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一 月 句 会(互選)(特・○○)は特選 (選者が今月一番の句と選んだもの) 5 百数へ又百数ふ初湯かな 横手 季 3 天守閣の瓦汚して初鴉 2 初日さす鳩の砦の屋根瓦 2 初句会常着なれども髪染めて 1 初雀木の葉のごとく舞ひ翔てり 1 欠け瓦練り込む土塀恵方道 1 闇破る野州太鼓や初詣 5 地球儀をぐるりと廻し初便り(特・逸走) 松原 利恵 2 初春の石段一気に登りをり 1 厳冬にこぞる力の鬼瓦 1 蒼天へ神鼓の響く初詣 1 冬耕を見守る里の鬼瓦(特・如水) 1 初日の出拝む心にまよいなし 1 思ふまま生きる幸せ初詣 4 糸切れて凧が逃げゆく瓦屋根 三浦 秀水 4 鬼瓦にらむ北斗の空冴ゆる 2 鬼瓦獣泰然と冬の寺 1 初詣軍鶏日溜で土を蹴る 1 鬼瓦石庭まぶし黄水仙 1 初旅や端切れの申の吊り飾り(特・季) 4 絵馬堂の鈴鳴りやまず初参り 坂井 翠波 2 初参り月へ神鈴響かせる 1 初茜梢に狂ふ懸かり凧 1 船橋に海猫(ごめ)の憩ひて初日燦 1 完成の天涯揺らす初参賀 1 雲切れて峰染め上げし初茜 4 この顔と残り何年初鏡(特・佐都子) 薄井 逸走 3 湯桶音響く広さの初湯殿(特・政子) 3 境内は一方通行初詣 2 初鏡父と似てきた面がまえ 1 福娘声を嗄らして初戎 1 初旅や真白き富士を下に見て 4 初戎小竹のおかめは肩で揺れ(特・柏泡) 杉山佐都子 2 初売りの笑顔良き娘に足の向き 2 初詣湧水百選喉潤ふ 2 拝殿に猿廻し見ゆ初詣 1 お賽銭頭上飛び交う初詣 4 母の語をたどたどなぞり初電話(特・上尾亭) 三浦 政子 2 枯柳お吉の町のなまこ壁(特・秀水) 1 幼児語で言わせているや初電話 1 島かげゆ沖ゆく船の初明り 1 初漁舟大海原に動かざる 3 初凪やかもめ群れゐ氷川丸 池田 京華 3 冬枯れや土塀瓦の一直線 3 署名する寄進瓦や初詣 2 書初めや半紙はみ出す正の文字 1 整然と婦警の声で初詣 2 瓦門小さき門松飾りあり 中村 如水 1 電話にて友と二人の初笑い 1 瑠璃瓦夕日に光る枯木なか 1 初夢はとうとう見ずに目覚けり 1 福寿草三三五五と寄りそいて 2 俺の字は雲のような字初日記 花岡上尾亭 2 空にある青の画廊や初松籟(特・翠波・京華) 1 初茜恋の記憶に火をつける(特・利恵) み ん な で 先 生 この顔と残り何年初鏡 薄井 逸走 ひたっと実感。云うべき言葉が見つからない(政子) 本当に実感です 自分のことの様で強く共感しました(佐都子) 鬼瓦にらむ北斗の空冴ゆる 三浦 秀水 鬼瓦北斗の星の空冴えて では(政子) 湯桶音響く広さの初湯殿 薄井 逸走 まだ誰も入っていない初湯の心地よさ、湯桶の音が良い(政子) 整然と婦警の声で初詣 池田 京華 女性のよく通る声での交通整理(政子) 闇破る野州太鼓や初詣 横手 季 土地柄の野太い響きが心地よい(政子) 境内は一方通行初詣 薄井 逸走 何げない表現ながらたしかに初詣の情景(政子) 初茜恋の記憶に火をつける 花岡上尾亭 茜色の恋に蘇る事大いに歓迎(利恵) 絵馬堂の鈴鳴りやまず初参り 坂井 翠波 お参りの人の数の多いこと解る句で佳いですね(利恵) 俺の字は雲のような字初日記 花岡上尾亭 雲のような字どんな字か 日記長続きして下さい(利恵) 母の語をたどたどなぞり初電話 三浦 政子 お孫さんからの電話 お母さんが傍でこまやかに教えている様子 円満な句(利恵) 地球儀をぐるりと廻し初便り 松原 利恵 外国でしょうか遠くの人に出す便りなのでしょう(季) 初夢はとうとう見ずに目覚けり 中村 如水 実感です(季) 初参り月へ神鈴響かせる 坂井 翠波 月に神鈴が清々しい(季) お賽銭頭上飛び交う初詣 杉山佐都子 大きな神社ではこのようなことがうかがえる(季) 船橋に海猫(ごめ)の憩ひて初日燦 坂井 翠波 千葉の水平線よりの初日は見事、だが海猫は鳶では?