夜寝る前に間食などしたままで就寝すると、虫歯になりやすいといわれています。
歯槽膿漏も歯の抜け落ちる原因です。歯ブラシで防止出来ることになっているが、それだけで充分なのか?他に原因がないのだろうか?
35歳ぐらいになるとはっきりしてきますが、鏡で見てください。
ゆっくり前方、右、左と動かしながら、よく観察してください。前方へのゆっくり動きに、上下前歯が、ぴつたりあう歯は夜中歯ぎしりをしている歯です。右、左も同じです。(昔、歯ぎしりしていた後もあります。現在歯ぎしりしているところは分かりません。夜中に寝ていて、歯ぎしりしている所を拝見しなけっれば確定的なことは、いえませんが、歯が少し朝起きたとき浮いている感じの歯があれば、その歯が怪しいと思います。)
夜、力をいれて無意識にしごいているのです。根の弱い歯から傾斜、位置がかわります。骨の中の歯を外からゆすっています。 いずれ耐え切れなくなりゆれ始めるか、歯の一部がかけます。骨が弱まる中年期に歯槽膿漏が多発して、入れ歯になる人が多くなるのもうなずけます。
すると朝おきると、位置が少し変わった歯は、違和感があったり、噛みにくくかんじたりします。
考えられないとんでもなく離れたところで、歯ぎしりをしている人は、朝、顎がだるいという症状が出ます。
入れ歯になる原因は、夜中、無意識の歯ぎしりでもなる可能性があります。歯の中心以外のところで歯ぎしりしたら、歯は、たまったもんではありません。意外なところで歯ぎしりしています。かむとこ以外で歯が咬耗、磨耗していれば、歯ぎしりの証拠です。
例えば、右下第一大臼歯が、虫歯でいたいと仮定します。痛いときは、思いっきりかめないので、少し位置をずらして かむようになります。少し顎をずらせばかめます。通常は反対側の歯で食べます。歯の山と谷があっていたのですが、すこしずらすことによって、当初かみにくいですが、なんとか食べられます 。すこし山と谷がずれます。その僅かなずれは、側方の力として働きますが、少しであれば、歯の傾斜がすこしかわりそれでなんでもなかったように収まります。その間歯科に治療に行き ます。虫歯の処置をされ冠とか、インレーがはいります。痛みがないので、右側でかめるようになりましたので、右側の山と谷をあわせようとしますが、 右側の直した歯の形は、以前の歯と違いますので少し違和感があります。少し高く感じますが、しばらくすると直ります。右側の歯で山と谷であわせてかめるようになります。削合してあわす場合もありますし、 歯が、次第に傾斜して落ち着く場合もあります。右側が落ち着きますと、左側の位置が多少以前とちがっていますから、左側も少しずれた山と谷を生体による微調整で、あうようにあわせてくれます。 生体はこのような微調整で、一本一本の歯のかみあわせを最適な状態に保持しようとしています。
微調整で事足りる、高さ、傾斜であれば、心配ありません。歯列は、めがね橋のアーチ状の形が、頑丈な構造ですが、入り組んでいたり、乱れていれば、長く持たずに、破壊されます。
骨が頑丈なうちは、耐えられますが、骨が弱くなる年齢になると、歯の移動、傾斜は簡単になりますので歯が脱落していきます。そのとき、歯茎の後退、退縮などの症状が現れます。骨の破壊のため歯茎が後退していきます。それに歯茎に炎症があれば、急速に悪化します。
歯の山と谷をあわせるのは、歯根膜というセンサーでとりおこないます。何か生体に不都合なことがおきると、顎の位置をずらせて当座をしのぐわけです。たえず顎は少しゆれているともいえます。
一本の歯を失いますと、あごのゆれもすこしずつおおきくなり、それだけ他の歯に負担がかかり始めます。歯をゆさぶる力も量も大きくなります。
かめるところを、さがしながら、その生体のおかれた状況で最善の位置でかめるように、生体は無意識に顎を前後左右、斜めにもかめる相手を求めてかもうと務めます。
最後にすべて歯がなくなると、センサーのついていない偽歯でかまなければならないのですから、どこでかむのかわからないのです。
一日のうちで歯と歯が接触しているのは、起きていれば一時間もないと思います。
夜、寝ていて、歯ぎしりする時間の方が長い。歯が高ければ、すりつぶして低くしようとします。保険の金属は固いので、ぶつかる自分の歯がけずれます。削りたい歯と違う歯が削れます。 がたがた道をつくるようなものです。高すぎれば、おおきくずらして、その歯を避けて、他の歯の山と谷を調整しようとします。偽の歯(どんなに精巧に作っても、本物ではない模造品)の悪さが出ます。柔らかい金属をつかっていれば、他の歯のへるスピードがゆっくりになるので、急激な展開にはならないので、体全体の調整で何とかしのげます。急激な環境変化についていけないこともあります。
夜の歯ぎしりが入れ歯への道を作っている感じがします。顎のゆれも歯ぎしりです。
