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写真を撮っていると、後ろから兵庫のライダーがやってきた。「あっ!!」


7月10日(火) 稚内→利尻島→礼文島(つづき)

「ぽぉぉぉぉぉーーーーー!!!」っと叫びながら利尻山を見ながら走る。(叫んでない叫んでない。^^;)
この利尻山(標高1721m)は日本百名山にも選ばれており"利尻富士"とも呼ばれている。
天気が安定している夏は登山をする人が多く、
登山ルートは鴛泊からと沓形からの2種類あり鴛泊から登るのが一般的なようだ。
今回旅立つ前に地図でこの沓形を見たときはっきり言って読めませんでした。(ハッハッハ)
これは「くつがた」って読みます。
この鴛泊からのコースで登りで5時間、下りで4時間だ。
自分のブーツはトレッキングもできるようにビブラムソールになっている。
バイクを降りてからの時間も楽しもうとコレにしたのだが、
そこに山があっても登る気にはなれなかった。(^^; 意味ないじゃ〜ん♪
この利尻山、すぐそこにあっても見えたかと思うとまたすぐに雲で隠れてしまう。
自分と同じで恥ずかしがりやさんだ。(笑)
道路わきには高級品として名高い利尻昆布がところ狭しと干されていた。
これだけあったらいったいいくらになるんだ?
この昆布入れておでん喰いてぇーなー。


沼浦展望台からの眺め。小さな集落の目の前には海が広がる。


島の南に位置するオトトマリ、オタマトリ・・・オマタトリ・・・・・ん?
オタトマリ湖!!の沼浦展望台では再びフェリーの3人が揃い大笑いした。
言うだけで頭がこんがらがるぞ。このオマタ・・・。
このときもう一台オフロードライダーがいたが、その人とは後の層雲峡でばったり会って驚いた。
基本的にライダーはツーリングマップルで紹介されているところを見て走るので、
みんなの行動はひじょ〜によく似ているのだ。
だから普通の人は来ないような所でもライダーだけは現れるというのは決して珍しくはないのだ。


初めて走った利尻島。
島の信号は数える程しかなく、いつもなら鬱陶しい信号もこの島ではなぜか再会が喜ばしい。(^−^)フフッ
たまに出てきた信号が赤でもぜんぜん苦にならない。
民家の多い島の東側では、高級な利尻昆布がところ狭しと干されているのが目に付いた。
フェリーで一緒だった御年配ライダーが「一枚売ってくれ」って頼んだら、
「まだ半乾きだからやるよ」って言って貰ったそうだ。
おもむろにカバンから取り出された利尻昆布は綺麗にカバンサイズに畳まれていて笑えた。
これ貰ったんだよ。って言って見せてくれたあの嬉しそうな顔はまだ覚えている。(^^)

島の西側では家も木も無い景色が広がる。その何も無いのがやけに目立つ。
あるのは右手に見える利尻山と今自分が走っている1本の道だけだ。
冬はとてつもなく寒そうなところに思え、日本の果てを感じた。

ちょっとおもしろい話だが、礼文島には無いものがこの利尻島にはある。
それはホッカイダーの強〜い味方セイコーマートだ!! 味方だと思っているのは自分だけかも。
聞いた話によると最初、礼文か利尻のどっちにつくるかで喧嘩したそうだ。
他にも観光客の奪い合いなんかもあるようだが、
今は利尻には2店舗あるが礼文にはないところを見ると、利尻の勝利といったところだろう。
利尻の作戦はせいこーしたようだ。


カモメ(ウミネコかも?)のジョナサンと利尻島。(礼文島より)


15時20分発の沓形発香深行きのフェリーで礼文島に渡った。
最終便とあってバイクは自分の一台だけだ。
まだ時期が早いのか?それとも今日はもう遅いのか?何れにせよちょっと寂しいぞ。

40分で礼文島の香深港に到着。
利尻島と比べるとぐるっと一周するコースはないので、
とりあえず道道40号線を南へと向かったがあっと言う間に行き止まり。
と言うかダートになったのでこれ以上先には進まなかった。(^^;
去年ダートで転んだ苦い思い出があったので、今年はダートは走らないように決めたのだ。
他のオンロードライダー達もこれ以上先には進もうとはしなかった。
その中の一人、福井から来たと言う退職ライダーと話をした。
会社を辞めて北海道を旅している彼の今日の宿泊先は桃岩荘だった。
「噂には聞いてますけど一度は経験しとかないと。」と彼は言う。
それは、礼文島に来たライダーなら一度はその門をくぐらないといけない。
決して避けて通ることはできないのだ。自分にはそう聞こえてならなかった。
今度来ることがあれば間違いなく桃岩荘に泊まるだろう。
桃岩タイムトンネルをくぐり「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む〜♪」と歌って踊ることだろう。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
「恥ずかしさを乗り越えると、不思議な開放感が味わえる」と新聞にも書いてあった。(朝日新聞 2001 9/9)


この先ダートでは仕方ないので北上する。途中でカモメにエサをあげている人に出会った。
無数のカモメ達がエサを求めて集まってくるが、このエサはかっぱえびせんではないようだ。
カルビーとは書いてなかった。

本日のお宿はスコトン岬にあるとほ宿「星観荘」。トド島観光ツアーがあるのでこの宿に決めた。
トド島とはスコトン岬の更に北にある小さな無人島でちょうど今頃は花が綺麗だそうだ。
天気と人数さえそろえばその島まで船で連れて行ってくれる。
とほ宿ホステラーの中ではかなり人気があるようだ。

宿に向かう途中で携帯が鳴った。
バイクに乗ってる時に携帯が鳴ってもいつもそのまま走り続ける。
慌ててバイクを停めてヘルメットを脱いでグローブを外して、
ポケットから携帯を取っていざ「もしもし!!」と言った頃にはとっくに切れてるからだ。(^^;

さっきの電話は宿からだったのでもしかして俺の寝る場所が!?
なんて思いながらかけ直すと、
「今何処ですか?何時までに来てください。」と言われた。そんなに急かすなよぉ。
途中、道にあった温度計は14℃を表示していた。やっぱりこっちは寒いなぁー。
今ごろふる里の友は暑い中がんばっていることだろう。と思うと嬉しくて仕方が無い。はっはっは

宿に着くと自分が一番最後だった。
着いたからって別に食事もまだできてないし、寝る場所だってちゃんと用意されている。
いったい何の電話っだのか未だに分からない。
もしかして、あなたお風呂が先ですか?それともお食事が先ですか?って聞きたかったのか?
新婚さんじゃあるまいし。(笑) いらっしゃ〜い♪
「それとも、あ・た・し?」なんて聞かれた日にゃーなんて答えたらいいんだ?(笑)


風呂は狭くて二人入るのがやっとで、それも一人が体を洗ってないと入れない。(ホントは一人で入りたいところだ。)
二人一緒に湯に浸かるなんてそんな怖いことはできない。一体どこをつかめばいいんだ?
何言ってんだ俺は? どこもつかむ必要はないぞ。
でも飯は最高にうまかった。何回も席を立ってご飯をおかわりしたよ。(^^)
こんなに遠くまで来たのに客の中に同じ愛知県民が多くて複雑な気持ちになった。
ここでもミーティングがあり自己紹介やら今回の旅の目的など、小樽のぽんぽん船と全く同じ事を聞かれた。
どーやらこのミーティングがとほ宿の名物らしい。

彼女の旅行にくっついて来たと言う兄ちゃんなんか、
宿の主人に金魚のフンで「金ちゃんだ!!」とあくる日の朝まで言われ続けていた。
なんか言ってやれよ。金ちゃん!!
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