(季) 署名する寄進瓦や初詣 池田 京華 私は寄進しなかったが立寄った寺に寄進帳があり初詣に寄進は意義深い(季) 署名・・・名を記す では(逸走) 初旅や端切れの申の吊り飾り 三浦 秀水 子の健康を願っての申の吊し飾り端切れがよい(季) 初詣湧水百選喉閏ふ 杉山佐都子 確かに美味しい水でしょう(季) 思ふまま生きる幸せ初詣 松原 利恵 本当に幸せな方と感じました(佐都子) 冬耕を見守る里の鬼瓦 松原 利恵 寒々として良い(如水) 百数へ又百数ふ初湯かな 横手 季 お孫さんと初湯に入っているのかな(季) 十数へまた十数へ初湯かな では(逸走) 正月ならではのお風呂に入っている様子(京華) 枯柳お吉の町のなまこ壁 三浦 政子 開国の町下田と言えばお吉となまこ壁 更に季語に枯柳を持ってきたあたりが上手い(秀水) 冬枯れや土塀瓦の一直線 池田 京華 一直線が少々平凡です 波を打つ・・・なんてどう(秀水) 電話にて友と二人の初笑い 中村 如水 二人で電話は当たり前です ちょっと工夫してみては(秀水) 天守閣の瓦汚して初鴉 横手 季 白いお城に黒い鴉の取り合わせがおもしろい(秀水) 空にある青の画廊や初松籟 花岡上尾亭 とても度量の大きい句ですね(京華) |

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二 月 句 会(互選)(特・○○)は特選 (選者が今月一番の句と選んだもの) 5 早春の駅伝風に操られ(特・季) 杉山佐都子
2 早春の風の強さや野は遙か
2 早春や短く過ぎる受験子等
2 早春の回転ドアに映る顔(特・如水・逸走)
1 ほろ苦き早春の味朝餉宿
1 早春のみちのくの旅白き峰
1 早春の旅の駅弁旬の菜
3 早春の光の充つる岬道 坂井 翠波
3 ハイヒール軽き音して春浅し
2 早春の森一瞬の鳶の笛
2 春早し破れしままの売り家札
2 厨から早春賦の歌流れ来し
2 早春や水尾きらめける城址池
1 利根川に風きらめきて春早し
3 振り返る人も疎らや花馬酔木 中村 如水
2 早春の花舗の賑わい通りすぎ
2 日日蕾ふくらむ庭の花馬酔木
1 早春の友住む町を尋ねけり
1 花馬酔木隣の犬の大欠伸
1 春めきて旅への相談はじまりし
1 早春の朝はきびしき庭にたつ
6 春めくや座りたくなるベンチあり(特・政子) 薄井 逸走
5 春めくや笑顔を返す郵便夫
5 春めくや外階段の錆を蹴る
3 日溜まりと云ふ一処春浅し(特・佐都子)
2 早春の流れは音を秘めてゐし(特・柏泡)
1 たかが雨されどこの雨春の雨
4 早春や畑の青菜に嘴のあと(特・上尾亭) 三浦 政子
2 丈低き花舗のあせびの白と赤
2 刻まるる手の皺ふかき二月かな
1 早春の餌を待つ鵯の早や飛び来
1 枯芝の起伏の丘にころころん
3 早春の陽ざしは柔き昼下り 池田 京華
3 早春や土のふくらむ植木鉢(特・秀水)
2 口堅く閉ざしてをりし花馬酔木
1 早春や畑の大根しょぼくれて
1 早春や東京湾の海青し
2 春浅し母校の寮歌蘇へる(特・利恵) 三浦 秀水
2 覗き見る馬酔木の花や猫ひそむ
2 春浅し草ほつほつと縄手道(特・京華)
2 早春や土の匂ひと陽の匂
1 春浅し背鰭光らせ稚魚のむれ
2 早春や遠方の嶺まだ白し 松原 利恵
1 早春の風をまといて散策す
1 早春やそぞろ心に弦を持つ
1 早春の大気吸ひ込み合唱す
1 遠回りしたい気分や春浅し
3 去年の種そのまゝつけて馬酔木咲く 小山田柏泡
2 早春や今朝も小鳥に起こされし
1 木々いまだ目覚ぬ路地や馬酔木咲く
1 馬酔木咲くこの一山の木下かな
4 海光の鎌倉五山春早し(特・翠波) 横手 季
1 寺なべて階高しあしび咲く
1 ほつほつと微光に淡し紅馬酔木
み ん な で 先 生
