安全でおいしい卵が欲しかったら鶏を飼いましょう。
でも、どうやって?
普通の住宅街で鶏を飼ったことのない人が飼い始める場合(私の場合でした)のいくつかのポイントを紹介します。


みんなが意外と知らない鶏の基本知識 (1)鶏はメスだけでも卵を毎日産む (2)鶏はメスだけだったら「コケコッコーー!」と早朝から騒ぐことはない (3)鶏の糞は乾燥しやすくほとんどにおわない (4)鶏は寒さにも暑さにも強い(ずっと外で大丈夫) 簡単に飼える動物です。

(1)鶏を飼うメリット

(1)鶏を飼うメリット  まず、メリットは、
  • 1.  当然、卵がうまい。新しいだけでなく、条件が良くなるのでうまいのです。 商業的養鶏では、狭いところで運動不足。庭で飼ったらうろうろします。

  • 2. 鶏本体が安全。養鶏場では病気予防(密集して飼うので病気になりやすい)に通常、抗生物質を与えます。それは卵にも残留してくるでしょう。おうちなら大丈夫。

  • 3. 餌も選べる。ほとんどの日本の鶏の卵は 配合飼料 といって全農が売っているものか、それに近い構成成分になっています。中には トウモロコシ、魚粉、大豆などのほか、フェザーミールなどという聞いたこともないものも入っています。 トウモロコシ・大豆---当然、全部輸入物。運んでくるときには たっぷり 薫蒸(殺虫剤で処理すること)してあります。 魚粉---いわしなどの値段の安い魚。中国やタイなどからの輸入が多いのですが、これまた防腐剤処理がしてあるのは言うまでもありません。 フェザーミール---鶏の羽を細かくしたもの。食肉用にした鶏の死体の羽などを乾燥して粉砕してまた鶏に与えます。
    配合飼料は 鶏が一番たくさん卵を産むように、最も安い材料でできた傑作です。しかし、自分の家で食べるためには、経営効率の追求はいりません。残飯や米糠、なめくじやダンゴムシばかり食べていると、ときどき卵を産むペースが落ちることはあります。

  • 4. 残飯が無駄にならない。これが非常に気に入っているのですが、鶏は何でも食べます。例えば子供がこぼしたご飯、古くなったお菓子、みそ汁のだしに使った昆布、古くなったそうめん、無駄にならないのは嬉しいです。

  • 5. 雑草が無駄にならない。大体いつの季節にでも鶏が好んで食べる雑草があります。例えば冬だったらイネ科の雑草(名前知らない...)やタンポポ、アザミなど、また畑のキャベツの外側の葉など細かく切ってやるか、束ねて鶏のスペースに投げ込んでやると、ひつこくつついて食べています。サラダとしては食べられない雑草も鶏が食べて、そのなかの脂溶性ビタミンは卵に入って出てきます。

  • 5. 

    (2)飼い方マニュアル

  • 1. どこで鶏を買ってくるのか?
    ペットショップなんかでチャボとか売ってますね。しかしこれらは驚くほど高い!種鶏場とか養鶏場という項目でタウンページでしらべましょう。そこに電話をして雌鳥を2-3羽分けてもらえるか?と聞く、もしそこで売っていなければどこで買ったらいいか?果敢に聞いてみましょう。
    私は最初は近所の渡辺さんにお願いして一緒に買ってきてもらいました。2回目は徳島の実家の近くで買いました。
    鶏は卵からかえって6カ月ぐらいで産卵をはじめます。3カ月ぐらいで買うと1羽500円ぐらい、6カ月だと2500円ぐらいです。小さいときから飼うとかわいさもひとしおでしょうが、現実的な私はいつも6カ月のひなを買っています。 
  • 2. どんな小屋で飼うか?
    これも悩むところでしょう。初めは私は小さな温室のフレームを金網で囲って小屋にして飼っていました。 近所にたくさん居る野良猫や、我が家の2匹のネコにやられては大変、と厳重にしていたのです。しかし、何度か鶏が脱走し、2-3日外で暮らしても元気だった、という経験から、小屋は止めました。ただ私の家では犬を飼っており庭に放し飼いにしているのであまり野良猫が入ってこないから今のままでも大丈夫なのかもしれません。知人の土井Drは畑で鶏を飼っていますが、かなりしっかりした鶏小屋でもまれにイタチが入り込んで全滅することがある、と話しておられました。ちなみに日本の鶏の99%は身動きできないような狭いおりの中で飼われています。1m四方の広さで2-3羽だったら十分でしょう。また、かぶせる網のようなものを作って畑の中を順番に移動させてゆけば土は肥えるし草はなくなるで一石二鶏でしょう。

