一心陶房で使用している釉薬や技法の紹介をしています。

天目釉茶わん

               70205
天目釉   
        
中国の天目山から出土した焼き物を天目茶わん
といい、その多くに黒い釉薬がかかっていたた
め黒い釉薬はこう呼びます。
鉄分が5%程入っているのが普通です。
そのためこの釉薬は還元で焼くと鉄分が結晶に
なります。
同じ釉薬でも胎土と焼きかたで随分かわります。 
 

しのぎのさら乳白釉

                        70204

乳白釉   
        
乳白釉は薄くかけると透明に濃くかけると透明
でなくなる釉薬です。
板皿をしのぎで山と谷を作ると、均一に施釉し
ても釉薬が窯の温度で解けてくると山から釉薬
が流れ谷にたまります。たまったところはしろく
なります
    

灰釉どんぶり

                          70203

灰釉(kaiyuu)
灰釉は近頃、万博が開かれた瀬戸の猿投山で、初めて焼かれたといわれてます。灰と石を簡単にまぜてすったものを、生地にかけて焼きます。
色は還元で緑色をしています。珪酸分が多いと
不透明になり青磁のように、酸化で焼くと黄色く
なり黄瀬戸(kizeto)のようになります。
    

象嵌鉢

                          70202
象嵌 (zogan)
       
線刻や印花をした部分に、刷毛目で使う濃いめ
の化粧土を擦り付けるようにし,はみ出た部分を
拭き取ります。このようなものを三島といった
りします。粉引きや刷毛目とまとめてみしまと
いったりもしますが、 朝鮮では化粧土を使っ
たものを粉青沙器といいます。
結構、ふだんに使えます。

自然釉つぼ

                            70201
自然釉
薪窯では燃料として燃やした薪の灰が自然に土に
かかって釉をつくります。
それを自然釉と言います。
左のつぼは、ガス窯で焼いたので自然に灰がふる
ことはありません、ですから、最初から土に灰を
かけて焼きます。
灰は、木の種類によって、発色が変わってきます
焼き方も、還元でないと青い色にはなりません。

はけめ茶わん(飯わん

                   70131
はけ目(刷毛目
粉引きにも使う白化粧土を刷毛でたっぷり付け回
してかきます。粉引きより少し濃いめにしてペン
キを塗るような感じで器の表面を滑らせるのがこ
つです刷毛には稲からもみをとった「みご」をつ
かいます
みごぼうきから適当に切り出してつかっています
最初は少しかたいので水につけたり、机に押し付
けたりして腰を柔らかくしなじませました。

鉄絵乳白釉コーヒーカップ

               70130

鉄絵
紅柄紅柄や鬼板などの鉄分の入った絵の具にて絵
を書きます。下絵付け。
乳白釉
乳白釉は状態で言うと乳濁、不透明な釉薬でも
マットとは違い表面がつるんとしています。
 

炭化  徳利うけざら

               70129

炭化
の方法にはほんとに様々あります。
一心陶房の場合は、炭を入れて、ほとんど密閉し
たさやにすやきしたものを中にいれ、窯に入れて
焼きます。
炭素を吸着して黒くなります。もっと炭化
が進むと銀とか金色になります。
備前のさんぎりに近いものがあります。

御本手湯呑

                70128

御本手
鉄分の入った土に 白い化粧度を掛け中性で焼成
しました。 
土の中からしみ出した微量の鉄分に反応しピンク
が出ます。
土の荒さ加減と釉薬の成分にもよるようです。
白化粧をしなくとも、灰釉などでも出ます。
灰釉薬で出ている場合は「かのこ」、鹿子斑とい
ったりするようです。

麦わらで湯呑

             70126

麦わらで
絵付けでたてに線を引いたものを「むぎわらで」
と呼んでいました。
瀬戸に居るころ、「トクサ」と言ってました。
トクサは、太さ1Bぐらいの竹のように節のある
くきの表面にたてに細かい筋があり、むかしは
やすりがわりに使ったと言うことです。
近所を散歩していて束になって生えているのを
発見して「これかあ」と感激しました。そうい
えば、むかし使っていた麦わらのストローにも
たて筋が入っていました。

ひだすき一輪差し

                   70125

緋襷  ひだすき
備前の友人に聞くところによると、「ひだすき」は
薪窯でなくともできるということでやってみました
緋色は,塩分やアルカリガスなどが土の中の微量の
鉄分に反応すると言う事でしがらきの古陶の小を
使用し、むしろの袋をほどいてグルグル巻き付け
ました。