海光の鎌倉五山春早し 横手 季
ごろがとてもいい(京華)
この季節にゆっくりと鎌倉歩きがしてみたい(政子)
春めくや笑顔を返す郵便夫 薄井 逸走
近頃の郵便屋さんも愛想よくなりました(京華)
ほのぼのとした暖かさを感じます(佐都子)
郵便夫にふと声をかけたくなる様な日和(政子)
早春や短く過ぎる受験子等 杉山佐都子
早春や短く過ぐる受験子等 では(京華)
表現に無理があると思います。せめて、早春の短く過ぎる・・でしょうが、受験子も季語です(逸走)
春浅し草ほつほつと縄手道 三浦 秀水
田舎の春らしい句(京華)
句の流れが良くないので
早春や草ほつほつと縄手道 では(逸走)
早春のみちのくの旅白き峰 杉山佐都子
まだ山には雪があり季語に適した白き嶺が佳いと思いいただきました(利恵)
去年の種そのまゝつけて馬酔木咲く 小山田柏泡
そうなんですか去年の種つけたまま、あまり目に付かないでふさふさ咲いているのにねー(利恵)
たかが雨されどこの雨春の雨 薄井 逸走
雨、雨、雨の強さが活きていると思います(佐都子)
口堅く閉ざしてをりし花馬酔木 池田 京華
二月では堅く閉ざしていると思います(佐都子)
日溜まりと云ふ一処春浅し 薄井 逸走
日溜まりで早春を感じます(佐都子)
振り返る人も疎らや花馬酔木 中村 如水
沢山の花穂を持ちながらでも返り見る人も少ない花(政子)
毎度言いますが、なぜ「人も」なのでしょう。「人の」ではいけないのでしょうか。なぜ「も」にするのでしょう。
「も」にすべき理由はないと思います(逸走) 春めくや座りたくなるベンチあり 薄井 逸走
寒さから少し解放されてこんな気持ちになるワ、私も(政子)
利根川に風きらめきて春早し 坂井 翠波
利根の土手散策さぞやと思う(政子)
早春の回転ドアに映る顔 中村 如水
どんな顔かなー やさしい顔かしら(如水)
早春に回転ドアを結びつけたのはあっぱれ(逸走)
木々いまだ目覚ぬ路地や馬酔木咲く 小山田柏泡
自然を素直に表現している(季)
早春の駅伝風に操られ 杉山佐都子
駅伝は風の向きが味方にもなり敵にもなり、風に操られか良い(季)
早春の流れは音を秘めてゐし 薄井 逸走
川の流れに何となく春を感じている作者(季)
早春や畑の青菜に嘴のあと 三浦 政子
鳥達も木の実や食物がなくなり畑の野菜をついばむ(季)
馬酔木咲くこの一山の木下かな 小山田柏泡
自然の馬酔木(季)
刻まるる手の皺ふかき二月かな 三浦 政子
冬の寒さ冷たさに堪えてきて皺も深まる(季)
早春や土の匂ひと陽の匂 三浦 秀水
整った句乍ら、表現に似たような句が多い(季)
日日蕾ふくらむ庭の花馬酔木 三浦 秀水
自然の経過がありよいと思ふ(季) 春早し破れしままの売り家札 坂井 翠波
冬の寒風にさらされた気配の経過がある(季)
早春や今朝も小鳥に起こされし 小山田柏泡
私も同じ経験をしているので(季)
小鳥は秋の季語です(逸走)
丈低き花舗のあせびの白と赤 三浦 政子
盆栽仕立ての馬酔木もまたよいものだが赤の馬酔木は大きくならない(柏泡)
早春の流れは音を秘めてゐし 薄井 逸走
早春の流れの音に含みを感じる。これからが本番だ(柏泡)
早春の花舗の賑わい通りすぎ 中村 如水
花屋の前の人だかり、通りすぎか、覗き見て過ぎるか、何れに
しても早春の風情である(柏泡)
通り過ぎる必要はない、
早春を集めて花舗の賑わへり では(逸走)
覗き見る馬酔木の花や猫ひそむ 三浦 秀水
木陰で小鳥でもねらっているのか(柏泡)
厨から早春賦の歌流れ来し 坂井 翠波
鼻歌が聞こえてきたのか(柏泡)
流れてくるのはラジオでしょうから、妻の鼻歌だとしたら表現が不十分。状況説明の工夫が必要と思います(逸走)
早春の光の充つる岬道 坂井 翠波
早春の陽の対象が面白い、野辺の陽、岬の陽など柔らかく一方は硬く感じる(柏泡)
早春の光溢るゝ岬道 では(逸走)
