、
石川助産院のホームページを見て、それから相談して下さい。
石川先生の陥没乳頭にたいするコメントです。
「がんばると言うのは
そうでない人の何倍も労力が必要です。お母さんも赤ちゃんも援助する側も、、、、
根気良く、根気良くとばかり言い続けます。1人目はうまくいかなくて2,3人目か
らお見えになる方もいますが
成功すると皆さん変わられます。「自信」が生きていくうえで大切な要素だと思いま
す。」です。
陥没乳頭であっても、努力すれば、赤ちゃんが、母乳を飲むことが、出来そうです。それは赤ちゃんにとっては、幸せな事だと、私は思います。
顎の発育時期に、その発育とともに歯牙を拡大していくので、抜歯症例はめったにない。治療のゴールデンエイジは、5歳から7歳です。
発育時期に歯牙をワイヤーでがんじがらめにしてしまう方法より、より自然なやり方と思っています。何より抜歯しないですむのが魅力ですが、時間がかかります。調整は1週間に1回ですが、段々と1ヶ月に1回と減りまして最後は4ヶ月に1回と減ります。興味のある方は、American Academy of Gnathologic Orthopedicsをのぞいてみて下さい。
また、Conrad.J.Sack,D.M.D. のページConrad.J.Sackにも載っています。参考にしてください。
狭くなっていたお口を横方向に広げると、上顎の内側(口蓋)が鼻の方にむかって深くなっているのが、すこしづつ 下の方に平らになります。鼻呼吸が出来にくかったのも
(口呼吸していた)、鼻のとおりも良くなり、鼻呼吸がより楽になります。鼻の容積が増えれば、曲がった鼻中隔も真っ直ぐになり、より
鼻呼吸が楽になります。酸素を体に取り入れが楽になり、その量が増えますので、お子様の代謝は、より活発になります。鼻は、お口の上にありその下部構造は口蓋骨でしきられています。つまり、お口と鼻は比較的薄い口蓋骨で、上下に分けられています。口の発育が悪い事は、鼻の内部の発育が悪いともいえます。食物を取り、酸素を吸入するところが顔の真ん中に集中していますが、べつべつに発育しているのではありません。脳の発育と密接に関係しながら、脳の下部構造として一緒に発育していくのです。
●何故、抜歯矯正(便宜抜歯)に反対するか
CD4(乳犬歯、第一乳臼歯、第一小臼歯のこと)と抜歯をすることを、矯正では、戦略的抜歯とか、便宜抜歯というが、私はそれに反対します。なぜなら、上下第一小臼歯の位置関係がかみ合わせ(咬合)を安定させるのに重要であり
上第一小臼歯は2根あるいは扁平根で根も長いという根の形態の差異があるためです。第2小臼歯では、代用できない、即ち根の抵抗形態の違いで、咬合を長く安定させられないと思うからです。咬合が
くずれれば、顎が偏位していき、頭痛、顔面痛、肩こり、手足の痺れなどの症状が現れてきます。虫歯でもない歯を抜くのは、歯科医師として、嫌なものです。
そのジレンマから抜け出したくて、なるべく抜かない矯正の勉強を始めました。成長期にあれば、動くのも早く、体にも良いと
考えています。成長期の末期になると苦労します。
●反対咬合の治療はなるべく早期におこなう
脳の発育に伴い上顎骨が先に成長するので、その時期に反対咬合をとりのぞいておくのが望ましいので、下顎前歯でおさえこまれるため上顎骨の前方への劣成長があるので、5歳以前に反対咬合を取り除いておくのが良いと思います。遅れると、どうしても鼻の下の陥没した感じが残ります。
●上顎前突の治療をする理由
頭をささえて安定させるために、両顎の関節と前歯が接することの3点で安定
させようとしますが、上顎前突では前方に下顎を持っていかないと安定しないのだが、物を噛む位置は
もうすこし後方になるというアンバランスが生じ、臼歯を痛めつけるのです。上顎歯茎に下顎前歯が
当たる人には不整脈が出やすい傾向があります。
●叢生の治療をする理由
前歯がギチャ〜になるのも、犬歯間幅の自然増加を待っても、臨床経験上あまり
拡がらないで失望することが多いので、予防的に拡げた方が、良い感じがします。前歯が大きく傾く場合は、
早めに処置をした方が良いと考えます。正常な歯列にすることにより、酸素の吸収量を大きくすることが目標です。
●上唇小帯切除について---HPへのアクセスが多いので
レザーなどで上唇小帯を切っている歯科医もいますが、クロザート矯正装置を、
入れると、自然に上唇小帯が上方に収縮していきます。ですから切る必要はないと思います。
繰り返しますが、小帯は、本来適度なお口の運動で自然に短くなるものですから、切る必要はないもの
と考えます。小帯を切除しなければならない場合、お口の容積が、足らないと考えた方が良いし、
口腔内容積を広げるために矯正が必要と思います。子供さんは、お口から酸素を吸いますので
(口呼吸なので)、それが年齢があがると、その他の器官が発育を遂げると自然に鼻呼吸に変わります。
その発育を促すのが、太陽と栄養と酸素と水なのです。矯正の目的は、きれいにするだけではありません、口腔内の悪い因子を良い方に
変えて、そのお子様の持つ成熟を促進させることです。だから早い時期にその悪い因子を認めたら、なるべく早い
時期から成長力を利用しながら、うまく良い方に誘導するべきだと考えます。
●陥没乳頭だと母乳が飲めない事が多い
●良い歯科医師とは?●
いつも自問しています。漠然とした概念ですが、患者さんは、良い歯科医師を求めています。子供の顎の発育を促し、自分の子供の顎と歯を理想的な形に誘導できる歯科医師で、自分の両親の総入れ歯を
上手に入れられる歯科医師でありたいと思います。
●節目節目の成長
●
人間の成長には節目節目の完全発育が必要です。竹を見て下さい。竹に上下の節あり。しなやかに生きるには人生においても
節目を作っていくことが大切です。節目節目があって頑丈になります。竹の節は、雪がつもっても、めったに竹は折れません。赤ちゃん、幼児、児童、生徒、学生、若者、壮年、中年、老人と年を取りますが、
それぞれの節目に完全成熟しておく事が望ましい。それをお口からみるのが、歯科医の仕事です。
●豊かな體をつくりあげるために●
適切な休養(睡眠)、適度な運動、正しい食事(赤ちゃんの場合母乳)で
適切な成長、発育を促し、病気、アレルギーを予防できるからだをつくりあげることで、総入れ歯にならないように
して下さい。その最初の一歩は、お母さんの知恵からです。