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3回搾乳による利害得失
利点
・新たな設備投資や増頭なしに、乳量を10〜20%増加することができる。
・一般的に乳房炎や体細胞数が減少する。
・頻回搾乳は牛本来の泌乳生理に合致する。
・特に初産牛で乳量の増加が期待できる。若い牛ほど、3回搾乳による乳量増加が大きい。
・牛に接する機会が多くなることによって、観察が行き届くようになる。
欠点
・COW TIME BADGET、飼料設計、飼槽管理、牛の快適性などに、よりレベルの高い管理が要求される。
(COW TIME BADGETとは、1日24時間を採食・休息・搾乳などの牛の行動に、何時間ずつ使わせるか計画的に配分すること。)
・労働力が不足しているのに無理をして3回搾乳をしようとすると、管理全般において仕事の質が低下する可能性がある。(疲れ、雰囲気の悪化、モチベーションの低下。)
・搾乳機械のメンテナンスがうまくできていないとき、乳房炎や体細胞数が増える可能性がある。
(例えば、パルセーターの大気圧取り入れがほこりで詰まっていたりすると、ライナーの閉じるのが遅れて乳頭のマッサージが少なくなるので、多回搾乳により乳頭孔が固くなったりするかもしれない。)また、過搾乳など搾乳手技が不適切なときも同じことが言える。
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