設計・監理料について

     建築設計事務所に設計・監理を依頼するにあたって、ためらわれる事の一つに
     「設計監理料というお金がかかる。」という事と、「それが、いくらなのか」がわからない、
     という事があるのではないでしょうか?

      「物」にならないこのお金を、設計・監理料として使わずに、工事に使ったらもっと
     良いものができるのではないだろうか。又は、家具や調度品を買うお金に使った
     方が、得なのではないだろうか、とお考えになるのは当然です

     しかし、それは本当に正しい考えでしょうか?

      「考えること」と「造ること」は、全く異なる行為で、それぞれの専門家がいます。

     ですから、設計と工事は、それぞれの立場の違いから分離されるべきであり、
      「考える人」と「造る人」の間に経済的な利害の関係や、主従があってはなりません。

     建築という行為の中に、施主側の立場としての専門家が介在しなければ、誰が見積
     金額や工事内容の正当性をチェックし、間違いや疑問点を指摘するのでしょうか?
     (多くの現場で、「もしこれをチェックする人がいなければ、どうなるんだろう?」という
     経験をしてきました。)
     また、誰が情熱を持って、その建築を「事業や業務」とは別の次元で望ましい方向に
     導くのでしょうか?

     そして、自分の夢を「かたち」にしていく設計を、どのような人に託すべきでしょうか。
     営業の方でしょうか?工事の担当の方でしょうか?会うことも無い工事会社の
     外注先の設計者でしょうか?
     その方は、建築に対してどのような理念を持っている方でしょうか?
     自分の全てを建築にかける覚悟のできている方でしょうか?

     設計・監理料を節約しようとするが為に、手に入らないもの・失うもの・不明瞭に
     なっていくものは、設計・監理料に比べ、その数倍も大きいのです。

                                                   

   住宅・店舗等の新築

     設計・監理料は、原則として建設省告示第1206号により、業務日数と人工により
     算出しますが、総工事費との料率方式や、床面積による要素も考慮に入れ、業務を
     遂行するために、適正な料金を設定します。

     相談・打合を進める上で、どの段階から、どのような費用が発生するか十分説明し、
     ご理解いただいた上で、計画を進めます。

     お客様が理解されないうちに、何らかの費用が発生することはありませんので、
     ご安心下さい。

     設計・監理料の料率は、木造住宅の設計・監理で、総工費1,500万円〜5,000万円
     の範囲内ですと、概ね12.5%〜9.0%程度で、総工費が低ければ比率は高く、総工費
     が高ければ比率は低くなります。

     総工費1,200万円以下のローコスト住宅については、総工費は低いのですが、通
     常より多くのノウハウと手間が必要です。そのため、すべての業務を行う場合は、
     設計・監理料は180万円からになります。

     ※一括発注方式の設計・監理料です。

     ※分離発注方式につきましては、別途取り決め致しますが、目安として、総工費
      1,200万円〜3,000万円の範囲内ですと、概ね23.0%〜17.0%程度です。

    ※一括発注方式で、現場監理強化タイプも対応可能です。
       ご希望の際は、その旨お申し出下さい。

     ※いずれも、遠隔地の場合の交通費・宿泊費等は別途考慮させていただきます。

                                            

   住宅・店舗等のリフォーム、リニューアル

    算定の方法の原則は、新築の場合と変わりありませんが、既存の図面・資料が無い
    場合は、既存の実測調査も必要になります。

    そのため、設計料は12%〜15%程度になります。

    ただし、リフォーム、リニューアルは、既存の状態、リフォームの程度や範囲により大
    きく異なりますので、個別にご相談に応じます。

                                                 

   インテリアコーディネイト

    原則として、コーディネイトの場合、購入する家具等のご予算の10%、かつ5万円以上
    といたします。

    さらに、発注を代行する場合は、別途ご相談に応じます。

   その他、お伝えしておくべきこと。

     1.新築・リフォームの設計・監理料は、全ての業務(基本設計・実施設計・工事監理)
      を行った場合です。
      全ての業務を行う必要が無い場合(例:工事監理は別途等)は、その業務の報酬は
      必要ありません。(経験上、多くの場合、あまりよい結果になりません。)

     2.非木造系・混構造の住宅・店舗には、別途、構造設計料・構造図面製作料金を
      申し受けます。

     3.お客様との打合せ場所や現場が遠隔地の場合は、別途交通費がかかります。

     4.以下の項目は、設計・監理料には、含まれません。

       ・確認申請・検査手数料 (管轄役所・指定確認機関に支払われる手数料)

       ・公共設備加入料金等 (水道加入料金等)

       ・建築基準法以外の任意の制度に関わる申請等手数料 及び図面等作成料

        例 住宅金融公庫手続・住宅性能保証制度・住宅性能表示制度

       ・地盤調査費用、敷地図の提出なき場合の測量費用

       ・契約時点で、予測のできない事項に関する調査・交渉・申請等。


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