最後、総入れ歯になったとき、かむ位置を忘れています。義歯がある程度大きくなるとほとんど、かむ位置が判らなくなります。顎のゆれはじめです。かみやすいところを探しながら、その時点で一番かみやすいところをみつける能力のために、たえずかむ位置は変化します。その変化にそって顎関節も同時に様々な変化をします。 最後に、顎関節も平らになりゆるくなります。顎が自由にどこにでもいきます。これが歯科医師を悩ませる原因になり、困惑させ、入れ歯を難しくします。どう作っても、打つ手がなくなります。
入れ歯は夜外さない方が良いと思います。入れ歯になっても歯ぎしりは、やまないと思います。 引きずり倒す歯ぎしりは残った歯を、おそらく餌食にすると思われるので、あっている入れ歯を入れていたほうが、歯ぎしりの害を最小に押さえてくれるのではないかと考えます 。特に隣の歯がない孤立歯は、歯ぎしりの影響をうけやすく、骨をなくすのも早いと思います。咬合に関与している孤立歯を入れ歯を夜間はずしておくと、歯ぎしりしてゆらせば骨はますますなくなり、脱落する可能性が高まります。だから夜間はずさず、入れ歯と一緒に歯ぎしりした方が害がすくないと思います。しかし朝おきたら入れ歯をはずして、テレビを見ている時間などを利用して、粘膜への酸素供給をして上げて下さい。入れ歯をはずしたときに清潔を保つためにも、歯ブラシを残っている歯と入れ歯にもあててください。 ただし入れ歯の人工歯部分の高さの調整が十分出来ている入れ歯の場合という条件がつきます。若し高ければ入れ歯が先に動いて歯にかかっているクラスプ(針金)が歯をゆらして、歯槽膿漏と同じことになります。針金のない入れ歯だと少しこの弊害を減らせるような感触を持っています。勿論針金のない入れ歯にも欠点はあります。 悩むところです。粘膜と歯の歯冠膨隆部の下だけで維持してしている針金なし入れ歯が実際にどのように力を受け、分散しているのか科学的に解明されるのを待つしかない。力がかかると少し沈んで、歯の表面から少し離れるので、針金ほどの悪さをしていない感じですが、未だよく分かりません。針金なし入れ歯は、最後にどこかの部分が歯にひっかかり、はずれないようになっています。引っかかる力が強すぎれば、勿論歯槽膿漏とおなじになりますが、一日に着脱する回数がすくないのでそれほど害が大きいと思いません。 針金は固い金属が点で歯にあたり、針金なしは柔らかいレジンが面であたります。残った歯と粘膜によりやさしいほうがよいということだけはわかります。
それでも、歯が少なくなり、入れ歯が大きくなると入れ歯で歯ぎしりをすれば、残った歯への揺さぶりはましていくと思うし、総入れ歯では、入れ歯ごと歯ぎしりをすれば、ひきずられて、歯茎、粘膜をしごくことになるので、朝おきたら、痛くなってもおかしくないし、入れ歯をはずすことを勧められないし、個別の対応で外す、外さないを決めなければならない。一番無難なのは、割り箸をお口に当てる方法かな。 文章にすると難しいし、誤解をうけそうなかんじがします。体の間違った使い方をすれば、病気になるということだけは言えます。
歯ぎしりの弊害は、みな余り言わないが、私は大きいと思います。それを止める手立てがあまりないのも現状です。その年代、歯の形、歯の残っている状況で違うと思います。個別に対応するしかないのでは、とも思います。 歯ぎしりは、夜間だけではなく、昼間でも、くいしばりという形で行っています。あぁーー歯ぎしりをとめる神様が、いればなあぁーーー
歯ぎしりの激しい人は、金属床で入れ歯の強度の強化を図らなければならないこともあります。私が臨床に導入している、入れ歯沈下、回転防止付き金属床のRF義歯であれば、歯ぎしりしても、粘膜に対する圧力を減らせるので、少し、安全かなと考えています。ただし人工歯の減るのを防ぐことは、あまり出来ません。残念です。ただ今、研究中です。食いしばりは、昼間でもしています。四六時中、歯軋りをする環境にあるのです。 割り箸テストの方が、安価なのかもしれません。またいつも意識して、お口を閉じ、歯を離すと実行する方が、体によいのかもしれません。 部分入れ歯で一番強度の高いのは、金属床なのだから、金属床を入れるのも必要ですが、その分歯軋りの圧を受けますので、割り箸法と歯を離す意識法を併用することをお薦めします。なお通常の入れ歯は、噛めば、ある点を支点に回転します、その結果沈下もします。回転と沈下を少なくするような装置を組み込む必要があると思われます。そのためには、金属を利用するしかありません。金属 の性質を最大限発揮させる必要があります。RF義歯は、その目的のために開発して、10年間200症例を経験済みです。入れ歯を壊しているのも、また自分の歯を破壊するのも、食いしばり等の歯軋りが原因のような気がします。あぁ、夜は怖い!