大泊気象観測所



建築名称 樺太庁観測所大泊本所
所在地(旧住所) 大泊山下町
構造概要 木造平家建、後に鉄筋コンクリート像の観測室を増築
竣工年 明治40(1907)年12月
設計者 樺太庁第一部臨時建築課(推定)
施工者 伊藤亀太郎(推定)
消失年 不詳
備考



 この観測所は、領有直後の明治38(1905)年10月10日に、中央気象台臨時観測所官制に基づき、第10区臨時観測所として開設したのが端緒である。この場所にはロシア領時代にも観測所が設けられていた。これが明治40(1907)年に樺太庁に移管し、樺太庁観測所となった。木造平家建でスティックスタイルを採用し、初期公共建築の様式をよく踏襲している。いくつかのドーマー窓を配し、棟上に観測代が設けてある。
 その後、大正10(1921)年から昭和5(1930)年にかけて合計4回の増改築工事を行い、機械室や地震計側室(震計室)などを設け、上の写真のような形となった。3階建の増築部分には鉄筋コンクリート造が採用されていたが、平家建の本棟部分には大きな変更は加えられていないようだ。