豊原市
現ユジノ‐サハリンスク市
樺太庁の所在地である豊原市は、南サハリンにおける中心都市で、1936(昭和11)年には唯一市制が布かれていた。鈴谷平野の中央に位置し、方60間グリッドによる計画都市であった。ロシア時代はウラジミロフカと呼ばれる小規模な集落にすぎなかったが、日本統治期に急速な発達を見せ、昭和元年において戸数4,579戸、人口21,103人の市街地に成長していた
。王子製紙の工場をはじめ乾溜工場や精糖工場など工業施設も多数建設されていた。