早春やそぞろ心に弦を持つ 松原 利恵
何の弦を持ったのでしょう。早春と弦とどんな関係があるのでしょう。弦でなく、弓とか、斧とか、鍬とか、の方がいゝのでは(逸走)
早春の風の強さや野は遙か 杉山佐都子
早春の風の強さよ野は遙か では(逸走)
ハイヒール軽き音して春浅し 坂井 翠波
ハイヒール軽き音させ春浅し では
時々言ってますが、主体がどこにあるのか分からない句です。ハイヒールの音を聞いていたのか、音をさせたのか、はっきりした方がいいと思います(逸走)
忍術で私は梅となりました 花岡上尾亭
上尾亭さんの句は、今月は人気がありませんでした。
奇を衒ったのでしょうか、よく分かりません。奇を衒ううにも限度があると思います。忍術と梅に何らの関係もありません。
季語が飛ぶ以前の問題です。 はきり言って、これは俳句ではありません。広告のキャッチコピーなら採用される可能性はあるとは思いますが・・・
忍術で花を咲かせる夢を見し・・・??(逸走)
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三 月 句 会(互選)(特・○○)は特選 (選者が今月一番の句と選んだもの) 2 木の芽吹く星とささやき交はすかな 横手 季
2 木の芽風子等に草の名教えつゝ
1 木の芽和母の笑顔の忘れまじ(特・利恵)
1 村守る小さき稲荷社木の芽吹く(特・京華)
1 気負ひなく生きて倖木の芽和
1 顔も胸も大きタレント牡丹の芽
1 春の色被りて老妻の顔なごむ
1 芽吹き山背に日蓮像湾凪ぎし(特・翠波)
7 春うらら床屋に顔を預けゐて(特・如水) 薄井 逸走
4 ものの芽や神に男と女あり
3 ものの芽や昨日と違う風のよう
3 ものの芽や乗客の無き縄電車(特・秀水)
2 ものの芽や遠慮はあらずけもの道(特・佐都子)
1 ものの芽や木の名を記す札のあり
1 ものの芽や新幹線と呼ぶ列車
3 ものの芽や音符のように出揃いし 杉山佐都子
3 ものの芽や児童四人の分校舎
3 ものの芽に日毎感動する散歩
2 もの芽どき新幹線の駅生れ
2 ものの芽や風を味方と受けて立ち
2 ものの芽の強さに孫の両こぶし(特・逸走)
1 古寺庭園ものの芽写る池しづか
3 どことなくもの芽かすかな野辺に佇つ 小山田柏泡
3 親の齢越えし彼岸や母の顔
3 雨霽れてものの芽色を深めけり
2 ものの芽に木洩れ日とどく木下かな
1 土もたげ土龍(もぐら)動きし物芽かな
1 長閑さや転た寝(うたたね)すれば母の顔
4 ものの芽のにわかに目立つ中洲かな 三浦 秀水
3 潮干狩親子そろって顔に砂
3 ものの芽や越の山路の幾曲り
3 ものの芽の群生ほのと色をもち
3 ものの芽に屈みて土のやわらかし 三浦 政子
3 きのうより今日くっきりともの芽立つ
2 ひとところひしめき合うて菖蒲の芽
1 老顔に赤ちりばめし春着かな
3 会釈して過ぎる遍路の日焼顔(特・季) 松原 利恵
3 ものの芽のほぐるる屋敷風通る(特・柏泡)
2 本降りにものの芽凛とうるおいし
1 黒土をりりしく割って名草の芽
2 庭の薔薇枝引き寄せて芽吹き見し 坂井 翠波
2 顔馴染揃ひて花見の宴盛る
2 碧空を萌黄に染めて柳の芽
1 蒼天や城址の森の芽吹きをり
2 卒業す少年の顔凛々しかり 中村 如水
2 物の芽や此処中仙道の一里塚
1 初蝶をみし幼女の笑顔あいらしや
1 ものの芽や身辺整理はじめたり
3 口ぽかん埴輪の顔や春をよぶ(特・上尾亭) 池田 京華
2 草野球真顔のおやじ山笑ふ(特・政子)
み ん な で 先 生
春うらら床屋に顔を預けゐて 薄井 逸走
季語がいかされていてのどかな様子が良い(政子)
定年後の男性の姿を想像する(京華)
顔を預けゐて、がよい(如水)
気持ちよく睡魔に落ちて行きそう(佐都子)
春うららとなると外の景色となるが、床屋に顔を預けて長閑さを感じる(季)