     今では庭のフェンスの一部と桃の木などをロープで結んで、それを骨格として防虫ネット(畑用、3mx3mで数百円の華奢なナイロンネット)でおおっただけの簡素な鶏スペースをつくりそこで飼っています。その一部に雨よけの屋根のついた部分をつくりエサを箱を置き、もうひとつ門の横に屋根を板でつけて卵を産む場所にしています。これらはただ地面に杭を打って板を載せただけなので強い風が吹くと落ちたりします(釘ぐらいうったれよ...)。卵を産むところは枯れ草を盛り上げて作っています。最近止まり木を作ってあげました。それまでは地面で寝ていました。首をねじ曲げて脇の下につっこんでラグビーボールみたいな形になった寝姿がかわいいです。
  • 3. エサについて
     上にも書いたように配合飼料は危険がいっぱい。しかし、残飯だけだと餌が切れてしまうこともあります。私の所では八尾飼料さんからポストハーベストフリーコーン(薫蒸処理をしていないトウモロコシ)、防腐剤を使用していない魚粉など材料にこだわった飼料を購入しています。20kgで1300円です(はっきりいって安いですよね)。大阪八尾市にある会社なのですが、近所に配達があるときなどに一緒に配達してもらっています。とても良心的なところで頼りにしています。

     まずタウンページで飼料などの項目を見て「エサの小口販売してもらえますか?薫蒸処理をしていないコーンの飼料扱ってますか?」など尋ねてみる。この段階での応対でいい会社かどうかは分かるはずです。鶏は1羽で1日に150-180gほど食べます。家族のためなら2-3羽で十分ですので、3羽なら一ヶ月で15kgほど必要になります。少量販売は会社にあまり利益にならないでしょう。しかし安全な飼料をわざわざつくっているような所ならちゃんと応対してくれるはずです。「近所の農協でかってください!」と言われたらあきらめて次の会社に当たりましょう。
     私は試してないですが、自然食品の店などで「安全な飼料を使用しています...」のような記載のある養鶏場が出ていますね。そこに電話をして事情を話し、エサをどこで買っているのか、尋ねることも可能でしょう。  どうしても飼料が手に入らなかったら、配合飼料を近所の農協で買う、か、残飯で育てることになりますね。卵を売って生活しているわけじゃなし、1日1個産まなくてもよしとしましょう。お豆腐屋さんがあればおからをもらって冷蔵庫などにストックしておいてやってもいいですね。おからと雑草だけでも結構よく産むと思います。

  • 4. 鶏が病気になったら
    鶏は病気になりません(うそ)。ときに体調が悪くなってじっとしていることもありますが、たいてい放って置くと治ります。仲間同士でよくいじめがあり弱いやつは胸の羽毛を抜かれたりしています、がおおむねhappyそうです。足の骨がナゼか折れたこともありましたがしばらくしたら元気に走るようになりました。安直に獣医に行ったりするのは私は反対です。

  • 5. 卵を産まなくなったら
    2-3年すると産卵率が下がってくるそうです。商業養鶏では「少ないエサで最大に卵を産ませる」ことが目的ですから、1年半-2年で入れ替える(つまり鶏を殺して新しいのを飼う)のです。しかし家庭養鶏では効率を求める必要もないのですから、すぐ殺さずとも...まだ私の所では飼いだして2年ですので最初のときの鶏もほぼ毎日卵を産んでいます。産まなくなったらどうするかは思案中です。保育園にあげる?(いらんわなー)。ちなみに近所の鶏肉屋さんでさばいてもらうことは難しいです。食品衛生法上、一定の基準を満たす養鶏場で育てられた鶏しか食肉として販売することは許されていません。またお店で基準を満たしていない鶏を処理することも許されていないそうです(これは聞いた話です)。ちなみに土井Drは鶏も鴨も自分でさばいていて、畑に羽毛が散っているときがあります。僕にできるかなー...

  • 6. 旅行の時どうする
    私は実家は徳島です。たいていは車で帰るのですがミカン箱ぐらいの大きさの箱に入れて持って帰っています。鶏は箱に入れるとおとなしくなります。4-5時間なら水もエサもなくても大丈夫でしょう。三日ぐらいならエサをてんこ盛りにしておけば大丈夫でしょう。ちょっと問題になるのが水で、彼女らはどこでもフンをするので水が汚染されて飲めなくなることがあります。これをさけるために水入れ(うちではどんぶりです)の上に小さな屋根をつけて、首はつっこめるけどその上に立ってうんちはできない、ようにしてからは水はきれいに保てるようになりました。
     今年のお正月は近所の渡辺さんにお世話をお願いしました。うちの場合、ネコが居て、ネコは車で移動がかなり苦手なため置いていきます。このエサやりの方が問題で、渡辺さん初め皆さんにお願いしてやっていただいています(みなさんありがとう!)

  • 7. この先は準備中です(まだ何があるというのか?それは鶏に聞いてくれ!)

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