骨粗鬆症 骨塩量が少なくなる病気

男性より女性に多いのが特徴

骨粗鬆症の人の骨は正常な骨に比べて、大きさや容積は同じでも、内部に軽石のように細かい空洞ができて骨実質量が少なくなっています。

 

腰や背中が縮んだり、曲がったり、ちょっとしたことで骨折して、治りにくくなります。

 

一般には骨の老化減少としって起こる場合が多いのです。

 

閉経後の女性に多く、女性は男性の約5倍にもなっています。

 

妊娠や授乳によって、多量のカルシウムが消費され、骨からカルシウムを溶け出せない役目の女性ホルモンが減少するためと考えられています。

 

骨や歯

体のカルシウムは、99%が骨や歯にあります。

 

残りの1%のカルシウムは、血液や筋肉、体液中に存在し、カルシウムは重要な生理機能を維持しています。

 

カルシウムは心臓や脳の働きを助けます。

 

ホルモン分泌や血液の凝固を調節する働きのほかに、神経を鎮める、ストレス抑制にも役立っています。

 

骨を形成して体を支えています。骨も他の組織と同じように生きています。

 

壊され、新しく作られる新陳代謝をしています。

 

血清中カルシウム濃度は、常に一定に維持されるよう調節されています。

 

カルシウムは重要な生命現象に関わっています。

 

食事からのカルシウム補給が不足すると、骨のカルシウムを溶かして、一定の濃度を保つように働きます。

 

食事からのカルシウムが不足したり、腸管からのカルシウム吸収が阻害され必要量が補われない状態が続くと、骨はスがは入ったようにスカスカになります。

私たちに必要なカルシウム

骨粗鬆症の予防には、適度な運動とカルシウム、ビタミンDの十分な摂取だ必要です。

 

成人男性で、必要なカルシウムは1日600mgといわれています。

 

国民栄養調査でもカルシウム不足が目立ち、日本人のカルシウム充足率は約85%と、カルシウムが栄養素の中で、最も不足しています。

 

骨粗鬆症は、良質のカルシウムを十分に摂ることである程度進行が抑制されます。

 

骨粗鬆症だけでなく、カルシウムの不足は色々な生体機能に障害をもたらします。

 

カルシウムの吸収を促進する物質

カルシウムは色々な食品に含まれています。

 

食べたときの吸収率は、必ずしも高くはありません。

 

骨ごと食べられる小魚でもカルシウムの吸収率は、10〜35%程度にすぎません。

 

吸収率をよくするのは、CPP=カゼインホスフォペプチドという物質です。

 

CPPはカルシウムだけでなく、鉄などのミネラルの吸収促進の機能を持っています。

生命の維持に必要なカルシウム

骨は人間の体の形を作っているだけでなく、生命の維持に必要なカルシウムの貯蔵庫であることや、常に新しく生まれ変わっていることは、余り知られていないのではないのでしょうか。

 

成人で全重量約9キロといわれる200余個の骨で支えています。

 

1本1本の骨の造りは、コラーゲンと呼ばれるたんぱく質、ミネラルと総称されるカルシウム、リン、マグネシウムなどからできています。

 

カルシウムは骨の成分の約30%も占めています。

 

骨は、人体の骨格としての役割だけでなく、人体を構成している60兆個もの細胞をコントロールするカルシウムの貯蔵庫でもあります。

カルシウムは命の炎

人類は、太古の昔、カルシウムの豊富な海から陸上へと生活の場を変えました。

 

人類を含め、海と決別した脊柱動物にとって、骨は体内に作り出したカルシウムの海です

 

カルシウムは命の炎と呼ばれ、生命維持に大切な元素のひとつで、筋肉や神経をもコントロールしています。

 

蓄えられている骨の中のカルシウム量と、血液を介して種々の細胞に使用されるカルシウム量とのバランスは常に一定に保たれています。

 

カルシウムが骨から異常に溶け出し、体内のカルシウム量が増大してバランスが崩れると人体にさまざまな悪影響が出てきます。

 

体内であふれたカルシウムは本来あってはならない脳、血管などの組織や細胞の中に入り込みます。

 

動脈硬化、心筋梗塞、痴呆症=認知症を引き起こすことになります。

 

年齢と共に老いていく現象は、体内から失われたカルシウムを補うために、骨から多量にカルシウムが溶け出した結果、本来なくてはならない所のカルシウムが減り、あってはならない所にカルシウムが溜まっていくことといえます。

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