- 篠の音 - 篠笛の音色を聞く
竹の横笛「篠笛」(しのぶえ)の音色の特徴を簡単にご説明いたしましょう。
「大甲(だいかん)」:最高音域です。甲高く鋭い音色で、遠くまで響く祭囃子・神楽の印象。
「甲音(かんおん)」:中音域です。非常に澄んでいて美しい音色です。篠笛の最大の魅力だと思います。
「呂音(りょおん)」:低音域です。暖かく柔らかい、竹らしい音色です。最低音は「筒音(つつね)」と呼ばれます。
「とにかく、今すぐ聞いてみたい!」というセッカチな方のために、私自身が吹いたものを録音してみました。
機材が安物なので音質は良くありませんが、ご参考になれば幸いです。
をクリックするとMP3で音楽が再生されます。
うまく聞けない方は、右クリックして「対象をファイルに保存」
してからお聞きください。
まずは、篠笛の代表的な長さのひとつ「八本調子」で、
高音から最低音までの音色をお聞きください。
(トップページに載せてあるものと同じです)
篠笛(八本調子)の演奏例 (MP3/385KB/24秒)
上のものは聞きやすいようにエコー効果をかけてあります。
生音だと、こんな感じです。
篠笛(八本調子)の演奏例(生音) (MP3/373KB/23秒)
さて、トップページの写真には長短いろいろな篠笛が写っていましたね。
笛は長いほうが、基本の音程が低くなります。
たとえば、上の演奏例より長い「三本調子」の篠笛で吹くと、こうなります。
篠笛(三本調子)の演奏例 (MP3/307KB/19秒)
上の「八本調子」よりも音程が5半音低くなっています。
長い笛や短い笛、たくさんの種類があるのは、合奏するときに唄の人の
声の高さに
調子をあわせるのに便利だからです。
また、祭囃子・神楽・民謡では、地方によって笛の長さなどが異なるため、
「笛の音」といっても、地方によってかなり印象が違いますよ。
そして実際の曲を2曲。
童謡「浜辺の歌」、日本情緒あふれる名曲です。
(「どんな曲が吹けますか?」に載せてあるものと同じです)
先日TVで「二十四の瞳」を見ていたら、
奉公に出されて寂しい思いをしている教え子のために、彼女が好きなこの曲を歌うシーンが出てきました。
「先生、『浜辺の歌』歌ぅて。ウチ、あれがいっちゃん好きヤ」
「浜辺の歌」:篠笛八本調子
(MP3/965KB/1分1秒)
楽譜はこちらです
最後は古典の一分野「長唄」から、「越後獅子」という
にぎやかな曲の一部をご紹介します。
越後から来た旅芸人が
獅子舞を披露して回る部分です。
長唄「越後獅子」:一部(角兵衛〜)
篠笛六本調子(MP3/509KB/32秒)
楽譜はこちらです
この録音は篠笛だけですが、本来の「長唄」では唄、三味線、笛、小鼓、大鼓、太鼓で、 たいへんにぎやかな演奏がなされます。
「作曲」のページにも、
他の演奏例(MP3)がございます。
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