全国畜産支援研究会(通称;農場どないすんねん研究会・NDK)主催
畜産の現場でみんなの力を引き出すにはどうしたらいいかを考える「三重の会」
平成20年2月2日、今年2回目の研究会が三重県津市「サンワーク津」にて行われました。その概要を報告いたします。
プログラム
総合進行役 ;NOSAI三重 榎谷勝弘さん

←受付(榎谷さん、石井さん、平塚さん)
開始前
(何が始まるのだろう?そわそわ) →

「オリエンテーション」10:40〜10:50
今回の参加者は22人。初参加の方が大半を占めており、「一体どんなことをするのだろう?」という雰囲気から始まりました。まずはNDKの成り立ち、ワークショップについて、4 つのルール(楽しみ、よく聞き、話し、パスもOK)、そして肩書きなし、「さん」付けで呼び合うなどのルール説明を、カレンダーの裏を使った手書きの解説で行われました。NDKのこれまでの過程やねらいが簡潔に説明されていました。
「アイスブレイク はじめまして」10:50〜11:20

まだまだ緊張が取れないこの状況を取り払うために、アイスブレイク(氷のような硬い雰囲気を壊し、互いの距離を近づけるという意味)を行います。今回行ったゲームは、はじましてゲームです。自己紹介に定番な6つの質問が書かれたカードが配られ、できるだけ多くの人に話しかけます。これにより名前と顔を覚えることが狙いです。その後、円になり自己紹介をし、誰か印象に残った人を紹介して、場はすっかりホットになりました。
「聞き方・話し方のワーク」11:20〜12:30
2人1組になり、聞き方を学ぶ定番のワークです。今回は、指令書なるものが配られるなど面白い演出もあり、大いに楽しみました。指令書1は「心ここにあらず」という気持ちで聞き、指令書2は「相手の話にちょっとした間ができたときに、相手の話を繰り返す」技術を使い、聞き方のノウハウを学びました。
次に、3人1組になり、聞く人、見る人、話す人に分かれ「自分が楽しかったこと」を話すワークです。なかなか自分が好きなことを相手に伝えることは難しいものです。見る人は、二人の会話を観察し、話す人と聴く人のそれぞれの雰囲気や発現の分かりやすさ、内容理解への努力などを評価します。
分かち合いにより、お互いにその時感じたことを伝え、コミュニケーション術について学びました。
昼食
午後のワークショップに向けてグループ分け、各グループでお弁当を頂きました。
「アイスブレイク 私は誰でしょう?」進行役 南勢家畜保健衛生所 平塚恵子さん
13:40〜13:50
今度のアイスブレイクは、背中に貼り付けた動物の名前を当てる私は誰でしょうゲームです。相手に質問していいのは「はい」か「いいえ」で答えられるクローズクエスチョンだけです。質問しても動物が分からなければ、また他の人と組み、質問し合います。制限時間は3分でした。みなさん、なかなか答えが見つからず苦労していました。このゲームは、いかに的確な質問するかが鍵です。
「KJ法によるワークショップ 農家の主体性を引き出すには?」14:00〜16:10
ブレーンストーミングとは、直訳すると「脳の嵐」を意味します。「さん」が頭に付く単語を上げてみてください。その時、頭の中は色々な事が、嵐のように駆け巡ります。話し合いの中で、このように色々な意見を出してもらいます。そしてKJ法を用いて意見をグループ分けし、順位をつけていきます。
今回は、農場の主体性を引き出すには?をテーマにして、なぜあの人は動かないのか話し合いました。グループには1人書記がいます。話し合いの中で出てきたアイディアを付箋にひとつひとつ書いていきます。20分で模造紙いっぱいにアイディアが書かれた付箋でいっぱいになりました。
ここでいったん各グループごとに発表しあい、それぞれの進行状況などを確認しあいます。やはり、「気持ち」の問題が一番多いようでした。 次に、解決方法を話し合います。グループごとに捕らえる視点が異なりましたが、とてもまとまったものが出来上がりました。

「NDK・山形の会報告」16:20〜16:30
1月26〜27日に山形で行われた研究会の報告を、参加した平塚さんにより、スライドで解説してもらいました。事例発表やワークショップの様子など充実した研究会だったようです。
「コント・カスタマーセンターへようこそ」16:30〜16:40
定番コント「カスタマーセンターへようこそ」を披露していただきました。今回は新ユニットK&K(榎谷さん、平塚さん)による、アドリブも盛り込まれたコントです。会場は笑いの渦でした。
「こんがらりゲーム」16:45〜16:55
定番のエンディングです。愛知県尾張家畜保健所の中田智子さんが獣医師役を努め、こんがらった農場の問題の解決に挑戦しました。
全体をふりかえって
今回は、一日だけのワークショップでしたが、初参加の人にも分かりやすい解説と、充実したワークショップが行えました。この勉強会を終えると、いつも元気をもらって帰ります。全国の酪農に携わる方と交流でき、とても楽しかったです。
三重の会、実行委員の榎谷さん、平塚さんお疲れ様でした。
(報告作成 吉田留美加)