口ぽかん埴輪の顔や春をよぶ 池田 京華
なぞめいた顔なれどどこか暖かい埴輪との取り合わせが良い(政子)
木の芽吹く星とささやき交はすかな 横手 季
木の芽時何となく夜空を見上げる開放感(政子)
草野球真顔のおやじ山笑ふ 池田 京華
顔といふ題が素直にとけ込んでいる(政子)
村守る小さき稲荷社木の芽吹く 横手 季
素直さが良い(京華)
ものの芽の強さに孫の両こぶし 杉山佐都子
孫の両こぶしがきいていますね(利恵)
ものの芽の強さよ孫の両こぶし では(逸走)
顔馴染揃ひて花見の宴盛る 坂井 翠波
あたりまえの事ながら何となくその気になれる句(利恵)
ものの芽や乗客の無き縄電車 薄井 逸走
子供の電車遊びの様子が目に浮かぶ(佐都子)
幼児と大地の躍動を上手にとらえている句(秀水)
ものの芽や乗客の無い縄電車 と「無い」とした方が柔らかくなりそうです(本人)
ものの芽や遠慮はあらずけもの道 薄井 逸走
けもの道を走り回る情景が想像でき、遠慮の発想が活きていると思います(佐都子)
初蝶をみし幼女の笑顔あいらしや 中村 如水
初蝶を見し、では大分字余り。初蝶や、でよいと思う(季)
会釈して過ぎる遍路の日焼顔 松原 利恵
日焼顔で幾寺もめぐってきたのがわかる(季)
顔が兼題ですから季重ねもやむなしと思う(秀水)
遍路を日焼け顔にするには無理があると思います(逸走)
ものの芽や昨日と違う風のよう 薄井 逸走
ものの芽の育ちの早さを感じる(季)
昨日と違う今朝の風 とかでは(柏泡)
ものの芽や音符のように出揃いし 杉山佐都子
まさに音符とたとえたのが良い(季)
ひとところひしめき合うて菖蒲の芽 三浦 政子
ひしめき合うて、になる程とおもう(季)
ものの芽に日毎感動する散歩 杉山佐都子
木の芽の日毎青めるのに私も感動(季)
もの芽の日毎膨らむ散歩道 では(逸走)
潮干狩親子そろって顔に砂 三浦 秀水
ほほえましい(季)
芽吹き山背に日蓮像湾凪ぎし 横手 季
海に向かって立つ聖人のお姿が目に浮かぶ佳句である(翠波)
芽吹、山、背に、日蓮像、湾、凪ぎ、材料盛りだくさんでどこに中心があるのかよく分かりません。
そして、いつも言うことですが、作者の位置が見えません(逸走) 雨霽れてものの芽色を深めけり 小山田柏泡
雨のあがったあとの木の緑を増した様子が表現されている(翠波)
ものの芽や風を味方と受けて立ち 杉山佐都子
なぜ「受け手立ち」なのでしょう?
ものの芽や風を味方とする日和 では(逸走)
古寺庭園ものの芽写る池しづか 杉山佐都子
ものの芽は特定したものの芽でない範囲は広いと思うので、芽が写るでなく、ものの芽や古寺庭園の池澄めり では(柏泡)
ものの芽のほぐるる屋敷風通る 松原 利恵
ほぐるる屋敷風通る 春の芽立つ息吹を感じる(柏泡)
風通る を何とかしたい(逸走)
物の芽や此処中仙道の一里塚 中村 如水
物の芽やここ中仙道の一里塚 では(柏泡)
ものの芽や身辺整理はじめたり 中村 如水
身辺整理は喜寿のこの身にあてはめての思いも(柏泡)
本降りにものの芽凛とうるおいし 松原 利恵
凛と が気になる(柏泡)
ものの芽のにわかに目立つ中洲かな 三浦 秀水
にわかにはどうか。「いつしか目立つ」はどうですか(柏泡)
ものの芽や木の名を記す札のあり 薄井 逸走
ものの芽の木の名を記す札を見し かなぁ(本人)
庭の薔薇枝引き寄せて芽吹き見し 坂井 翠波
薔薇の枝を引き寄せるのかしら、と思ってしまいました(逸走)
卒業す少年の顔凛々しかり 中村 如水
類句が多数あるように思います(逸走)
赤い口独活を咥えてワルツかな 花岡上尾亭
「今年いっぱいは選ばれない句を作る」と仰いますが、それでは例会で投句をする意味がないと思います。
不特定多数が投句する新聞や雑誌なら我が意を通すのもいゝと思いますが、少人数の句会にはそれなりの基調があると思います(逸走) |