大泊支庁



建築名称 大泊支庁
所在地(旧住所) 大泊楠渓町
構造概要 (旧)木造平家建 (ロシア式家屋を改造したもの)
(新)木造モルタル2階建
竣工年 (旧)明治41(1908)年
(新)昭和10(1935)年
設計者 樺太庁土木課建築係(推定)
施工者 不詳
消失年 不詳
備考



 大泊支庁は、明治41(1908)年に移転した樺太庁の庁舎を転用したもので、その前は樺太民政署が利用していた庁舎である。領有直後に、焼失した日本領事館付近のロシア式家屋を改造して民政署庁舎としたもので、明治40(1907)年4月の樺太庁設置時にはここに樺太庁が置かれた。翌年8月に樺太庁は豊原に移転したため、大泊出張所となり、まもなく大泊支庁となった。
 写真は、領有直後の民政署付近を写したものである。
 しかしながら、支庁の機能が拡大するにつれて庁舎の面積不足が深刻になり、昭和10(1935)年前後に写真のような木造モルタル塗の庁舎が新築されることになった。しかしながら、少し前に建てられた大泊警察署や町役場、あるいは建設時期が重なる樺太庁博物館などに比べて、簡素で安普請な印象は否めない。